表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンマス(異端者)  作者: AN@RCHY


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1673/2519

1673話 一応戦争中?

アクセスありがとうございます。

26日分の投稿を忘れており、13時半頃に投稿しています。まだ読まれていない方は、そちらからどうぞ。

「予想通り、いったん敵軍は退きましたね。マップ先生の表示では、各軍から7組程が報告に戻るようですね。こちらに来ている軍の上位陣が馬鹿でもない限り、報告に戻った者たちが帰ってこない限りは何もないと思われます」


 レイリーの報告を聞いて、俺はドキッとした。レイリーはただ現状を評価しただけなのだが、ナチュラルにフラグを建てていたのだ。上位陣が馬鹿でもない限りはって、俺の中でこの世界にきてまともなお偉方って、あんまり多くないんだよな。


 一応、妻たちに報告して交代で監視してもらうかなっと、マップ先生による監視なら、ここにいない妻たちでもできるしね。


「……ってことで、しばらく監視を頼みたいんだけど、お願いしてもいいかな?」


 魔導無線でもよかったのだが簡単に魔導無線で報告をしてから、憑依を解いて妻たちに再度報告とお願いをしている。


「もちろんいいわよ。さっき、ブルムもお父さんの役に立つんだって鼻息荒くしてたから、やる気満々だと思うわよ」


 リンドは、愛娘の様子を面白おかしく話している。


 カエデもミリーも娘たちが張り切っている、と言っていたようだ。今ここにいない理由は、まだ監視してもらう必要はないのだが、先走って自分たちの部屋に戻ってマップ先生の光点を見ているらしい。


 とはいえ、娘たちの歳を考えればすぐに飽きるか、ゲームを始めるか、寝てしまうのがオチだろう。


「気持ちは嬉しいけど、無理しないように注意しておいてくれ。後、シルキーたちにお願いして、娘たちの好きなお菓子をおやつに出してもらってくれ」


「分かったわ。あの子たちはしばらくすれば、ゲームを始めるかマンガでも読み始めるから、きちんと息抜きさせながら、あの子たちのペースで手伝ってもらうわよ。監視は私たちが交代でやっておくから、魔導無線には誰か出れるようにしておいてね」


 少し打ち合わせをした後、俺は意識をドッペルに向けて憑依を行う。


 戻った俺は、レイリーに報告をして魔導無線の近くに、2人はついておくようにお願いしておく。


 俺たちに割り振られたエリアに戻ると、従魔たちは各々にくつろいでおり、一緒についてきた妻たちは、スライムを投げて遊んでいる。


 しばらく様子を見ていると、遊んでいるというより遊んでくれとせがまれている感じだな。俺以外にもあんなことをお願いしていたんだな。


 ここはこのままでいいとして、土木組の様子でも見に行くか。


 昨日は簡易的な設備しか作っていなかったのだ。今日戦争が始まらないのであれば必要だろうということで、娼婦の皆さんが働くエリアに浴場をせっせと作っていた。


 一枚岩を魔法で作ってから、掘り込み形にしたそうだ。一度に50人以上まとめて入れるサイズの湯船に、湯かけ用の浴槽もあり女性陣に対する気配りがあるようだ。


 野営地の中央にある浴槽は、かけ湯をする場所はなく浴槽から直接かける形になっている。衛生的には気になるのだが、湯を生み出す魔道具をたくさん配置しているので、それなりに綺麗に使えているのではないだろうか?


 ディストピアの冒険者たちは、スーパー銭湯を使っているので入浴のマナーをしっかり理解して、マナーやぶりをしている人を発見すれば注意しあうので、多分大丈夫だろう。本来は娼婦たちの体調管理のために連れてきた、治療院の方たちもいるので何かあれば対応してくれるだろう。


 それに、ピーチやキリエ程ではないがネルの回復技術も向上している。俺もいるし、他のメンバーも全員が切り傷や多少の骨折であれば対応も可能だし、ポーションは俺が大量に持ってきている。軍の備蓄品も持ってきてるから、対応できないということはないはずだ。


 数は多くないけど、エリクサーも数本持ち込んでいる。いざとなれば召喚すればいいだけだし、急ぎでなければゲートで取りに帰ってこれるから……うん、問題ない!


 土木組のメンバーには湯を生み出す魔導具を追加で渡して、このエリアの人たちの体調には注意するようにお願いしておく。この子たちは野営地が作り終われば仕事が減るので、女性の多いこのエリアの護衛をしてもらっている。無理をしないように気にかけておかないとな。


 土木組のメンバーにはこのエリアのことをお願いしてはいるが、一方的にお願いするわけにはいかないと考えている。そのまま、このエリアの一角に向かう。


 そこで待っていたのは、治療院に勤めている女性たちだ。子どもがいる人が多いので、10人程しか一緒に来てもらえていないが、子どもの面倒を仲のいい孤児院の子たちと、一緒に看てもらう事を条件に来てくれた人たちだ。


 この人たちには娼婦の体調管理をしてもらっているが、一緒に土木組のメンバーの様子も看ておいてほしいとお願いしておく。娼婦の人たちにもそれとなく気にかけるように頭を下げていく。


 戦争が始まらなかったとはいえ、冒険者たちは訓練のためにレイリーの指導の下、鬼気迫る訓練をしている。ここまで来て訓練はどうかと思うのだが、冒険者たちからお願いされて指導にあたっているようで、みんなが満足しているみたいだからいいのかな?


 疲れを残さないために、集中的に訓練をしているため、たぎるものがあるのだろう。おそらく今日は、あのエリアが賑わうだろう。


 伝染病なんかはないとは思うけど、注意しておかないとな。


 見回ってから自分のエリアに戻ると、まだスライムたちにせがまれていた。疲れたらやめても問題ない事を教え、スライムたちはすでに満足しているけど続けてくれるから、せがまれているだけだということを伝えるておいた。


 よほど暇みたいで、しばらくスライムたちと遊ぶと返事が返ってきた。無理をしないようにな。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ