表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Magia Online  作者: kame
正式サービス
48/57

水龍(アクアドラゴン)

「松原さんおはようございます」


登校していたらちょうどアリスとばったり会った。


「あぁ、おはよう」


なんかアリスの俺の呼び方にちょっと違和感を感じるが、別にいいや。


「来るの早いんだな」


今からゆっくり学校に行っても授業開始30分前には付く。

今日は出されていた課題を持って帰るのを忘れていたから早めに行ってしようと思ったからいつもより早く家を出たんだが。


「この周辺を探検しているのです」


実際家は学校を挟んだ反対側だそうだ。





「~~であるからして・・・」


教師が黒板に教科書の内容をそのまま書き写すのをノートに書き映す。

はっきり言って暇だ。


今日は何するかなぁ・・・たまにはナツミとダンジョンにでも行ってみるか。


――――bububu


俺の太股で携帯のバイブレーションが響く。

でも、今は見れないんだよな・・・この教師、なにげに耳がいいからバイブの音聞こえてるからな・・・

前クラスメイトが携帯を没収された。

今だって、座っている生徒を見回しているから携帯を使っている生徒を見つけようとしたのだろう。


――――キーンコーンカーン


「今日はここまで」


やっと終わったか。


「響ー今日、《アクアリム》行くから手伝ってー」


奈津美が俺の机まで来て話す。


「別にいいが、《アクアリム》ってどこだっけ?」


俺は聞き覚えない。


「《ヘネシリウム》の北にある水の都だって。

難易度的には《カルニン》いけるぐらいだったら行けるんだってさ!」


水の都ねぇ・・・最近のアップデートで入ったかな?

南、東はβでもあったが、北、西のフィールドは正式版で出たけど少し行ったらいけないようになっていた。


ちなみにメールは奈津美からそのパーティーのお誘いメールだった。




「暁の水平線に勝利を掴むのですっ!!」


はぃ?

デンが、日が昇っていく水平線を指差しながら言う。

今日の狩りメンバーは俺、デン、ナツミ、紫だ。

これだけ揃ったらアリスがいるはずだが、所用でアメリカに帰らなくてはいけなくなったからといって学校も早退していったからいない。

今、俺達は海にいる。


「この中で一番レベルが低いのって私なのかぁー・・・」


ナツミ・・・ステータスで考えろ。

ナツミのステータス、デンと同じくらいだぞ。

装備がチートじみてるんだよなぁ・・・


「《アクアリム》に行くためのボスって何だったかしら?」


「《水龍(アクアドラゴン)》なのです」


紫が聞き、デンが答える。

どうやらデンも《アクアリム》に行きたかったらしい。


それにしてもドラゴンか・・・


「で、どこに出るのかしら?」


「多分あの辺」


俺は久しぶりに使った索敵で、一番大きな反応があった海の一部を指差す。

結構遠いけど、ぎりぎり《マジックアロー》の射程内だ。

多分アクアドラゴン。


――――ドォォォォォン


水が爆発したかのように水面が盛り上がり一気に水滴を周囲に巻き散らかせながらアクアドラゴンが現れた。

どうみても《カルニン》にいける力があれば倒せるような奴じゃない気がする。

大きさは・・・30から40メートルって所かな。


「弱点は頭なのです!!」


デンが弱点を叫ぶと共に、紫の氷が集中的にドラゴンの頭を狙っていく、ドラゴンは向かってくる水の弾を飛ばしてくるが俺が全て迎撃していく。

デンはナツミに向かっていく水の弾を迎撃しながら、ナツミの攻撃の補助をしている。

急に始まった戦闘だが、いつもとあまり変わらない配置だな。


紫が全力で対象に攻撃して、俺が相手の攻撃の迎撃と隙が出来たら攻撃。

ナツミは遠距離からのエンチャント付き弓矢による高火力攻撃、そのナツミを守るのがデン。

いつもなら、遊撃としてアリスがいるんだが、今日はいないから仕方ない。

それに接近職は水の上だと動けないだろう。


――――GAAaaaaaaaAAAA


ドラゴンが叫ぶと共に遠距離では無理だと思ったのか、その巨体でこっちに向かってきた。


「では行ってくるのです」


デンが前線に向かう。

その間のナツミを守るのは紫の役割だ。

あれ・・・?ドラゴンが向かってきたといってもまだ水の上だし・・・デンはどうやって・・・


「は?」


俺が見た光景は、デンが水の上を走っていく様子だった。

何が起こってるし・・・?


もしかして、あの足が沈む前に次の足を出して水の上を走るって奴か?

あとでデンに聞こう。


「《加速》《飛翔》」


俺もデンと一緒に前線に向かうか!!





デンは、ドラゴンに接近すると、ドラゴンが攻撃として使ってきた尻尾に飛び乗って、背中を走っていく。

空中にいる俺とデンは目をあわせて頷きあう。

デンは背中から、俺は正面からドラゴンを迎え撃つことが、二人の目線会議で決まった。

というか足場がドラゴンしかないデンに正面は無理だ。


「《加速》」


重ね掛けは意味ないけど、継続時間延長のためにかけなおす。

デンは、視界から消えた。

消えたんじゃないな、デンのスピードに俺の目が付いていけなくなっただけだ。

デンは、スキルと自己ブーストを使うことで通常の2倍は早く動けるとか言ってたけど、もっと早くなってる気がする。


「《エネルギーボルト》」


俺は、こいつを使わなくては話にならない。

低レベルの雑魚狩りならいらないんだが、流石にこういったボス戦だと必須の魔法になっている。


「《マジックアロー・フルバースト》」


《マジックアロー》を待機させたまま、ドラゴンに向かって飛ぶ。

極たまにドラゴンの背中や首筋付近で茶髪の女の子が一瞬だけ見えるのは気のせいだろう・・・うん。きっと気のせいだ。


ドラゴンが見えない攻撃を受けていると近付いてくる俺を見つけたのか、攻撃してくる。

接近戦だと、体当たりか尻尾、鋭い爪での攻撃が襲ってくるが、見切って避ける。


隙が出来たら《マジックアロー》を打ち込む。

たまに、《マジックアロー》の前に人影が現れて、《マジックアロー》が消滅と共に人影も消えてるんだが・・・人の魔法足場にするなよ・・・

やっぱり紫さんには雪山で活躍してもらうことにします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ