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ダンマス(異端者)  作者: AN@RCHY


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2357話 シュウの思考の渦Part2

アクセスありがとうございます。

 日本人は特に異国の文化を受け入れる多様性が広いと言われているらしい。中途半端な知識で取り入れているため、発祥の地の人間などには奇妙に見られることが多いのだとか。


 パッと思いつくもので言えば、ハロウィンやクリスマスだろう。


 ハロウィンの発祥は、古代アイルランドに住んでいたケルト人が発祥と言われている。それがアメリカで民間行事となり、それが日本に伝わってきているため、今では宗教的な意味合いはほとんどない。


 ニュアンスだけで言えば、ハロウィンは日本でいう所のお盆と同じである。死者の霊が家族を訪ねてくると信じられており、お盆も同じような成り立ちだ。


 クリスマスは、日本では家族や恋人、親しい仲間と共に過ごすといった、独自の文化を築いているが、本来クリスマス、12月24日はイエス・キリストの降誕を記念する祭りである。


 こんな風に、本来とは全く違う意味合いで行われている、異文化のお祭りなどはほとんどないと思われる。その点で言えば、小さな島国なのに、地域によって独自のお祭りがあったりするが、知名度が恐ろしく低いモノも多かったりする。


 また余計なことを考えていたが、国が違えば文化も違う。同じ国でも地域が違えば、知らないことも多いということだ。


 同じ国の事より、他国のお祭りが有名になることは、多々あるということだな。


 大きく報道されるようなお祭りは、認知度が高いかもしれないが、その地域では有名でも、全国的に報道されなければ、意外と知らないことも多い。


 花火大会なんかは、顕著だった気がする。地域ではかなり大きな花火として有名だったとしても、ローカルであまり他では知られていない花火大会とかがあったっけな。人が多く集まる都会では、話のタネになることもあったっけな?


 地域によっては、認識している三大花火大会が違ったりして、地方からの転校生が来ると面白かった気がする。ウィキペディア先生によると、三大花火大会は「秋田県大仙市」「茨城県土浦市」「新潟県長岡市」行われるものが一般的らしい。


 花火の規模とすれば、一夜で2万発前後だそうだが、他の花火大会で2万発を倍以上超える4万とかもざらにあったそうだ。


 まぁ、年によっても違うし、昔の方が玉数が多かったという話も聞く。その4万も10年以上前の話なので、今ではそこまで数を打ち上げていないのかもしれない。他にも、玉の大きさだったりが違うので、一概には言えないが一般の認識としては、数が多い方が規模が大きく感じられるというもんだよな。


 小さな花火をたくさん……と言っても、5号クラス(直径が14.2センチメートル)を沢山あげるのと、3尺玉(88.5センチメートル)をいくつか入れて、数が少なくなるとでは、印象が全く違う。


 大きさにもよるだろうが、3尺玉となると高度600メートルにまで達し、花火の直径は550メートルにも及ぶ。それに対して5号は、高度190メートルで花火の直径が170メートルなのだそうだ。


 そう聞くと大したことが無い様に思えるが、5号でも十分に大きいものだ。


 5号玉でも、例えば東京ドーム内の中心で爆発したとすれば、観客席に火花が簡単に届くのだ。そう考えれば、5号玉が小さいのではなく、3尺玉が大きすぎるということだな。


 ただ、大きな花火が一輪咲いて、その後に来る体を揺さぶるような爆発音は、印象として感じるものが違うだろうな。


 花火で何が言いたかったと言えば、数や大きさだけが三大花火を決める物差しではないということだな。


 白ソーセージから、脱線に脱線を重ねたが、久しぶりに日本の事をまともに考えた気がする。


 白ソーセージの制作過程は……まぁ、ソーセージに似ているが、使っているモノが違うってだけなのかな? 細かいことまでは分からないが、同じような過程で作っている。


 イメージとすれば、赤みが薄い気がしたな。俺が作った事のあるソーセージの混ぜる前は、もっと赤かった気がするけど、これは本当に白っぽく見えた。


 普通のソーセージの時はあまり気にしていなかったのだが、茹でる温度も普通の物よりは温度が低いそうだ。


 そして、出来立てを食べられることになった。というか、ここにいるメンバーで試食することになったが、残りは収納の腕輪にしまって、食べる時に茹でて提供するらしい。


 なるほどね、収納の腕輪があったとしても、食す前に調理をして提供したいということらしい。


 収納のアイテムで時間がとっまっているとはいえ、直前に調理した方が美味しいらしい。俺には違いが分からないけど、ブラウニーたちはその違いが分かるらしい。時間が止まっているとはいっても、多少は変化しているらしい。どういう原理か分からんけどな。


 美味しい食事を提供してくれるので、俺は文句を言わずに食べさせていただきます。


 今日の目的を達成してしまったので、今日は何をしようかと思ったら、


「ご主人様、今日は夕食に焼肉の予定なので、お肉の加工をしようと思いますが、見ていきますか?」


 そういわれたので、どういうことをするのか聞いてみたら、日本の焼肉店のように、下ごしらえをするようだ。


 ふむ……どんなことをしているのだろうか? ただ切って焼くだけってことはないだろうが、今の時間から下ごしらえをする必要があるくらい時間がかかるのだろうか? 人数を考えれば、これ位からやらないと間に合わないかな?


 どうせ暇だし、協力は出来ないだろうけど、見学をさせてもらおうかな。


 豚も牛も、内臓は手間がかかるから、早めに始める必要があるらしい。


 全部生かと思っていたら、火を通していたりするそうだ。タコ刺しと一緒だ。あれも生ではなく、茹でたタコをそぎ切りのようにして食べるそうだ。


 そうだよな。タコって茹でないと赤くならないのに、タコ刺しで出てくるタコは赤いもんな。


 内臓は、キレイに洗うだけだと思っていたのだが、そういう内臓もあるのだが、茹でた後に食べれない部分を剥いだりする物もあるし、内臓はそのままだと嚙み切るのに大変だったりするので、隠し包丁で切れ目を入れていたりするらしい。


 隠し包丁ってなんだっけ? と思ったら、ステーキを焼くときに筋を切るような物に近いと言われた。


 なるほど、食べやすくするように入れるような包丁なんだな。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

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