表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンマス(異端者)  作者: AN@RCHY


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2142/2519

2142話 サウナはいいね

アクセスありがとうございます。

 30分ほど経ったので、ふんぞり返っているシンラを回収して、お風呂へ向かう。両サイドにいたプラムとシオンは不満を爆発させるが、後で合流出来ることを伝えるとニッコニコの笑顔になり、シンラは唖然とした顔をしている。


 お前、土木組がいるから別になると思ってたようだが、男が俺とお前しかいないんだ。湯着を着て合流するに決まってるだろ。それにここのスーパー銭湯のお風呂は、家族しか使わないから共有のやつしかないからな。


 お前は別に湯着の必要は無いけど、俺と土木組は着ないといけないんだぞ。妻たちは見られるのが、土木組の女性だけだから、着ないかもしれないけどな。俺は着るぞ。


 湯着に着替えようとして、シンラを床に置くと……いきなり服を全部抜いで、お風呂に突入していこうとしたので、ニコに回収を頼む。俺の目の届かない所に行くなっての。妻に回収してもらって、ずっとプラムたちとセットで動いてもいいぞ。


 そう言うと、シンラは大人しく戻ってきた。


 シンラは俺の近くで一緒に入るから、プラムたちと一緒にいるのはその時だけだ。あの子たちは、サウナが嫌いなので、俺とシンラが移動すると、頬を膨らまして抗議するだけにとどまる。


 シンラは、俺の血を濃く継いでいるのか、この歳でサウナが好きである。熱すぎるのは年的に駄目だが、昔ミーシャたちに作った、床に水の流れるシステムが気に入っていて、そこに足を突っ込んでのんびりするのが好きなんだよな。


 家のサウナには、シンラ専用の席が準備されているくらいだからな。こっちにも準備できるようにさっき召喚しておいたからな。向こうに着いたら置いてやるからな。体が小さいので、しっかりと水分補給ができるように専用の冷蔵庫も、サウナに用意している。


 個人的にそこまでする必要があるのかと思ったが、これはシルキーたちが主導して、ブラウニーたちが管理しているので、誰も文句を言う人間はいない。


 俺の飲み物も置いてあるし、酒のみ3人組のためにお酒も常備されている。ミリーは飲まないが、カエデとリンドは普通にサウナ中に酒飲むんだよな……普通の人間がすると、脱水症状になるからマジでやめとけ。


 ドワーフは良く分からんが、普通の人間は、アルコールを分解するのに水分を使うので、汗をかきながらアルコールを摂取すると、脱水症状になるから注意が必要だ。ドワーフは……たぶん、アルコールでアルコールを分解する内臓があるんじゃねかって思ってる。


 シンラには、少し薄めたスポーツ飲料を50ミリリットルくらいに分けたのが、置かれている。一気に飲まないように、口に含んでからしばらくして飲むように教育しているので、シンラはそれに従っている。


 口で冷たいスポーツ飲料の熱を吸収して、温まったものを胃に流すような感じだな。


 冷たいのを冷たいまま大量に飲むと、お腹をくだすことがあるので注意が必要だ。シンラも一度それになったから、ブラウニーたちの指導をしっかりと聞いている。たくさん飲みたい時は、温まったものを飲むようにしているので、あれ以来問題は起きていない。


 さて、シンラよ。まずは体を洗いに行くぞ! 頭は……まだ自分ではきれいに洗えないので、自分でやった後に俺が手伝ってやらないといけないな。


 体は背中以外問題ないので、そこだけ手伝ってやればいいだろう。シンラは俺が座った椅子と蛇口の間に陣取り、頭を洗い始めた。俺も同じように頭を洗い、途中でシンラの頭を手伝ってやる。シンラは自分で流した後に、頭を振ってこっちに水しぶきを……止めれ!


 タオルをシンラの頭の上に置いて、俺も髪の毛を流す。普通に髪を流すと、シンラにかかってしまうので、体を後ろにそって後ろに流れるようにした。


 俺が髪の毛を拭いている間に体を洗い始めたシンラは、なんか泡でモコモコになってたな。シンラの背中を洗ってやると、すぐにお風呂へ向かってしまうので、またニコに捕まえてもらう。本当にこらえ性の無いやつだな。


 俺はささっと体を洗って、シンラを回収する。湯舟へ向かうと、まだ誰も来ていなかった。俺たちの貸し切りだな。シンラはニコを使って寝そべるように浮かんで、くつろぎ始めた。これで、顔以外が湯舟に使っているから、気持ちよさそうだな。


 5分くらいはいっていると、女性陣が入ってきた。湯舟に使っているシンラを発見したプラムたちは、走ってこっちに来ようとするが、妻たちに捕まり洗い場へ連れていかれる。こういう所は、兄弟だな。


 妻たちは、裸じゃなくて湯着を着ているな。でも、あれは湯着じゃなくて、水着だな。簡単に脱げるようにビキニ? っていうのかな、下着のような形の物をつけているな。あれなら、付け外しが簡単なので、体も洗いやすいか。


 しばらくすると、プラムたちが来るかもしれないから、サウナに避難するか?


 俺の意思を感じ取ったシンラは頷いたので、脇に抱えてサウナ室へ向かう。少し体を冷すために、ぬるめのお湯をかけてやり、体を拭いてやる。俺も体を拭いてサウナの中へ!


 シンラは定位置へ向かい、早く椅子を置くようにパシパシと床を叩く。セットしてやると、足を水につけてリラックスを始めた。


 しばらくすると、ミーシャたちがサウナ入ってきた。この子たちもサウナが好きなんだよな。この子たちは、始めは低い位置の少し温度の低い場所に座って、熱くなってきたら水の場所へ移動して、さらに厚くなったら出るような感じだったな。


 シンラは、俺に合わせて外に出したりしているので、自分の意思で外に出ることは無いけど、熱ければ足だけじゃなくて体ごとつかろうとするから、そのタイミングで外へ連れていくかな。


 シンラのいる位置は、真夏の外位のじりじりする暑さ的な感じだが、水に足をつけているので、そこまで体が熱くなりきることは無いんだけどね。


 サウナから上がったら、冷たい水風呂へ! 体には良くないけど、体に悪ければ悪いほど、気持ち良く感じる人体マジックなんだよな……シンラは、プール位の温度の水風呂へダイブする。ニコが近くにいるので問題ないな。


 1時間ほど楽しんでから、自分たちの部屋へ戻った。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ