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魔王の器  作者: 月野文人
第三章 皇国動乱編
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ユリアナ王女の誤算

 ランクから情報を入手出来ないと悟ったユリアナ王女が次に接触したのは、事もあろうにラルフだった。扱い易いという点では、見る目は正しいのだが、情報入手という点では大間違いだ。


「それで?」


「王などと祭り上げられているが、あの男には、そんな器量はない。周りがしっかりしているのだな」


「周りって?」


「……周りだな」


 共和国の政務に関わった事がないラルフに、誰がキーマンかなんて分かるはずがない。例え分かっていても、認めようとはしない。ラルフが認めたくなるような相手は、共和国にはいないのだ。


「そう……」


「そんな話より、ユリアナ王女殿下。どうだろう? 武勇に優れた勇者を部下に持つ気はないか?」


「それは貴方の事かしら?」


「まあ、ここで武に優れている勇者といえば俺しかいないな」


 今この瞬間、ラルフの手の届く範囲のここであれば、事実である。


「そう。ちなみに、ランクより強いのかしら?」


「…………」


 ユリアナ王女の鋭いツッコミに、ラルフは言葉を失ってしまう。


「どうなのかしら?」


「……もちろん強い」


 じゃんけんであれば、もしかすると強いかもしれないが、これもやってみないと分からない。


「では、戦って見せてくれる?」


「おお、もちろん。だが、ランクがな……」


「ランクがどうしたの?」


「俺を恐れて戦おうとしない。他の者で良ければ、俺の強さをお見せするが?」


 戦わないのは事実だが、恐れてではない。ラルフと戦っても、強くなれないとランクは思っているからだ。


「じゃあ、あの将軍は?」


「どの将軍だろう?」


「ルッツだったかしら?」


「……ルッツは、逃げる。今もこの場所にはいない」


 居ても、ラルフが逃げる。さすがに、ラルフもルッツに勝負を挑もうとしない。ルッツは、カムイと違って、手加減が下手なのだ。


「他の将軍だと誰が居るのかしら?」


「誰も、この街にはいないな」


 マリアもイグナーツも、ノルトヴァッヘにはいない。だが、これはラルフにとって幸いだ。二人は魔法士なので、剣であれば勝てると、ラルフは思っているが、魔法の鍛錬だけで許す程、甘い師匠たちではない。


「……じゃあ、誰と戦ってくれるのかしら?」


「他の者であれば、誰とでも」


「それって一般兵よね?」


「そうとも言うな」


「……ごめんなさい。ちょっと用を思い出したわ」


 ラルフが嘘をついている事に、ようやく気付いたユリアナ王女だった。


「あっ、ちょっと、王女様!」


 ラルフの制止の声を無視して、その場から去ったユリアナ王女。

 無駄な時間を過ごす事になったユリアナ王女が、次に目を付けたのは、テレーザ。扱い易いと言えばこれも扱い易いのだが。


「ねえ、貴女って、王と近しいの?」


「えっ、あっ、まあ」


「本当に?」


「まあ……」


 テレーザの声が小さくなる。重ねて、カムイと近い関係かと聞かれると、どう答えて良いのか分からなくなったのだ。


「……それってどの程度?」


 テレーザの自信なさ気な様子に、ユリアナ王女に疑いの気持ちが生まれた。


「えっと……、その……、抱いてもらうくらいかな?」


 取り合えず、事実だけをテレーザは伝えてみる。


「……えっ!?」


 それに驚いたのは、ユリアナ王女だ。


「私は、その、側室でもあるから」


「あ、貴女が側室!?」


 側室であるという説明に、更に驚きが強まる。


「そう」


「嘘よね?」


「どうして嘘だと?」


「だって、ねえ」


 無遠慮に、テレーザをジロジロと眺めるユリアナ王女。


「……もう良い。お前なんて嫌いだ」


「ち、ちょっと待ちなさい!」


 取り付く島もなく、逃げられる事になる。人の内心を見抜く事に関して、テレーザの能力は高い。ただ、今回はそんな力がなくても、ユリアナ王女の悪意は、感じられる。

 結局、何の取っ掛かりも見つけられないユリアナ王女は他の者に頼ることを決めた。


「それで、状況はどうなの?」


「それが……、何も聞き出せません」


 相手の答えは、ユリアナ王女を満足させるものではなかった。


「今まで何をしていたの? 手段を選ぶなと私は命じたわよね?」


「はい。ですが私程度では、色仕掛けも通じないようで」


「……その理由は?」


 これはユリアナ王女も一番感じている事だ。容姿に自信を持っている自分に共和国の者は一切、目もくれようとしない。この事実も、ユリアナ王女を苛つかせている。


「そもそもヒルデガンド王妃はとても容姿に優れた方です」


「……そうね。それは認めるわ」


 負けているとまでは、ユリアナ王女は認めていない。ただ、ヒルデンドには、ユリアナ王女が持たない、何かがあるのは感じている。


「それ以外の女性も、やはり美しい方が多いようで」


「まあ、そうかもしれないわね」


 侍女の何人かの顔を思い出してみる。ティアナやルシアの顔なのだが、二人とも美人である事は、ユリアナ王女も認めざるを得ない。


「その上」


「まだあるの?」


「はい。エルフ族や魔族の容姿は、女である私が見てもそれはもう見惚れてしまうほどで……」


「もう良いわ。この国の男どもは美形を見慣れているという事ね」


「そういう事になります」


「色仕掛けは無理と。では普通の情報収集はどうなの?」


 ユリアナ王女の視線が、今度は護衛の騎士たちに向かう。


「街の中では何も探れません。そもそも、この街は国政などには関係のない、ただの駐屯地に過ぎないようです。探っても、せいぜい見られるのは、軍の鍛錬の様子程度。その軍も又、あくまでも国内の治安維持軍であって、精鋭とまでは言えないようです」


「ちなみにその治安維持軍とやらはどうなの?」


「それが……」


「何よ?」


「あくまでも自分の私感ですが、王国騎士団に並ぶのではないかと」


 これを素直に口に出せる、この者は、優秀な部下と言っても良いのだろう。少なくとも、客観的に物事を判断する力はある。


「それが精鋭じゃないの?」


「はい。その証拠に軍を率いる将軍がこの街にはおりません」


「ランクは? 彼は将軍のはずよ」


「ランク将軍は近衛将軍ですが、率いる近衛が見当たりません。恐らくは国王に同行しているのではないかと」


「……そう。他には?」


 無理に否定しても、共和国の治安維持軍が弱くなる訳ではない。ユリアナ王女は、軍についての話は止めて、他の情報を求めた。


「何も」


「ちょっと!? 何のために間者を連れてきたのよ!?」


 騎士や従者の振りをしている者の、かなりの人数が、実は諜報部門の人間だ。


「王女殿下、お声が大きい」


「だって……」


「街の外に出られません」


「……それってどういう事?」


「警告を受けました。周りは危険な魔獣だらけ。命が大事であれば、街の外には出ないようにと」


「まさか、正面から外に出ようとした訳ではないわよね?」


 そんなはずはないと分かっての質問だ。


「もちろんです。密かに脱け出そうとしたのですが、それを全て止められました。魔族と思われる相手です」


「……殺されなかっただけ、マシだったのかしら?」


「そう思います。警告で済んだのは、こちらが親善大使という立場だからだと思います」


 嫌味のつもりのユリアナ王女の言葉に、騎士は素直に同意の言葉で返した。


「……そう。何も得るものはなし。これでは何の為に来たのか分からないわね」


「分かった事は一つあります」


「何かしら?」


「共和国には攻めこむべきではないという事です。共和国に地の利のあるこの場所で戦えば神教騎士団の二の舞になるだけではないかと」


「臆病風にでも吹かれたのかしら?」


「客観的に考えたつもりですが、そうかもしれません」


 国内の治安維持軍が、王国騎士団に匹敵する動きを見せる。諜報についても、話に聞いていた通り全く隙がない。

 この騎士には、このような敵と戦って勝てるのかという思いが生まれている。


「そんな情報は持ち帰れないわね。それでは私が共和国を恐れていると思われるわ」


「……では何も掴めなかったという事では、いかがでしょうか?」


 嘘の情報を持ち帰るよりは、マシとの騎士の判断だ。


「それでは私が無能みたいじゃない!」


 だが、その進言は、ユリアナ王女を怒らせてしまう。


「……申し訳ありません」


「何か考えなさい。男が駄目なら女。色仕掛けが駄目なら、買収でも何でも良いわ」


 手段を選ばずという所だが、そこまで、派手に動いては、共和国が黙っているとは思えない。それは、一行の身の危険につながる。


「王女殿下。あまり派手に動いては、逆にこちらの動きを察知されてしまいます。まだ時間はあります。焦らずにゆっくりと動きましょう」


「……分かったわ」


◇◇◇


 だが、そんな行動はとっくに共和国の面々には察知されている。一見、監視されていないように見えても、それは、それだけ監視している側の技量が優れているだけだ。


「それで、結局、王女殿下の目的は何ですか?」


「そこまでは。心の中で思っている事までは探れません」


 ヒルデガンドの問いに、マティアスが答える。共和国側も、まだ、完璧には探れてはいない状態だ。


「では、分かっている範囲で良いので教えて下さい」


「はい。盛んに我が国の様子を探ろうとしているのは間違いありません。その範囲は特に何か定まったものではなく、とにかく何でも良いので情報をという感じです」


「そう……。共和国への感情はどうなのですか?」


「良いとは思えません」


「優しいな。あれは悪いとはっきりと言って良いと思うけどな?」


 マティアスの返事にテレーザが口を出してきた。文句というほどでもないが、遠回しの言い方が納得いかなかったのだ。


「テレーザさん、どうして、そう思うのですか?」


「なんとなく」


「……それでは」


 ヒルデガンドに、テレーザの考えを否定するつもりはないが、なんとなくでは議論にならない。


「えっと、じゃあ、まずあの王女は相手の身分によって態度を変える」


「そうなのですか?」


「それは私も感じています。ただの侍女だと分かると、蔑みの色が顔に出ます。本人は隠しているつもりのようですが」


 テレーザの説明にティアナが同調した。それを聞いて、ヒルデガンドはもう少しテレーザの話を聞く気になった。


「テレーザさん、後は何かありますか?」


「えっと、魔族を避けてる。共和国に好意を持っているなら、魔族に興味を持つはずだと思うな」


「確かにそうですね」


 何となくと言いながら、テレーザが話す理由は納得いくものだ。


「後は、カムイに興味を持っている振りをしているけど、あれ嘘だな」


「えっ?」


「カムイに興味を持っているのではなくて、共和国王に興味を持っている感じ。それもそんなに熱心には思えないかな?」


「どうして、そんな事が?」


「んっと、なんとなく」


 これには、補足出来る説明はなかった。


「また……」


「いえ、テレーザの言っている事はあながち間違ってはいないような」


 悩むヒルデガンドに向かって、珍しくランクがテレーザの言葉を肯定してきた。


「ランクもそう感じたのですか?」


「いえ。自分の場合は感じたというより、王の事を色々と聞かれたのですが、あまりに知らなすぎると思いました。皇国学院時代の王の事など、王国はそれなりに調べてあげているはず。何と言っても痛い目にあったのは王国自身なのですから」


「そうね。では、何故、そんな振りをしているのかしら?」


「こちらの興味を引くためではないでしょうか?」


 ヒルデガンドの質問に答えたのはマティアスだ。テレーザたちの話を聞いているうちに、マティアスの考えも纏まってきたのだ。


「興味をですか?」


「実際にそれによって、こちらは王女殿下を共和国に呼び寄せる事を決めたと言えます。つまり、入国する為の策であった可能性があります」


「そう。では、王太子への批判というのも怪しくなりますね?」


「はい。それも又、こちらを騙す罠の可能性が高いと思われます」


「罠であるとすれば逆に王太子と王女は繋がっている可能性もあります」


「そこまでではなくても、王太子に反する行動を取るとは思えません」


 ユリアナ王女を取り込んで、王国内に親共和国勢力を作るという策は、どうやら失敗だったようだ。


「やはり、目的を掴みたいですね。監視を継続しましょう。他の同行者の様子はどうですか?」


「はい。これについても、かなり怪しいものがあります。まずは侍女の一人。アンナと名乗っていますが、偽名の可能性が高いと思います。そもそも侍女ではない疑いもあります」


 当たり前だが、共和国側は同行者一人一人の動静も監視している。


「理由を教えてください」


「アンナと呼ばれることに慣れておりません。名前を呼ばれても、何度か気付かなかった事があったようです。ただ、その事から、間者の可能性も低いと判断しております」


「何故ですか?」


「間者であれば偽名を名乗ることなど、慣れたもののはず。そんな失敗を犯すとは思えません」


 自分ではない誰かに完璧に成りきれてこその間者。その技術がない者は、一人前とは言えない。


「でも侍女でもないと」


「所作がそれらしくないと。これはミセス・ロッタに確認して頂きました」


「呼んだのですか?」


「はい。勝手に動いて申し訳ございません。ただ、元々はティアナ殿がおかしいと気が付いたのですが、確信が持てなかったので」


「所作ですか……」


 ヒルデガンドには、侍女の所作というものは分からない。ただ、侍女の言葉遣いや、立ち居振る舞いには、どこか共通するものがあると、改めて考えると分かる。


「皇国と王国との違いとは思えないと。そもそも侍女の作法で二国には違いなどないとも言っておられました」


「では何者なのでしょう?」


「分かりませんが、テレーザ殿のような存在ではないかと考えております」


「私?」


 急に名前を出されたテレーザだが、本人は何の事だか分からない。


「クラウディア皇帝にとっての」


「あ、ああ。乳姉妹って事か」


「それでなくても近しい存在なのではと。もっとも今の時点では、だからどうなのかという程度の振る舞いです」


 ただの乳姉妹ではなく、男を手玉に取っていた時のテレーザと同じであれば、問題だが、そんな様子はない。それはそうだろう。テレーザだからこそ出来た事だ。


「そうですか。他は?」


「それ以外の侍女に怪しい点はありません。特に探りを入れてくる事もなく、普通に仕事を、と言ってもほとんどする事がなく、暇を持て余しています」


「王女殿下が近づけないようにしていますから、仕方ないでしょうね」


「そこに探りを入れるご許可を頂けますか? 侍女は、宮中の奥で様々な人物に接しております。又、侍女という事で、その存在を無視する者も多く、意外と色々な事を知っているそうで」


「でも、どうやって?」


「い、いや、色仕掛けの様な真似は致しませんから。普通に世間話をする中で、何か情報を持っていないか探るだけです。それもティアナ殿やルシア殿にお願いするつもりです」


 ヒルデガンドの視線に意味ありげなものを感じて、慌ててマティアスは、その方法を説明した。


「そ、そうよね」


 それにホッとした様子を見せるヒルデガンド。マティアスが感じた通りの事を考えていた証拠だ。


「私はその様な事は出来ません」


「……それにしては、侍女の事情に詳しいですね」


「ああ、それは……」


 マティアスの言葉が途切れる。自分が失言しそうになっている事に気付いたのだ。


「それは?」


 だが、少し手遅れだった。ヒルデガンドの冷たい視線が、マティアスに突き刺さっている。


「……王に教えていただきました」


 あっさりと、主であるカムイを売ったマティアスだった。


「そう。カムイは何故、それを知っているのかしら?」


 カムイと結婚してからのヒルデガンドは、かつての鈍感さが嘘のように鋭くなっていた。女の直感が磨かれたようだ。


「侍女に知り合いがいるからではないでしょうか?」


「それはティアナさんやルシアさんの事ではありませんね?」


「……はい。皇国で仕えています」


「誰ですか?」


「名前までは……。皇国学院時代の知り合いの女生徒だったと」


「そう。つまり、卒業した後もお付き合いがあった訳ですね。私とは何の連絡も取らなかったのに、その方とは……」


 もう完全に話は、カムイへの追及に変わっている。


「あの、情報収集の為ですから。それに当時のヒルデガンド様は」


 テーレイズの妻だ。カムイを責める事は出来ない。理屈では。


「ええ、分かっています。分かっていますとも」


 共和国の情報網の一端と、意外なカムイのマメさが明らかになった瞬間だった。


「ヒルデガンド様って、意外とヤキモチ焼きなんだな?」


 そして、いつもの様に場の空気を読まずに、テレーザが無邪気にランクに問い掛ける。


「頼むから。自分に聞くな」


「あっ、悪い」


 二人のいつものやり取りに苦笑いを浮かべながら、マティアスは、ヒルデガンドに向かって口を開く。テレーザの真っ直ぐな指摘を受けて、恥かしそうに顔を紅く染めているヒルデガンドに向かって。


「それでご許可は?」


「もちろん出します」


「では、そう致します。次に護衛の騎士ですが、街中を動きまわって、探りを入れております。何を探られても、ノルトヴァッヘですので、大した事は探れないはず。特に問題はないかと」


「そうですね」


「ただ、同行者の中に何人か間者が紛れ込んでおります。任務は、領土全体の探りを入れる事でしょう。外に出ようと試みておりました」


「そう」


「どう致しますか? すでに特定は出来ていますので消すことは難しくありません」


「……街の外に出ることは間違いなく防げますか?」


「問題ありません」


「では、こうしましょう。殺すのではなく、その姿形、特徴を細かく調べて、手配書を各所に回すことにします」


「なるほど。素性が割れている間者は、こちらにとっては好都合となりますね。分かりました。そうします」


 ユリアナ王女はあまりに共和国に対して無知過ぎた。諜報分野に関して共和国は王国を凌駕している。

 その共和国の中で情報収集を試みるなど、事情を知るものには、愚か以外には何も評する言葉がない。

 結局、今回の件で、又、王国の諜報部門は共和国に対して隙を作る事になるのだが、それさえもユリアナ王女は気付かないで終わるだろう。

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