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どこにでもあるそんなお話  作者: まっひー
2/33

2 光に包まれて

俺と直樹は鞄を降ろし相模らがいる教室の隅に行った


「どうよ?俺のさっきの蹴り、キレキレだっただろ?」


「いや、あれは白兎が弱いから…」


「そうだぜ、あれは白兎が悪い」


相模達が喋っているところに行くと何やら俺を馬鹿にする声が聞こえて来る


「誰が弱いってぇ?というかなんで俺が悪くなるんだよ!」


そう吉瑞にツッコミをいれる


「いやごめんって」


この俺と吉瑞のやり取りを見てクラスの女子数人がクスクス笑っていた満足そうにする吉瑞、なぜならその女子の中に望月美桜が居たからだ


望月美桜はこの馬鹿でかい高校の中でもかなり有

名な女子生徒だ その理由としてはまずはその容姿だろう、優しく温もりを宿した目、栗色のふわふわのショートカット、街を歩けば健全な男子なら思わず振り向いてしまうほどの整った顔立ち、だが彼女が有名なのはその容姿と性格が合わさったためだ、彼女は誰にも平等に接する、この超巨大マンモス高校の山川高校で間違いなくイケメンランキングのトップ五本の指に入る相模にも名前も知らないような根暗なコミ症にも日なたの様な笑顔で接する 故に彼女はかなり有名もとい、モテる、イケメンとだけ仲良くするなどしない性格のため、勘違いした輩が告白し望月は入学そうそう告白の嵐に巻き込まれ、二年になった今ようやく告白の嵐は収まりつつあるらしいその理由はイケメン、不細工、関係なく告白を全て拒否したからだ 

一学年で五十クラス、一クラス六十数名という構成になっている山川高校で同じクラスになれたのは奇跡と言っても過言ではない…と吉瑞と裕二が言っていた、それいったら中学生の時仲良かった俺と直樹も同じクラスになったのはかなり奇跡だなとその時思っていた、少し話が脱線したが まあ、彼女は可愛い。だから吉瑞はいつもの俺イジリで望月の気を引くのに必死だ


キーンコーンカーンコーン


「おーいお前らーそろそろ先生が来るぞ」


チャイムがなり、直樹の一言で俺達は席に着こうとしたその時


ゴゴゴゴコ


大きな音とともに教室の床が大きく揺れた


「お、おい地震か!?」


少し驚いている奴もいるが地震が多いこの国で人工島を建てるのだから当然、津波、地震対策は完璧だしかし、驚く気持ちも分かるなぜなら今回の地震はかなりの大きさだからだ、この校舎は地震対策でかなりの震度でも揺れない、といってもマグニチュード7までなるとかなり揺れるのだが、この島に住んでいる生徒達は今まで地震とは無縁の生活をしてきたからここまで揺れるのが少し恐いのだろう かくいう俺も少しおど………


「え?」


思わず目の前の光景に口にだして驚愕してしまったなぜなら教室が白い光に一瞬にして飲み込まれたからだいやこの様子だと学校全体が飲み込まれているのか?


しかし驚く事に他の生徒の声は聞こえない


それどころか周りすら光で見えない


段々と意識が遠くなってきた


そして俺は意識を失った





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