表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンマス(異端者)  作者: AN@RCHY


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2244/2519

2244話 はやまったかな?

アクセスありがとうございます。

 途中でゲームを中断させられたシンラたちは、不満顔で俺のことを見てくる。


「夕ご飯無しで、シルキーたちに怒られてもいいなら、ゲームを続けてもいいけど……それはお勧めしないぞ。で、3人はどうしたい?」


 俺が選択肢を準備すると、迷いなくゲームを中断して夕食を選んだ。シンラたちにとって食事は大切だからな。それにシルキーたちのお説教は、精神的に辛いんだよな。正論を並べてくるから反論できないし、えぐってくるような口撃をしてくるんだよな。


 それを考えれば、シンラたちの判断は正解だろうな。


 さて、決断をしたシンラたちだが、なかなか移動したがらないので、仕方がないので抱きかかえてシンラたちを連れていくことにした。シンラの手にはゲーム機が握られており、手放したくないような様子がうかがえる。さて、どうしたものか……


 日本でも、子どもがゲーム機やスマホやパッドをなかなか手ばなさないで、親が怒るといった社会現象? だあるとかないとかで、問題になっていた気がする。スマホとかの光が眠気を妨げるらしく、なかなか寝なくて苦労するといった話もあったっけな?


 俺が保育園の時は、遅くても23時にはだいたい寝ていた気がするな。それも起きている日は、次が休みの金曜日と土曜日くらいだったっな。映画とかがやってて、今日にのある映画の時だけ起きてて、それ以外の時は……寝てた気がするな。


 あ~、映画が無いときは、ゲームをしていた気がする。旧型テレビでも問題なくできたファ〇コンだったから、専用のテレビとして使っていたな。ちっちゃいブラウン管のテレビだったけど、あの時は大きく感じた覚えがある。


 さて、困ったな。シンラたちから強引に取り上げることはしたくないが、手放すようにしないとこの子たちが、シルキーたちに怒られる未来しか見えないからな。怒られて学ぶこともあるけど、怒られる前に察する力をつけることも小さい頃は大切だと思う。


 シンラたちを抱きかかえて食堂に入ると、妻たちに不思議な顔をされてしまった。最近は増えてきたが、下の子たちが俺に抱っこされている姿は、見慣れていないので不思議な顔をしてしまったようだ。


 事情を説明すると、ほっておいた私たちも悪いけど、シンラたちにゲーム機を与えるのは早すぎたのでは? という話になった。ミーシャたちはもう少し上だったかな? まぁこの子たちはその頃、自分でやるより俺や妻たちの遊んでいるところを見ているのが好きだったっけ?


 あげてしまったものは仕方がないので、回収するのではなく上手く共存できるようにしていこうという話になる。後は……小さな画面でやっていると、シンラの負担になりそうなので、そこそこ大き目のテレビに繋げられるようにしてあげよう。


 さっきゲームしている様子を見ていたら、両サイドにいるプラムとシオンが覗き込むような仕草があったので、少し邪魔だろうと考え準備してあげたいと思ったからだ。


 子どもたちがゲームにはまってしまう可能性はあるが、シンラだけに負担を強いるのも良くないので、両サイドから引き剥がすことは出来ないが、覗き込まれることは無くなるので、少し破壊的にゲームができるようになると思う。


 妻たちには甘いとは言われたが、今回は子どもたちを放置して獣人の妻たちを押さえたのだから、俺に文句を言わないでほしい。


 だって、娘たちが全員で頭を突き合わせて話し合いをしているのに、1人取り残されたシンラの気持ちになってみると良い。俺はいたけど子どもと遊ぶとなると、庭とかに出て体を動かしたりする以外に、ゲームとかしか思いつかなかったんだよ!


 外で遊べばいいとかいうけど、君たちが食堂にいたのを知っていたから、夕食までは気を使わせないように合わせないようにしてたんだよ。子どもたちも心配するし、お前さんたちだって落ち着きたかっただろ?


 子どもって思っている以上によく見てるから、怪我を治したと言っても違和感で気付くかもしれなかったけど、それでもよかったなら文句を言ってよし。


 といっても、シンラにどうやってゲーム機を手放してもらうか……


 悩んでいるとスカーレットがスッとやって来て、シンラに向かってご飯の間ゲーム機を預けてくださいましたら、デザートが豪華になります、というと、ピッとゲーム機をスカーレットに渡していた。


 ゲームより食事が大切って事やな。


 そしてスカーレット、グッジョブ!


 呆れた様子を見せるが、ゲームに関してはシルキーたちも協力して、やり過ぎないように注意してくれるそうだ。


 続いてスカーレットは、シンラたちに向かって、今日のお仕事はしないのか聞くと慌てて椅子を下りて、猫の食事を準備している姉たちのもとへ走っていった。


 猫の世話は子どもたちのお仕事になっているので、忘れていることに気付かせて、自ら率先して行うように誘導したみたいだな。


 戻ってきたシンラたちに、やることをしっかりとやったうえで遊ぶことは問題ないが、やることもやらずに遊ぶのだけはダメだと言い含めている。


 シンラたちの仕事は、猫の世話とその日によって時間は違うが、体を動かしたり勉強したりすることだ。勉強と言っても遊びの範囲だけど、トレーニングみたいなものだからしっかりと学んでほしいところだ。


 夜はしっかり寝ないといけないので、時間を決めて遊びましょうと。この子たちは22時頃には寝るので、お風呂に入ってから21時30分頃までが夜のゲームの時間だろう。


 なんやかんや時間がかかるので、実質ゲームができる時間は1時間から1時間30分くらいだと思う。昼間は、勉強や運動の無い時間に1時間くらいが限度だろう。


 おそらくだが午前中に運動をして、昼食後からおやつまでの時間にお昼寝1時間とゲームが1時間、おやつの後に勉強という形になりそうだな。時間割が楽で助かる。


 それにしても、俺の言うことはほとんど聞かないのに、シルキーたちのいうことは本当によく聞くんだよな……この差はなんなのか……

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ