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ダンマス(異端者)  作者: AN@RCHY


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1251/2519

1251話 知らない所で

アクセスありがとうございます。

「ご主人様、次にしたい事があったりしますか?」


「ん~パッと思いつく事は無いから、みんなに合わせて色々つくってみたいかな? 後、俺が相談に乗れるか分からないけど、何かあったら相談に乗るよ」


「そうですね。今は思いつきませんので、次の作業に行きましょうか。昨日、ご主人様が牧場エリアでソーセージを食べたと思うのですが、ストックが少なくなってきたので作ろうと思っています。本当に体験してもらう感じになってしまいますが、よろしいですか?」


 それでも問題ないので、俺はソーセージ作りに参加する事にした。


「ソーセージにも色々種類があるのですが、今回作ろうとしているのは粗挽きタイプの『シュヴァインスソーセージ』を作ろうと思います。前にもソーセージは作った事がありますが、今回は違うタイプの物を担当していただこうと思います」


 そう言って連れてこられたのが、現代の日本か!? と思うような機械がたくさん置いてある場所だった。テレビとかで何となく見た事あるな、とか思うような機材が多かったのだ。聞いてみると、これは全部魔導具で老ドワーフと綾乃が協力して作った物らしい。


「まずは、豚挽肉を作ります。使うのは、ミキサーではなくこれです」


 指の刺された先にあったのは、以前にも使ったミンチ機だ。


「あれ? 粗挽きタイプのソーセージじゃないの?」


「ベースとなるひき肉を作るんですよ。なので頑張ってください」


 手動タイプのミンチ機なので頑張らないとな。投入する豚肉を細かくするのは、お付きのブラウニーがしてくれるので、俺は肉を入れてひたすらミンチ機を回す。


 手動じゃないミンチ機もあるそうだが、今日は体験という事なので手動タイプを使っている。


 50kg程の豚ミンチを作り、5つに別けて大きなボウルのような物の中に入れていく。


「次に、これを撹拌していきます。前は、この作業を私たちがやりましたが、今は魔導具で行っています。ですが、今回は体験ですので前の時には体験していただけなかった撹拌する作業を一緒に行いましょう」


 そう言って肘と肩の中間までくるようなピッチりしたグローブを装着した。お肉を入れたボウルの下には、氷水を入れた2回りほど大きなボウルが置かれており、それを重ねて動かないように固定する。


 固定したら撹拌作業の始まりだ。塩を入れてひたすら撹拌していく。時々手を冷やしながらその作業を続ける事20分。ペースト状になってしまった。


「これでいいのか?」


「はい、問題ありません。そしたらそこに背脂を入れていきます」


 ミンチにされた背脂を撹拌していき、しばらくするとスパイスを加え更に撹拌する。これが粗挽き? とか思っていたら、今度は、塩漬けされた粗挽きのひき肉を入れて混ぜ始めた。


 なるほど! これが粗挽きか。


 馴染んできたら腸詰の作業に入った。ここも魔導具があるのだが、今回はやはり手動でやるようだ。羊の腸をセットした中が筒状の棒に、袋が取り付けられている。この袋に先ほどまで混ぜていたお肉を入れ、押しつぶして筒の中を通って腸にたどり着くようだ。


 俺には腸の方を手掛けるだけの技術は無いので、押す方を担当する。ブラウニーの指示に合わせて力を込めていくと、うにょーといった感じで長ーいソーセージができていく。


「羊の腸のソーセージにしては、ちょっと太くないか?」


「それはそうですよ、牧場エリアでも見たと思いますが、あのサイズの羊の腸を使っていますからね」


 フランクフルトという程太くは無いが、俺の知っているソーセージは、正式に言うとウィンナーソーセージで、羊の腸を使っているのだが、魚肉ソーセージより少し太い? でもそれだとフランクフルトと同じ位の太さか?


 分からない事は考えるのを止めた。美味ければいいじゃん!


 そういえば、俺が作業している姿を娘たちが見ていたけど、途中で飽きてしまったのか、いつの間にかどこかに行ってしまっていた。気付いた時には膝から崩れ落ちそうだったよ。


 でもよく考えれば、娘たちの歳でずっと同じ事に興味を持つのは無理だよな。作業風景は単調で見ている方は飽きてくるもんな。


 腸詰された状態のソーセージをねじって成形していく。この時に破れないようにパンパンにするといいらしい。初めは失敗して破ってしまったが、コツをつかみサクサクッと作業を進めていく。


 完成したそれを、燻製機にいれて4時間程燻製してシュバインスソーセージが完成だとの事。


 燻製には時間がかかるので、完成品を見れるのはもう少し先だな。


 少し休憩をしている俺の元に、新しいブラウニーが入ってきて、相談に乗ってほしい事があるとの事だった。


「……という感じで、海産物が多く取れるようになったのですが、中にはどうしても売りに出せない物であったり、売れ残ってしまう物があるんです。どうにかならないでしょうか?」


「ん~全部の魚でできるか分からないんだけど、かまぼことかどうかな?」


「かまぼこ……かまぼこ……」


 俺の知識の一部を引き継いでいる様なのだが、思い出せないようだ。あれ? そういえば、この世界に来てからかまぼこって食べたっけ? もしかしたら出ていたかもしれないが、すぐに思い出すことはできないので、食べてないと思う。


 かまぼこの説明をすると、ピンとくるものがあったようで慌てて飛び出していった。


 どうやら他のブラウニーに相談しに行ったようだ。


「それにしても、湖のエリアで売れ残るくらい魚が取れることがあるんだな。知らなかったわ」


「バザールがメインになって作った漁船が思った以上に使いやすく、効率があがったそうですよ」


 おっと、バザールも知らない所で物作りをしていたみたいだ。あいつ、自分の農園もあるのに結構いろんな事やってるよな。


 もう少し詳しく聞くと、クラフター系のスケルトンが増えてきたようで、細かい指示を出して色々作っているらしい。ノーライフキングらしい技能を使った製造方法だった。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

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