表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンマス(異端者)  作者: AN@RCHY


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1701/2519

1701話 マッサージ

アクセスありがとうございます。

 3日間のキャンプでスライムレースのコースを作り終えた。


 コース作りには参加できなかった下の子たちだが、姉たちが作ったコースで一緒にレースをする姿が見られた。


 スライムたちは乗っている子どもたちの指示をしっかり聞いて、走っているようにみえるが……実際はどうなんだろうか?


 今回はキャンプという感じでは無かったな。食事はキャンプ飯だったから満足したけど、なかなかハードなキャンプだったな。


 筋肉痛とかは無いのだが、気分的なもので体が痛く感じている。感じているだけで、まったく痛くないんだけどさ、腰を曲げて畑仕事よりハードな芝張りを2日程頑張ったからな。


 ちなみに今は、ディストピアに初めてのお店である、マッサージ屋に来ている。ただのマッサージ好きのおじさんおばさんがやっているお店ではない。シルキー監修のもと、しっかりとした知識と技術を身に着けた人がお店を作ったのだ。


 国家資格って言っていいのかな? 試験も行い認められた人なので、マッサージはめっちゃ気持ちいい。マッサージされる事なんてないとか思ってたけど、そんな事はなかった。受けてみると気持ちいいもんだな。


 マッサージチェアーはあれはあれでいいのだが、的確にツボというか気持ちいい所をマッサージしてくれるから、思わず声が出ちゃうんだよね。


 そこそこ、もうちょっと強めでお願い。あ゛あ゛~~ぎぼぢい……


 なんでこんなところに来ているかというと、マッサージ屋の店長さんに「お店の一番最初のお客さんは俺に……」ということで、マッサージを受けている所だ。


 ここのすごい所は、人間だけじゃなく動物や魔物もマッサージできるように特訓している所だろう。俺の隣でダマが気持ちよさそうな声をあげている。残念ながら亀のシエルはマッサージできないみたいなので、そこらへんで寝てるよ。


 グレンもマッサージしてもらおうと思ったのだが、こいつの場合は半分炎の体なのでこるということが無く、グレンからする必要はないと言われた。


 30分ほどマッサージをしてもらい、代金として20倍くらいの金額を払っておいた。こういう時はケチっちゃいかんよな! もっと渡そうと思っていたのだが、さすがに多すぎるとの事でこの位に落ち着いた。


 でもさお店を街に作るより、スーパー銭湯でマッサージをした方が儲かるんじゃないかと思い、専用のエリアを作るからそっちでもやってみないか? と誘うと飛びついてきたので、スーパー銭湯内での営業許可を出してエリアを拡張しておいた。


 こっちの店は、そこまで大きい建物じゃないし、最悪俺が買い取れば問題ないだろう。


 家に帰ってリビングでのんびりしていると、久々に猫たちが俺の周りに集まってきた。娘たちが例の病気にかかっている時を除けば、いつぶりだろうか?


 俺の膝の上に乗っかってきたり、体をこすりつけてきたり……ここに来ている猫たちは、甘えん坊モードなのだろうか? 普段してこなくなった猫たちがこんなことをしてくると……裏があるのではないかと疑ってしまう自分は、心が汚れているのだろうか?


 久しぶりにブラッシングとマッサージをしてやろう。ブラシを取り出すと、我先に! と言わんばかりにブラシを持っている右手に飛びついてきたので、大人しくしていた猫からやってあげることにした。


 毛がツヤツヤだから、誰かにブラッシングをされているのだろうが、何度やっても気持ちいいからこうやって集まってくるんだろうな。


 マッサージは、小顔マッサージ機を猫に使って顔の周りをほぐしてあげた。うちの猫たちは、みんなこれが好きなんだよね。挟まれる感覚が好きなのかな?


 そういえば綾乃からも猫を引き取ったから、家の中にいる猫の数が増えてるんだよな。俺の周りに14匹いて、家の中には後何匹いるのやら? 正確に数えた事がないからわからんが、30匹くらいいるんじゃないか? 娘たちに聞けばわかるだろうけど、そこまでする必要はないかな。


 全員のブラッシングとマッサージをし終えた頃には4時間程経っていた。もうすぐ夕食だな。お前ら行くぞ!


 猫を引き連れて食堂へ向かう途中、ミーシャたちと遭遇した。ミーシャたちはそのまま猫の行進に混ざっていた。


 食事が終わってお風呂へ向かうと、そこでも珍しい事が起きた。


 うちの猫の大半はお風呂が好きで良く入りに来るのだが、俺ではなく妻や娘たちのいるときに来るのが普通だったのだが、今日は俺を待っていたようで早く入れろ! と俺の足にじゃれついて来ている。


 猫は風呂は好きじゃないやつが多いのだが、うちの猫たちは俺に召喚された奴が多いので、お風呂好きが増えてしまったと思っている。


 でも、頻繁に入りすぎると肌のトラブルの危険があるので、しっかりとした対策をたてている。良いのか悪いのかはよく分かっていないが、低ランクのポーションにブラウニーたちが特別調合した脂を、お風呂上りに塗っている。


 これのおかげか、今のところ誰も病気にかかっていないので問題ないと思う。ポーション使っている時点で肌の病気にはなりにくいのだが、脂を補充することによって更に予防になっていると思う。これを塗るための特殊なブラシを開発している。


 その脂とポーションを混ぜた液体を、毛先付近に出すブラシをクリエイトゴーレムで作ったのだ。毛に脂が付きすぎても良くないんじゃないかと考えた結果のブラシである。


 1匹1匹全員にやってあげたいのだが、さすがに1人では辛いので後から入ってきた妻たちや、娘たちにも手伝ってもらっている。


 今日はマッサージをされたりしたりな1日だったな。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ