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ダンマス(異端者)  作者: AN@RCHY


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1935/2519

1935話 まだまだ今日は終わらない

アクセスありがとうございます。

 夕食前までに、各種加工道具を作成し終わり、俺は一息つく。ぶっ通しで鍛冶仕事をしていたため、かなり汗もかいているな……今日は先に風呂にはいらせてもらおう。上がったら飯を作るから、ウルに食材を切っておいてもらおう。


 今日作るのは、綾乃から希望があった中華だ。さすがに中華調味料などは準備できないので、レトルト味の素を使った料理になる。このレトルトの調味料が生み出せるなら、普通の調味料だって生み出せてもいいんじゃないか?


 そんなことを思うが、実験したライガが生み出せないと言うのだから、仕方がない。


 作るのは、麻婆豆腐と青椒肉絲、エビチリと、かなりコッテリ系で占められている。これに、餃子の〇将の冷凍餃子を焼いて、ごはんと一緒に……という形だろう。餃子のタレは……風呂に入りながら、何かいい方法がないか考えよう。


 脱衣所のリッチさん、お風呂から上がる前に洗濯お願いします。


 体を洗い、のんびりとお湯につかりながら、タレについて考える。中華系で醤油味がすれば、美味しく食べられるだろう……中華のレトルトに、油淋鶏の素みたいなのねえかな? あのタレなら美味く食べれそうだけどな。


 他には……ヤバいな、思い付かねえ。鍛冶仕事してたせいで、かなり疲れているかもしれん。頭がボーっとしてきた。イカンイカン、目を覚ませ! 食事も作らないといけないんだからな!


 さっさと上がって、飯を作ろう。


 俺がキッチンに到着する前に、ウルは野菜を全部切っていてくれていた。うん、上手に切れているな。エビは処理済みの奴だから、問題なさそうだ。


 ライガに来てもらい、油淋鶏の素を出せるか聞いてみたら、問題なく出せるようだったのでお願いした。名前も聞いたことの無い会社が作っているやつだった。


 レトルトで作るから、時間なんて大してかからん! サクッと作っていくから、お皿の準備をお願い。30分もかからずに、料理を仕上げた。コンロもたくさんあるし、鉄板も使えるから調理早くできて便利だ。


 食事も終わり、ウルにはお片づけをお願いして、俺たちは今日の情報共有を行った。


 合計で10人と遭遇して、2人から情報を引き出せたようだが、ゴールは未だに分かっていない。分かっているのは、神が地球の人間を使って、何かを実験していると言うことだけだ。


 何の実験なのかは、聞いた2人も知らされておらず、敵対者は殺すように……とだけ吹き込まれていたらしい。


 ただ、この2人は違う神に話を聞いていたようだ。同時にこの世界に移動させるなら、地球から来る人間に説明する神が大量に必要だよな。話の内容も若干違うようだ。


 それが意図的なのか、神の説明の仕方が悪いのか分からんが、これがヒントになるとは思えないんだよな。地球の人間からの情報を、複数集めなきゃいけないってことだから、神の遊戯としては俺たち側に不利な条件過ぎると思う。


 実際に、何人も勇者やダンジョンマスターが、地球からの人間に殺されているので、力でこちら側が有利とは言い難いからな。


 あ~頭が混乱してきた。考えるのは止めだ。情報が少なくて、これ以上判断する方法がない。


 ウルは綾乃とお風呂に入るようだ。ロジーもついてったな。残った男組は、明日の予定を立てていく。ライガには、今日と逆方向に進んでもらうことにした。同じ方向に行っても、大体殺しているので人に遭遇しにくいからな。


 バザールは、疲れない体を酷使してもらい、今日と同じ役割をお願いする。俺は、機織り機を完成させ、バザールの操るアンデッドに、布を織らせるつもりだ。便利なリッチ洗濯乾燥機があるとはいえ、下着は新しいのが欲しい。ウルには、いくつか服をあげたい。綾乃はついでだな。


 伸び縮みするスパイダーシルクで、ボクサーパンツを作る予定なのだ。その内、その布でシャツなんかも作りたいな。


 あ~、ミシンも作らないといけないか? 足ふみミシンを作るのは難しいが、動力はアンデッド確保できるから、最低限の機能だけ持ったミシンを作るか……思い出せば、多分それっぽいのは作れるだろう。


 ものすごく脱線している気はするが、ここ以外何から手を付けていいか正直分からない状態なので、身の回り……生活環境の充実化をしているんだよな。同時に情報も集めてはいるが、今回は何がしたいのか本当に分からんから困るぜ。


 それに、ディストピアにいる家族が気になる……子どもたちもそうだし、妻たちも心配だ。チビ神から詳細が伝わっているかも分からない。とはいえ、共通点のはっきりしている人間がいなくなっているので、薄々感付いてはいるだろう。


 問題は、暴走していないかってことなんだよな。妻たちが、探しても見つからない俺を探して、暴れまわらないか心配なのだ。街の1つや2つ簡単に壊すことのできる妻たちだからな……それに従魔たちが同調すれば、大惨事しか起こらないだろう。


 子どもたちを置いて、全員がどこかに行くことは無いだろうが、片手で数えれる人数でも街は簡単に壊せてしまうから、誤差の範囲でしかないんだよな。


 ん? ディストピアや他の街の事? 気にする必要なんて無いだろ。俺がいる必要があると言われているけど、実務だけならグリエルとガリアがいれば問題ないからな。それに俺がふらりといなくなるのは、今に始まった事じゃないから問題ないさ。


 俺がいなくても、どうとでも回してくれるさ。妻たちの中で上の3人は暴走する前に、俺が戻ってきた時のことを考えて動いてくれるだろうし、大丈夫だろう。バカな話をすれば、俺の椅子にシンラが座ってどうでもいいことを言ってたところで、部下たちが全部やってくれるから問題ないさ。


 さて、俺はさっさと機織り機の作成に入るわ。鍛冶仕事して眠いと言っても、先に作っておきたいからな。バザール、作ったときのことを思い出して、俺の方を手伝ってくれ。ライガは、風呂にはいったら休んでいいぞ。あ、軽くつまめるお菓子とか、缶詰とか出しておいてくれ。


 20分ほどバザールと、機織り機について話す。昔に作ったときのことを思い出すために、情報を交換したのだ。必要な部品や形を思い出していく。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

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