2361話 俺も頑張るぞ!
アクセスありがとうございます。
刃物の事を考えた後は、特に何も考えずにボーっと景色を眺めていた。
どれくらい時間が経ったか分からないが、ずっと景色を見ていてふと思った。
キャンプでもするか?
日本の景色を見ながらなら、時間が潰せるのではないだろうか?
そんなことを思ったのだ。
移動ならゲートで出来るし、前に作ったキャンプ場もいくつかあるし、追加で作ってもいいし、運動のようなことは許可が出ないだろうけど、森林浴をするくらいは何も言われないよな。
思い立ったら、無性にキャンプがしたくなったので、シルキーたちに許可をもらいに行こう。シルキーたちが問題ないと判断すれば、妻たちも許可を出してくれるだろうしな。
一応ドワーフたちに声をかけてから、シルキーたちの元へ向かった。
「キャンプですね。それなら問題ありませんよ。夕食の事もありますので、時間になる前にご主人様の所へ向かって準備しますので、ある程度広さがある場所を確保しておいてください」
だってさ。妻たちも子どもたちも来ることになるので、狭い場所だとみんなで集まれないということらしい。焼肉の予定だったけど、バーベキューに変わるだけだから、大した手間じゃないよな……
ってか、焼肉とバーベキューって何が違うんだ?
気になってしまったので移動前に調べてみることにした。
それで分かった事は、日本風のバーベキューと焼肉にはあまり大差がなかったことだ。
欧米風のバーベキューは焼き終わった状態から食事が始まるのに対し、日本風のバーベキューは焼きながらコミュニケーションを取ったりする物らしい。
焼き肉は、焼き立てのお肉を食べるというものらしい。
日本風のバーベキューも焼肉も、焼くと食べるが同時進行するから、大きな違いはないのかもしれない。うちでは、家の中やウッドデッキまでは焼肉、バーベキューは完全に外って感じでわけてるな。
食べている食材も一緒だけど、少しだけ切り方などに違いがあるそうだ。
欧米風のバーベキューは、子牛などを時間をかけて焼いたりして、焼き終わった物をみんなで食べるそうだ。日本みたいに、同時進行ではないとの事。
うん、きちんと決まっているわけではないみたいなので、うちでは今まで通り、靴を履かなくてもいい家の中で食べる時は焼肉、下履きをはいて外で食べる時はバーベキューということにしよう。
あっ、どうせキャンプなんだから、俺も何か作りたいけどなんか作っていいか、シルキーたちに聞いてみたら、何を作るか決めたら食材を準備するので、決めてから移動してくださいって言われちゃった。
何を作るか考えよう。
キャンプ飯って言うと、ガッツリ肉のイメージがあるから、ローストポークなんかどうだろうか?
自分が思い付いて食べたくなったものを言ってみることにした。問題なく食材も準備してくれたが……庁が多くないか? 肉だけで5キログラムはある。それにジャガイモやニンジン、サツマイモなどの根菜類が山盛り準備された。
人数分と考えれば、これ位つくる必要があるってことか……
ついでにローストビーフも作ってほしいと言われたので快諾しておいた。
ローストビーフは、牛肉単体で作ってほしいようで、脂身の少ない赤みの部分を渡された。
景色を見てボーっとしようと思ったが、料理するのも悪くないか。仕事を取らないでくれと言われるから、料理を作ることが減ったが、日本にいた時には自分で作ることもあったんだよな。
手の込んだものはあまり作ってなかったけど、レシピがあれば一通り作れるくらいに料理は出来た……というか、レシピがあれば作れない方がおかしいんだけどな。世の中には料理ができないのにアレンジしようとして失敗する人が多いんだってな。
他には、味覚の問題で美味しく作れないとかいう人もいるらしいけど、それはまた別の話だよな。
渡された食材を持って、キャンプのできるマイワールドへ移動する。あ、妻たちにも一応連絡しておこう。いったん戻って、みんなにチャットを送っておいた。これでやることが終わったらこっちに集まってくるだろう。
改めてキャンプ場へ戻り、どうするか考える。
テントは後でも建てられるから、先に下ごしらえをしておくべきかな。お肉を休ませる時間も考えると、早めに準備しておいた方が良さそうだしな。
焼き時間は30分くらいで、その後にお肉を休ませて火を通すらしいのだが、今回は弱火でじっくりと焼き上げるつもりなので、もっと時間がかかるだろう。野菜も一緒に入れるので、蒸し焼きみたいな形にもなりそうだな。
下ごしらえと言っても、野菜を1口大に切るだけで終わりだ。皮も向かずに一緒に切ってしまう。
量が量だったので、皮をむかずに1口大に切るだけでも、結構な時間がかかってしまったな。
土魔法でダッチオーブン用に竈を大量に用意する。2~3個ならそのままダッチオーブンで焼けばいいのだが、何十個となるとまとめて焼いた方が効率的なので、大きな鉄板を使える竈も作成する。
大きな竈で、ダッチオーブン用の炭も一緒に作れるので、ちょうどいいかもしれないな。
大きな竈に火を入れ、鉄板で豚と牛の塊を焼く準備をする。
何で焼くのかは言わなくても分かると思うが、まずは全体に焼き目をつけるためだ。これをすることで、中に肉汁を多く閉じ込められるそうだ。全体を焼き目をつけた後に、ダッチオーブンへ入れて個々に焼いていく予定だ。
大きな鉄板でも1度では焼ききれなかったので、2度に分けて焼いたお肉たちを準備したダッチオーブン兵れていく。
ローストポークの方には、根菜たちも入れて一緒に火を入れていく。
ゆっくりと火を通すので、炭の量も少なくしており、蓋の上に乗せる炭も少なくしている。
どのくらいの温度になるか分からないので、途中でお肉の温度をはかるための道具も準備して、どんどん火にかけていく。ローストビーフは野菜無しでお肉だけなので、ダッチオーブンに入れるだけですぐに終わった。
ローストビーフは、何で作るように言われたんだろうか? 夕食に一緒に食べるには、インパクトが足りない気もするんだけどな。
熱々のお肉に美味しくても少し温めのお肉は……相手にならない気がするんだよな。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
ブクマや評価をしていただけると幸いです。
これからもよろしくお願いします。




