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Magia Online  作者: kame
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28/57

帰宅

「たっだいまー」


家の玄関が開く音と、妹の声が聞こえてきた。

長期休みに入ったから帰ってきたのだ。

ちなみに、俺はまだ長期休みじゃないが、今日は土曜日だから家にいる。


「おかえり」


俺は台所で昼飯を作ってるところだ。

今日の昼飯は手早くチャーハンにする。


――――ドタドタドタッ


多分自分の部屋に荷物を置きにいったんだろう。

荷物のほとんどは《VRメット》だと思うけどな。


そして静かになる。

降りてこないんじゃないかな。


ゲーム内だと俺と話せるが、現実じゃ怖いらしいからな。

はぁ・・・妹の男性恐怖症の原因は今、刑務所だしな・・・


「置いておくからなぁー」


俺は手早く作ったチャーハンの皿に盛って、ラップをかぶせておく。

俺?作りながら食った。


さて、ログインするか。




――――ドドド


モンスターの叫び声が魔法の着弾の音でかき消される。

今、俺は自分の《プレイヤーホーム》がある近くの名も無き村を目指して森を直進している。

最近ちょっと自分の《プレイヤーホーム》のことを忘れていたが、思い出したから向かうことにした。

村から一直線に《ヘネシリウム》まで飛べば大体30分だが、始めて行く場合は《エレルニア》を経由していかなくてはならない。


今回は、俺一人だ。

何気にソロは久しぶりな気がする。


「《マジックアロー》」


やはり《マジックアロー》は有能な魔法だ。

攻撃よし、防御よしな魔法だ。

いや、俺だって防御に使う魔法じゃないということは分かってるんだよ?

けどな、色々魔法があるほかの属性魔法と比べると種類が少ないから《マジックアロー》ぐらいしか使えるものがないんだよ。

他の属性魔法には、複数体魔法や、一体集中威力強化型の魔法が何種類が容易されているが、《無属性魔法》には《マジックアロー》しかない。

その分、補助系魔法は多いんだがな、《加速》や《浮遊》、《エネルギーボルト》といった魔法は《無属性魔法》にしかない。


「《浮遊》」


もう、戦うのめんどくさいっ!

飛ぼう。

一応フィールドボスを倒さないと村に入れないけど、ボス部屋に行くまでの戦闘がめんどくさい。


《索敵》により、前方より飛行型モンスターの接近を知らせてくる。

知らせてくると言っても俺が方向を見るために表示したままのマップに光点として現れただけなんだけどな。


「《エネルギーボルト》《マジックアロー》」


進行を邪魔する奴は排除。


弾幕が向かってきていた《フライアイ》を全て撃ち落していく。

《フライアイ》は大きな目のコウモリみたいな敵で、機動力はあるが防御力は極端に低いモンスターだ。

空中の敵に対抗できる腕があれば、経験値もまぁまぁ多いから稼ぎ敵にする奴もいる・・・はずだ。

βでは稼いだ人がいた。





適当に進行を邪魔するモンスターを適当に撃ち落しながら、ボス部屋の前に来た。

確かここのボスの名前は《スライム王》だったはず。

《スライム》よりも、射程が広く、核が小さい敵だが、まぁ・・・ぶっちゃけると《マジックアロー》のほうが射程長いし、俺の場合は早く撃てる。

むしろそいつが召喚してくる《フライアイ》や《スライム》のほうが邪魔だ。


まぁ・・・









――――プルンッ


もう終わったんだけどな。

《浮遊》しながら射程外で《エネルギーボルト》と《マジックアロー》で終わった。

召喚したモンスターは召喚は召喚者の近くから現れるから、こっちに向かう途中で《マジックアロー》でお亡くなりになった。

《スライム王》を倒したら《スライムの涙》とかいうイヤリングを手に入れたが、STR補正の装備だからあとでライに売りつけよう。






「ふぅ・・・」


村に入って一息つく。

ここから徒歩で10分、《浮遊》で2分の距離に俺の《プレイヤーハウス》がある。


適当に街のNPCの人達に声をかけながら、街がどこか変わってないか調べながら進む。

ところどころに女忍者の指名手配書が張られているが、どうやって情報が出回ってるんだろうな。


「あれ?ベルちゃんじゃないの!

久しぶりねぇ~」


急に声をかけられたから振り向くと、そこには恰幅のいい女性のNPCが居た。

この女性は、この村で唯一の宿屋を営んでいる人で名前をマリアさんという。

この人の作る料理がうまいんだよな。

昔より味覚エンジンが強化された今だともっとおいしく感じるだろう。


「ご無沙汰してます」


それにしても、βの時のNPCデータが少しぐらいは引き継がれてるのか。


「今日はどうしたんだい?」


「家に帰って来た」


「ベルちゃんの家ってあの別荘地だったわね」


ん?別荘地?ただの森の中の集落だったはずだが。


「そういや、ベルちゃんは知らないわね。

ここのあたりも観光地化したいという話があがってね。

第一歩として別荘地を作ろうってなったのよ。

で、どこがいいかなーって話してたら、この村に一番貢献してくれたベルちゃんの家の周りをそうしようって話になったのよ。

それでベルちゃんの家の近くに人工の湖作ったりしてね~」


母親が大変だったって言ってたのはこれも含んでいたのか・・・





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