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爆縮と体温の機知(11)

働き

がなり立てる日差しに

抑揚の無い感情は動かない

時計の示す時間だけを気にして

行動を選択する

良いも悪いも無く

思考する気も無い

植物の方が

よく考えているかもしれない


中古の車で仕事場へ行けば

大体の時間を拘束され

夜の始め頃に

外の空気が吸える

よく分からない重荷を外して

その何かを

何処かのロッカーに収納し

幾らか軽くなった気分で

職場を後にするのである


それをロボットとは言えない

働き蟻だとも言えない

それ以外の部分を作る為に

行動しているからだ

彼等にも

それ以外の部分があるのであれば

似たようなものであるが

必ずしも

そうだとは言えない

言えないことを

高らかに述べることは出来ない


いつもの食事処で

いつもの口調で

いつもの定食を頼む

たまにサラダをサービスで貰った

嬉しいことである

客と店員という

ただの他人ではあるが

そこに人が居るのだ

頑張る理由など

実に簡単である

簡単であることまでも諦めるなら

人生が簡単になっていく

事実として

追いかけてくるような気がする









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