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どこにでもあるそんなお話  作者: まっひー
3/33

3 覚醒

目が覚めるとそこは石造りの神殿のような場所だった、奥に階段がありそこには体育館のステージのような広さのスペースがありそこの床には大きな魔法陣の様な模様が描かれている


(たしか地震の後、教室がひかりに包まれて…)


それからどうなったんだ?考える、考える、考える、だがわからない 持ち前のポジティブ思考に切り替え、落ち着いて周りを見渡すとそこには、直樹、裕二、吉瑞、相模の姿があった 


「お、白兎も目、覚めたか」


直樹が落ち着いた様子で話しかけてきた なので


「ここどこか知ってる?」


とりま聞いてみた


「知ってるわけねーだろ!」


吉瑞が代わりに答えたかなりイラついている様子だ、吉瑞は普段、冗談言い合ってる内は面白い奴だがたまに今のように自分の思い通りにいかなかったりする時かなりキレる

吉瑞のこの状態の時はあまり喋べりかけない方がいい、冗談なんてもっての他だ


「ごめんって冗談冗談」


あ、やべ、っと一瞬思ったが、吉瑞には聞こえてなかったようだ


「白兎は落ち着いてるな」


吉瑞に聞こえないよう相模が話しかけてきた、だがその様子は俺よりもかなり落ち着いている

相模に、お前もな と言ってまた周りを見渡した周りにも人が数十人いる、制服を見た感じ山川高校、つまり同じ高校の奴らだろう高校の規模がでかすぎるため殆ど知らない人ばかりだ

その時ふと目に止まったのは望月美桜だった

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

いつも喋っているクラスの女子とは違う女子と話している、いや、慰めているその望月に慰められている女子は泣いて顔がくしゃくしゃになっている慰める望月のその顔はとても不安そうだ、しかしそれを表情に出さないようにしている様子がわかる そんな細かい顔の表情まで分かるとかキモぉ!とか思わないでいただきたい。 彼女のその表情は誰が見ても分かるような分かりやすい表情をしていたのだ望月に慰められてか望月の表情を見てか、泣いていた女子はしだいに泣き止み始めている


「ちっ、泣き止んだか、俺はいたいけな少女が泣き喚く姿が大好きなのによお…ぐへへ、何を隠そう俺、尾張白兎は思った」


「思ってねーよ!」


直樹がなんとも絶妙なタイミングで俺の思考と被せてきやがった ほ、本当にそんなこと思ってないからね!


「こんな時に冗談言ってんじゃねーよ!」


吉瑞が直樹に迫り、怒鳴る 

俺が止めに行こうとした瞬間


「つ、ついに成功しました!国王様!」


この部屋の奥にあった大きな魔法陣のような模様が描かれた地面にさっきまでいなかった人達がいた真ん中に、今大声で叫んだ男がおり、洗濯しすぎて薄くなったような緑色のローブを羽織っていた、そしてその男の横にでっぷりと肥えているがその顔はどこか威厳がある男がいた、裕福なまさに童話にでてくる王様って感じの服を着ているそしてさらにその横には金髪の整った顔立ちの女性、いや、少女がおり今言った三人を筆頭に後ろに全身に重厚な鎧を纏った騎士っぽい人が数名いた中には女性もいるようだ なぜ分かったって?だって鎧の胸の部分が…

 

と、状況を整理?しようとしていると真ん中の王様っぽい姿の人が前に出て来た 状況がわからない俺達生徒は喋るのも止め吉瑞も王様っぽい人を凝視していた そりゃそうだ何もない空間からいきなり現れたんだから







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