称号獲得
『はーい。
皆さーん。
今週もやってきました!!
MagiaOnlineストリームのお時間でーす!!』
俺は夕食を作りながらテレビに映し出したネット配信のMagiaOnline情報番組を見る。
いつもは見ないんだが、今日に限って母親が見ろと脅h・・・言い残していったから何かあるんだろう。
『今日の、最新アップデート情報はー・・・』
目ぼしいアップデートはないな。
あるとしたら、魔法の微強化だろうか。
流石にMagiaと謳ってるだけに、魔法が弱かったらねぇ・・・まぁ習得難易度は下げる気は今のところないらしいけど。
『最後に!!』
BGMが一気に盛り上がる。
『プレイヤー一人一人の行動によって得られる称号が追加されますっ!!』
そういって今まで情報を話していた人の後ろに弾幕の様に称号が流れる。
『今流れたのはほんの一部ですっ!!
得られる称号は行動によって得られます。
例えば・・・』
映し出されたのは・・・珍しい太いアバターでプレイする物好きがケーキを暴食している様子。
多分分かりやすくするためだろうが、頭の上に称号『暴飲暴食』が現れる。
『こんな風に称号がゲットできちゃいますっ!!
さぁ皆もどんどん取ってねー!!
アップデート前の行動でも称号がゲットできちゃう場合もあるから驚かないでねー!!
さぁ次は、今週の一押しプレイヤーだぁぁぁぁ』
こんなのしてたんだな。
というか最後にとかいったのにまだコーナーがあるじゃねぇか。
ランキングがあるのは知っていたが、一押しプレイヤーの紹介か。
『今週はぁぁぁ、―――――」
*
「見ろと言ったのは何故?」
俺はライの店で何故俺に情報番組を見せたかをライ(母親)に聞く。
「ぇ?
あーあれ? 称号ってあったじゃん?」
あったな。
「検証よろしくっ!!」
はぁ!?
「今回の称号ってAIが自動生成するものなんだけど、
飛行系の特殊系ってベルしか出来ないんだもん。
AI的には問題ないはずなんだけど、実際試せる人がいなくてねぇ・・・
それに今飛行系の称号で条件満たしそうなのあんたしかいないし」
おい、運営・・・
メタいぞ・・・
「というわけで、アクロバット飛行でもなんでもしてきて」
へいへい。
分かりましたよ・・・
適当にアクアリムでも行くか。
一瞬ホワイティアに行こうかと思ったが寒いし、一々コートを着るもの面倒だからな。
*
俺が海面スレスレを飛ぶと水柱ができ、別の人から見ると、某7つの玉でドラゴンを召喚し願いをかなえて貰うアニメのワンシーンみたいになっていることだろう。
まぁ海のど真ん中にいる人なんていないが。
今回は、最近忘れかけていた使い魔のナナを腕で抱えて飛んでいる。
ナナは今までプレイヤーホームでお留守番をさせていたから一旦家によって連れてきた。
折角だし、この前アクアリムに行く途中で見えた島に行ってみることにしよう。
―――ピロン
ん?あぁ、称号か。
空を飛ぶのが気持ちよすぎて少し忘れてた。
ちょっと高度を上げて、称号を確認するか。
*
「『アクロバティック飛行』・・・うわっ普通・・・」
もっと妙な称号を期待してみたんだが・・・普通だった。
それで称号による能力値の強化は・・・
飛行系魔法の使用魔力減少・・・あれ。俺意味なくね?
いや、まぁあって困るものじゃないか。
俺はとりあえず取れた称号名と能力値をライにメールを出しておく。
フレンド欄を見たところ、ライはログインしていないから、多分仕事中なんだろう。
ログインしていても仕事中だが、まぁ俺には特に関係ないから置いておく。
ライに称号の件のメールは出したし、目的の島に行くか。
*
「無人島だ・・・」
俺は目的の島の上空に付き、一度島全体を空から確認してみる。
小さな動物、低レベルのモンスターはいたが、カルニンまでいける実力があれば問題なさそうなモンスターしかいない島だ。
周りの海では潮を渦巻いているから簡単には船では近づけないだろう。
一つ気になる点としては、小さな地下渓谷が存在している程度だろうか。
少し地下渓谷に入ってみたところ、入った途端小さかった地下渓谷が広くなり、ダンジョンの入り口が現れたから何かの要素があるみたいだ。
流石にソロで挑む気力も無かったからダンジョンの入口を確認して帰ってきたが。
気が向いたら挑んでみよう。
というかこんなところにダンジョンを作っても、俺みたいに空を飛べる奴か、飛行系のモンスターをテイムできた人ぐらいだろう。
今、俺は島の海岸に降り立ち持ってきていたビーチパラソルとレジャーシートを使って休憩しながら、海に興味を持ったナナが波に驚いている様子を見て和みながら、付いたはいいが特に何も考えていなかった島をどうするかを考えているところだ。
拠点でも作るか?
来るのがめんどうだな。転移とか出来ないのかな?
拠点つくるとしても俺生産系料理しか持ってないや。
ナツミをつれてくる必要があるか。
レベルもあがったことだし、ステータス的にもナツミぐらいなら飛んでつれてこれるはずだ。
いやでも、この島来ていいところなのか?
ライに要確認だな。
*
「ナナー帰るぞー」
太陽が傾き、赤色に照らされている海を見ながら、波と戯れて疲れて眠ってしまっていたナナを抱える。
一応寝たまま抱えて飛ぶことは出来るが、安全性のためにナナも俺に捕まっておいて欲しい。
一応この綺麗な風景をスクリーンショットしておくか。
すいません。
投稿間隔が開きすぎていますし、話に脈略がありません。




