表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スズキくんとカレンちゃんの異世界180秒  作者: ドスキリ
第3話
3/5

騎士団長ルドルの悩み

  騎士団ルドルの話は少し遡らなければならない

 始まりはステラの儀式からスズキが召喚される

 丁度、前日から始まった

 


 「どうしたら、いいんだ、、私は、、」

 

  騎士団長ルドルは、悩んでいた

 時間は朝4時、この異世界でも目覚めるには少し早い時間

 不眠症気味だったルドルは、この時間に目が冷めてしまう

 フカフカとしたベットの上で起き上がりながら、

 ルドルは両手で頭を抱えている

 

 「いや、いけないな」

 

  そう呟くと頭を軽く振り、悩みを忘れるようにした

 ゆっくりとベットから降り、

 朝の支度を済ませようと歩きながら

 

 「今日は国から受託した大切な護衛任務の日」 

 「こんなことでは、団長失格だな」

 

  まるで自分に言い聞かせるように続けて言う

 

  そう、ルドルの率いる騎士団

 鉄熱の槍ヒートジャベリンは国からの任務を受けていた

 

  騎士団ー鉄熱の槍ヒートジャベリンとは、

 総勢32人からなるバルクス国の支配下にある騎士団であり、

 まだ設立から2年しか経っていない騎士団でもあった

  

  そして、団長の他に2名の副団長がいる

 任務の際は副団長が其々それぞれ、16名ずつを率いて行動を行う

 ルドルは団長として総括し指示を与える役割だ

  

  騎士団長ルドル・ラル・ロギングは、

 オールバックにした銀色の髪を綺麗に整えており、

 年齢22才で瞳の色は黒

 顔の造形も申し分ないほど整っていて、

 その上で身長178cmで細身だが鍛えられた身体をしていた

 家柄は中級貴族であり、

 この世界では家柄は騎士団長クラスなら平凡だったが、

 その容姿に加えて優しく穏やかで義侠心に溢れ

 そして国に忠義を尽くす

 非の打ちどころのない人物だった

 当然のように、ルドルは女性に非常に人気があった

 

  まるで朝起きがけに悩んでいたことなど無かったように

 ルドルは顔を洗い、髪を整える

  

  これから着用しようとしている白銀の鎧は手入れが施してあり

 鈍く白い輝きを放っている

 使用人はいるが鎧や武具の手入れは、ルドルが行っていた

 鎧や武具の手入れが不十分なのが原因となり

 間違いが起こった時に使用人の非にしたくないとの思いからだ

  

  そんな白銀の鎧と武具を手に取り、慣れた手付きで装着する

 

  綺麗に整頓された書斎の机の上にある書類

 本日の任務内容に関する書類を一通り目を通す

 

  それを終えると、ルドルは2階の自室から階段を降りる

 屋敷は2階建てで部屋数は12部屋

 中級貴族の邸宅にしてはなかなかの家だった

 庭師により手入れの行き届いた庭を抜けて

 市勢を伺う為に、王都へと向かう

 

  これも騎士としての努めだった、

 何かあれば国に申告しなければならない

 

  およそ、15分ほどで中心街に到着し、

 ルドルが懐中時計を確認すると朝の5時近くになっていた

 通りには既に商売の準備や仕入れ等で忙しく、

 動く数人の住人がちらほらと動いている

  

  ルドルが1人で歩いているのを見かけると、

 住人達は気さくに手を振る

 

 「ルドルさま、おはようございます!」

 

  1人の商売人が大きな声で挨拶をする

 ルドルはすぐに白い歯をみせながら笑顔で返答する

 

 「おはよう、朝からご苦労さま」

 

  その商売人の挨拶を皮切りに次々と挨拶が飛び交う

  

  そんな中で5人の若い女性が顔を頬を染めながら、

 照れたような笑顔で走り寄ってくる

 其々それぞれ、大切そうに両手で手紙を持っていた

 

 「ルドルさま・・良ければ読んでください!」

 「ずっと渡したくって・・ごめんなさいっ!」

 

  5人の女性は口々に同じようなことを言うと、

 手紙を震える両手で、ルドルに付き出す

 

  ルドルは検討がついていた

 恐らくは恋文であると

  

  その内容についても察しがついた

 だが、ルドルは国から騎士団を任されてる身分だ

 個人的な幸せを求めるのは、やり遂げてからの話

 そうは解っていたが、

 女性達の気持ちを考えると受け取ることが最良だろう

 そう思い、ルドルは笑顔をみせながら言った

 

 「ありがとう、屋敷に帰ってから読ませて貰うよ」

 

  途端に女性達の顔が更に真っ赤に染まる

 足が震えてる女性もいるほどだ

 そんな女性達の姿をみると、

 ルドルはしっかりと返事を書かなければなと思った

  

  さてと、そろそろ戻り書類の最終確認をしよう

 心の中でそう思うと、1人の少女、6才位だろうか?

 ルドルを指差しているのが見えた

 

  騎士が珍しいのかな?と思い少女に笑顔を送る

 少女は唐突に、大きな声で言う

 

 「あー頭のおかしい騎士団のお兄ちゃんだ!」

 

  ルドルは少し顔を引きつらせるが、

 悟られまいと笑顔にすぐに戻る

 

  周りの大人達は騎士団に対する無礼に対して、

 普通なら青くなるはず

 だが、周囲の住人達に動揺した様子はなかった

 まるで当たり前のことを少女が言ってる

 そんな感じにすら思えた

  

  ルドルは少女にゆっくりと近寄ると、

 小手の金属部分を当てないように注意し、

 優しく頭を撫でながら笑顔で、

 

 「そうか、そう言われないように頑張るよ」

 「だから君も応援してくれると嬉しいな」

 

  ルドルは少女に向かって言った

 少女はその言葉を受けて、思わずルドルに飛びつく

 

 「お兄ちゃん・・・好き!」

 

  その微笑ましい光景にルドルは照れたように笑う

 

  ただ少女の言葉は胸に響いていた

 

  そう、騎士団ー鉄熱の槍ヒートジャベリンには問題があった

 騎士団に在るまじき失態があった

 この2年での投獄は7人、

 出入り禁止の酒場等は20店舗を超えていた

 幸いにも極刑に至る者はでていないのが救いだった

 荒くれ者の騎士団?犯罪者を集めた騎士団?

 事実はそのどちらとも違っていた

 

  問題は副団長を含めた団員にあった

 それについては後述するが、

 騎士団長ルドル・ラル・ロギング

 その人が原因であることは間違いなかった

 

  ルドルはそうして市勢を伺いながら

 王都が平和で何よりだと心から思った

  

 「さぁ気を引き締めないとな」

 

  朝礼の時間にはまだ3時間ほど早い

 王都から私邸の自室に戻り書斎の机に腰をかけると、

 城下町の女性達から貰った複数の手紙を取り出す

 なんとなく察しながら丁寧に開封する

 

 【ルドル様、お慕い申しております】

 【この気持ちを是非、お受け取りください】

 

  まぁ手紙を渡す態度を見れば、

 そのことは、ルドルには明確に分かっていた

 察したと言うのは別の部分だ

 

 【付きましては差し出がましいですが】

 【騎士団を抜けてくださいませ】

 【ルドル様に、あの騎士団は不向きです】

 

 「だろうな、、」と予想通りの文面にルドルは呟く

 

  最後に文面は、騎士団を抜けた後は、

 私と家族の家業を継いでくださいと書かれていた

 

  他の手紙にも続けて目を通す

 愛の告白を枕言葉にして共通の文面がある

 全ての手紙があの申告をルドルに突き付ける

 

 【騎士団を辞めてください】

 

  途端にルドルは頭が痛くなった

 彼女達が好意を持ってくれているのは本心だろう

 自惚うぬぼれてるわけではないなら

 騎士団に関してのことは好意からの申告だろう

 咎めることはできない、ルドルはそう思う

  

  事実、この様な手紙は過去に何度も貰っている

 そのような経験を踏まえて察したのだ

 ただし、慣れてしまうわけでも無かった

 彼女達には申し訳ないが国から託されたのだ

 安易な気持ちで投げ出すわけにはいかない

 ルドルは心の中で改めて決意を固める

 

  そして、気分転換に窓の外に目をやる

 朝礼まであと2時間弱はある

 勿論、誰もいないのはルドルには分かっていた

 綺麗に手入れされた庭でも見れば、

 気持ちも落ち着くかも知れない

 

  そうして眺めた庭には、騎士団員達がすでにいた

 1人や2人ではない、少なくても数十人

 不気味なことに黙って無言で整列している


 「また、集合が早くなっている・・どういうことだ・・」

 

  慌てて懐中時計を取り出し時間を確認する

 間違いなく、朝の6時過ぎだ

  

  ルドルは呆れるを通り越して、驚愕していた

 思い返せば、少しずつ早くなってる

 遅刻するのは論外だが早過ぎるのも限度がある

 よくよく見れば副団長の1人が列の先頭にいる

 

 「やはり、ゼンもいるな」

 

  ルドルの視線が副団長を見ていた


  副団長ゼン・ウォール

 鉄熱の槍ヒートジャベリンの副団長の1人

 身長185cmの意丈夫、

 燃え立つような赤い髪を無造作に紐で纏めている

 年齢は32才と若干高めだが、

 それを感じさせない鍛錬を続けていた

 事実、この騎士団の中でもトップクラスの戦闘力を有していた

  

  そんな男が無言で胸の前で腕を組み仁王立ちしてる

 ルドルは視線を更に送ると、

 ゼンの影に隠れるように女性が立っているのを見つけた

 

 「リンネもいるよな」

 

  ぼそっと当たり前のように再び呟く

 リンネ・フーリエはゼンと同じく副団長を努めている

  

  リンネは年齢21才で薄く化粧をし、

 身長は166cmで少し筋肉質で本人も気にしている

 騎士団に所属している女性には珍しく

 眉毛や綺麗な長い黒の髪も手入れしているようだ

  

  リンネの経歴は少しは特殊で副団長ながら、

 この騎士団に所属したのは約1年前からの新参者だった

  

  彼女は騎士団の度々の不祥事を監視する為に、

 国から付けられたお目付け役だった

 そして、副団長の就任も国からの指示であった


 「また、早く始めるか、待たせるわけにもいかない」

 

  ルドルはそう言うと急ぎ用意をした

 書類の内容は頭に入ってはいるが、

 移動しながら間違いはないか確認する

 2階の自室から階段を早足で降りていく

 そして玄関の両開きの扉を開ける

  

  オオッと感嘆にも似た声が漏れる

 待ってましたとばかりに片膝を付いて頭を下げ

 忠誠心を示す動作を騎士団員全員が行った

  

  いや、1人だけ片膝を付かず

 列の先頭で胸の前で腕組みをしたままの団員がいた

 そう副団長のリンネだった

 

 「馬鹿じゃないの?」

 「この人達は好きに集まってるんだから、

  合わせる必要なんてないのよ」

 

  とても上官に対する言葉遣いとは思えない態度で言い放った

 隣で頭を下げている同じく副団長のゼンの顔がその台詞に若干歪んだ

 

 「折角、早めにきてくれたんだ、待たせるわけにはいかないさ」

 

  ルドルは爽やかに笑顔で告げる

 それに対してリンネは言う

 

 「まぁ同じように早くきちゃった私も馬鹿だけどさ・・」

 

  そう言いながら、他の団員達と同じく片膝を付き頭を垂れた

 そんな団員達を見届けるとルドルは告げる

 

 「皆、頭を上げてくれ」

 

  このような所為を命じたことは一度もない

 もっと格式の高い厳粛げんしゅくな騎士団ですら、

 このような事は行わない

 あくまで彼らが自主的に行ってるのだ

 それを咎めることはルドルにはできなかった

 

  騎士団員達は一斉に規律正しく、一糸乱れることなく

 其々それぞれが立ち上がり整列の状態に戻った

 その流れるような所為は、

 王国にいくつもある騎士団の中でも、

 トップクラスに統率の取れたものだった

 ルドルはそんな誇らしい団員達をみながら喋りだした

 

 「皆、朝早くから集合して貰い申し訳ない」

 「今日は大事な任務の日だ、皆の任務に対する気持ちが伝わるよ」

 「本当にありがとう」

  

  ルドルは目をつむり頭を下げた

 

  一瞬、空気が変わったようだった

 まさかと思いながら、ルドルが再び顔を上げると、

 

  列の先頭で感謝の言葉に感極まった副団長ゼンが泣いていた

 歯を悔い縛り、涙を外に零さぬように上空を向き

 そして拳から血がでそうな位に強く握り締め

 押し殺し泣く様はまさに男泣きであった

 周りを見渡すと総勢32人の男性団員が全て泣いていた

 押し殺した声が微か漏れるのが聞こえる

 

  唯一泣いてないのはリンネだけだった

 

 「いつものことながら、どうなってんのよ・・」

 

  半ば諦めたかのように両手を広げ手の平を上に向けて溜息をする

 そんなリンネを見てからルドルは改めて声を出す

 

 「み、皆、そのままでいいから聞いてくれ」

 「今日の任務のことだが・・」と言いかけたが、

 

  1人の男性団員の叫びにも似た声に打ち消された

 明らかに感極まった声、泣き声に近い声で叫ぶ

 

 「我々! 騎士団!鉄熱の槍ヒートジャベリン!」

 「主である、ルドル様に忠誠を誓い!」

 

  リンネを除きその叫びに似た声が徐々に重なっていく

 さながら合唱のように一字一句間違えず

 32人の声が重なっていく

 

 「その命を計りかけようとも喜び!歓喜し!!!」

 「永遠なる忠誠を誓うことをここに約束します!!」

 

  台詞の全てを言い切る時には完全に32人の声が重なり

 1つの大きな叫びとなっていた


 「勘弁してよ・・もう・・・」

 

  リンネがうんざりといった感じで呟く

 恐らくもっとも勘弁して欲しいのはルドルであった

 

  なにしろ私邸である、周りに住居がないわけではない

 いつ隣の住人が飛び出してくるかもわからない

 いや、実際に文句を言いに飛び出してくることは過去にあった

 ルドルは不安に駆られ、頭を抱える

 

  そこに追い打ちをかけるように副団長ゼンが叫びを上げる

 

 「ルドル様ーっ!!万歳!!!」

 

  それに合わせるように他の男性団員達も続く

 

 「ルドル様!!万歳!!!万歳!!!」

 

  其々それぞれに力の限りに腕を空に突き上げ、叫びを上げる

 もう滅茶苦茶な狂騒であった

 

  ルドルは意を決して止めようとした時に、

 リンネが鞘の付いたままの剣でゼンの頭を思い切り殴打した

 

 「ルドルが困ってるのよ、それくらいにして!」

 

  ゼンは我を取り戻したかのように、

 大きく身振り手振りで制止する

 

 「皆!我々の思いは伝わった!そこまでだ!」

 

  元々、地声の大きいゼンの声はよく響き

 男性団員達の声や動作が止まりだした

  

 しばらくしてようやく、元の整列状態にまで落ち着いた

 

  これがこの騎士団ー鉄熱の槍ヒートジャベリンの問題点だった

 男からみても魅力的過ぎるルドルは忠誠心を高めすぎてしまった

 

  例えるなら恋愛ゲームにおいて親密度を最大まで上げて

 更にゲームがバグってしまい

 上限値を遥かに超えてしまっている状態だった

 ルドルの命令であれば躊躇なく喜んで死を選ぶだろう

 それどころか命令がなくても、ルドルの為と考えれば自ら死を選ぶ

 そこにすら至ってる状態だった

  

  それも副団長ゼンだけではない

 32人の男性団員が全てその状態に達していた

 

  騎士団員達が投獄されたり酒場等を出入り禁止になったのも、

 ある者はルドルを悪口を聞き名誉を守る為に乱闘になり、

 ある者は騎士団を批判した貴族を殴った為、

 其々それぞれがルドルの為と思い行動した為であった

  

  全てはその忠誠心が問題だった

 

  前述した通り原因は、

 騎士団長ルドル・ラル・ロギングその人にあった

 

  場の空気を変えるようにルドルは咳払いを一つし

 綺麗に整列した騎士団員達を見ながら喋りだした

 

 「さ、さて、今回の任務を伝えよう」

 「以前に説明した通りの護衛の任務だ」

 「竜の巫女の儀式の護衛を我々で行う」


  納得できないような顔をしながらリンネが口を挟む

 

 「前にも聞いたけど、竜の巫女ってあれよね?」

 「あの観光の村の巫女よね?それに護衛?」

 

  それに対してゼンが思わず言う


 「ルドル様がやれと言われたらやるのが我々だ!」 

 「余計な推測は無用!」

 

  ルドルはここで余計なことは言えないなと思った

 なにしろ先程の狂騒があったばかりである

 言葉遣いを慎重に選ばなければならないのだ

 

 「確かに竜の巫女の村は観光の場所として広まってはいる」

 「ただ、どうやら初めての儀式を行う際の護衛という話だ」

 「先だっての王宮よりの宝物の盗難事件との関わりもあるらしい」

 「それについては我々も知る由もない、ただの噂だ」

 

  ルドルは言葉を選びながら慎重に概要を伝える

 場所や時間、その他の事項はすでに騎士団員全てが承知していた

 今日は当日の最終確認だけだった

 これから、昼頃には出立し

 野営をして明日の朝には到着しなければならない

 

  最後にルドルは準備の指示を副団長2人に伝える

 これから頼んで置いた馬車や馬そして食糧などを積み込み出立する

 元々統率の取れた団員達は其々それぞれに手際良く準備をしていく

 行動を見届けたルドルには行うべきことがあった

 

 「さてと、謝りに行かなくては・・・」

 

  ルドルの足は近隣の住居へ向かう

 その足取りは重く、また寝れない夜になりそうだった

 

  ルドルの悩みは尽きない

  

  そんな謝罪に向かうルドルの背を見つめながら、

 リンネはやはり納得できない感じで独り言を零す

 

 「盗まれたのって異世界人を呼ぶっていう笛だったはず」

 

  監視役として王国との直接的な繋がりを持つ

 リンネだけが知り得た情報であった

 そして、不思議そうに首を傾げて更に言う

 

 「あれって異世界から1人呼んだところでどうにもならない」

 「そんな理由で、もう放置されてる問題なんだけどな」


 

 次回、「スズキは異世界を知る」に続く

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ