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Magia Online  作者: kame
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24/57

武器強化

――――カランッ


「いらっしゃい!

ってなんだベルか」


なんか前にもライに、こんなこと言われた気がする・・・


「腕のいい《木工》持ちいた?」


《木工》は、《鍛治》の魔法装備用のスキルだと思ってくれてかまわない。

スキル持ちの割合は《木工》1に対して《鍛治》は10ぐらいだ。


「いたわよ。

とっておきのが!」


それは期待できそうだな。




俺はライにその《木工》持ちがいる場所を聞いて出向くことにする。

腕はいいけど、あまり作らないからそっちの方面では有名じゃないんだとさ。


とか考えてたらその《木工》持ちがいると聞いた、俺が何度も来たことある工房にやってきた。

何度かここで《料理》スキルあげてるから道はしっかりと覚えている。

知らないところだったら飛んで探すところだった。


「お邪魔します」


NPCの建物って言っても礼儀は大切だからな。

休憩スペースになっている入り口に数人休憩している人がいる。

その中に知り合いがいたため、俺はそばに行く。


「ナツミ」


「ん?あっベルちゃん!」


・・・視線が増えた。

無視だ無視。


「《木工》持ちがいると聞いた。

誰か知らない?」


ライにはこの工房に行けばいるとは聞いたが、誰とは教えてくれなかったからな。


「あー・・・

それ私♪」


そういうことですか・・・

男の人だと思ってたんだが・・・違ってたか。

俺、《Magia Online》で男のフレンドっていないような・・・




「それで、強化したい武器はその杖?」


ナツミは俺が愛用している背丈ほどの杖を指差しながら聞いてくる。

残念ながら今回強化してもらうのは小さい杖なんだ。


「こっち?」


普段持ってない杖の強化依頼だから困惑してるんだろう。


「これに、この宝石付けて。

あと勾玉で強化」


宝石も魔法攻撃力と耐久力のあがる装飾としても使える強化素材だ。

今回は小さなダイヤモンドと小さなサファイアを持ってきている。

ダイヤモンドは大きく耐久力を上げて少し攻撃力が上がり、サファイアは魔法攻撃力が上がる。

これを持ち手側に杖に埋め込んで欲しい。

あとレシピと勾玉も出す。


「出来るけど・・・バランス悪くない?」


それくらいは考えてる。

俺は新たに宝石をアイテムボックスから出す。

小さくて黒いが圧倒的な存在感を感じる。


「これ黒水晶じゃん!!

話には聞いてたけど始めてみた!!」


まぁ一応レア宝石だしな。

黒水晶は魔法攻撃力の大幅上昇となる。

大体サファイア10個分ぐらいの強化になるはずだ。

実は相場を知らなかったであろう人が露天で売ってたのを買っただけだ。

自分じゃ《採掘》を持ってないし、ほぼ取れないといっていいだろう。


「これを杖の先につけて欲しい」


黒めの杖だし目立たないだろう。


「これは失敗できないわね!!」


ナツミが目の前の宝石に目を輝かせながら意気込んでいる。


「ついでにこれあげる」


俺は《スライム核》という素材アイテムを机の上にだす。

これは盾の材料にいるアイテムで使うと衝撃を大幅に抑えてくれる素材だ。


「これ・・・普通に売ったら高いんじゃない?」


「まだある」


実際、50はまだ残ってる。

スライムは《エレルニア》の先の森でいるモンスターだからまだいける人が限られている。

だから《エレルニア》より先の素材は希少価値的な意味で高くなってるが、《スライム核》自体は、ドロップ率は悪くない。




「じゃぁ始めるわね」


ナツミがウィンドウを操作して、魔方陣を出現させる。

魔方陣は青色の魔方陣でゆっくりと回転している。

これは、武器強化の際に使用する《鍛治》や《木工》など武器を作れるスキルに必ず付いているスキルだ。

その魔方陣の真ん中に強化する武器、今回の場合俺の杖を入れて強化素材にダイヤモンドを指定。

取り付け場所を指定して、その魔方陣にMPを流し込むと、魔方陣の回転が早くなり、ダイヤモンドと武器が合体する。

これをサファイアと黒水晶でも同じように強化してもらう。

宝石を取り付けるだけなら失敗率はあまり高くない。

《木工》スキルの熟練度が高ければ失敗率はほとんどないと言ってもいい。


次に、ナツミがレシピの書かれた紙を工房にある机の上に広げる。

するとそのレシピの上に魔方陣が浮き上がり、回りだす。

魔方陣は紫色に弱く光っている。

その魔方陣の上に先ほど、問題なく宝石を取り付けることが出来た杖を乗せ、指定された強化素材の勾玉をセット。


「ふぅ・・・」


ナツミが息を呑む。

宝石での強化は成功率は高いが変動パラメータは小さい。

黒水晶はちょっと例外だけど。

勾玉はその黒水晶よりも成功すればよい結果になる。

が、成功率はナツミの熟練度に強化回数、レシピ使用から考えても60~70%ぐらいだろう。

まぁ失敗してもまた素材集めてくるだけだし、一回失敗したら武器が消えることはないが出来るUG(強化回数)が減ってしまうからまた一から強化し直す方が強い武器になる。


ナツミが魔方陣にMPを流すと、魔方陣が強く光り、早く回りだす。


少ししたらそこには一本の持ち手のグリップ付近にダイヤモンドとサファイアをあしらい、先端部に丸い黒水晶がついた杖が出来、薄く赤色に光っている。

勾玉による強化成功の印だ。

赤く光るのは一定時間が過ぎると見えなくなる。

魔方陣が書かれていたレシピは小さな粉となって消えていった。


今回は勾玉を使用したレシピを使ったから勾玉にしかレシピを使わなかったが、一応宝石にも変動パラメータを大きくしてくれるレシピというのは存在している。


「おぉ!!」


ナツミが杖を俺に渡してきた。

・・・なんだこのステータス。

ダイヤモンド、サファイア、黒水晶、勾玉で元のステータスの2倍まであがってやがる。


これは当分装備を変える必要はなさそうだ。



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