人形の人形師1
プロローグ
大丈夫だ何も心配無い
いつもの様にすればいい
僕は人形なのだから
そう僕は人形心のないどこにでもいる人形
いやもう人形じゃない
だって僕はヒトとは形があまりにも異なっているから…
〜人形の人形師〜
−女の子−
カランカランカランーーーー
ドアがゆっくり開いて
髪の長い可愛らしい女の子が入ってくる
白いフリフリのワンピースを着た
「いらっしゃいませ....」
その子はの人形をキラキラした目で
店の中を見て回っている
「カワイー!みんなこんにちわ~」
その子はある程度見て回ると僕のそばに寄る
「あそこの棚だけ何だか悲しい感じがする」
「…」
「どうしてこんなに寂しそうなの?」
「ここにある人形は僕が作ったんだけど
僕はヒトとは少し違うんだ
だから僕はこの子たちを喜ばす(完成)ことができない
ついでにそこの棚のは作ったばっかりだからだと思う」
「????」
僕は頑張って理解しようと考え込むその子を見て微笑む
「簡単に言えば君たちが買ってそばにいることで
やっとちゃんとできるんだ」
そして僕はあるあるぬいぐりみをその子に手渡した
「ウサギさんだ!」
「うさぎは寂しいと死んでしまうんだ
だからかは分からないが凄くこの子は寂しがりやなんだ
だからこの子の友達になってくれないか?」
「うん!!あっでも‥」
「どうしたの?」
「お金‥」
「いらないよ?もうもらったしね
友達になってくれただけで充分だよ」
「ありがとう!お兄さん大好き!
私このことずっと一緒にいる!」
「うん‥もうこんな時間だ帰ったほうがいいんじゃないか?」
僕はニッコリと笑う
「あっホントだお兄さんじゃあバイバイ!
私はロッドって言うの!また来るね!」
その子はみせを走って出ていった
「そう…それだけで充分…」
ー出会いと時ー
今日は一人で街に出てきたの!
一人で来るの初めてだから何だか大人になった気分
あんな所に人形屋がある
お金ないけどちょっと見るだけならいいよね?
私は少し古びたドアを開けて中に入る
「いらっしゃいませ....」
そこには沢山の人形とお兄さんがひとり居た
「カワイー!みんなこんにちわ!」
キャアアアアすごい可愛い!
誰が作ったんだろうみんな可愛いのばっかだ!
あれ?何だろう…ここだけなんか変だ
何も感じない空っぽみたいな感じ
寂しい‥
でも何でだろう?