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探索開始

引き続きジョルト視点から開始です。



俺たちはバーン領から急いで脱出した。じゃないと追ってくるからな。もう追ってきてるかもしれんが…


ミール領まで2日かかる。だけど、俺にはとっておきの秘策がある。そう、身体強化魔法だ。これを馬にかける。そうすれば、1日でつける。

……親父が同じ方法を使ってきたらミール領について、ベーゼと話してる時に連れ戻されそうだがな…まぁ、ベーゼもアルブランド大森林探索のための準備は済ませてあるだろう。

「…ジョルト、依頼、探索、目的、捜索でいいんだよね?」


「ああ、あってる。だが、古龍が出たら戦ってもらうぞ。勝てなくても俺たちが逃げる時間は稼いでくれ。」


「了。その代わり別料金」

「まぁ、しゃあない。なんか出てきたら戦闘もして貰うぞ。」

「聞いてない。別料金」

「……解った。」

こいつはこういうところがあるから好きになれんのだ。最初に言わなかった俺がわるいっちゃ悪いんだが…


ミール領についた。途中にあった村で馬を交換してもらったり、馬車の御者を交代し、睡眠や食事を交代で行った結果17時間でベーゼの屋敷までこれた。


屋敷の裏にある俺たちの秘密の場所に馬車を止める。これから探索しに行くことがバレないようにベーゼの屋敷の家臣団に見つからないようにヤミカに魔法『インビシブル』を使ってもらった。インビシブルを解除し、姿を現す。するとすぐにベーゼが出てくる。準備万端のようだ。

ベーゼを馬車に乗せ、再びインビシブルを掛ける。さて、久々の僕たち3人での冒険だ。油断はしないようにしなければ…



ドライアド視点


私はドライアド。名前は…ない。

まぁ、それは置いておいて…来ましたよ。来ちゃいましたよ…貴族様…

まぁ、支配してる連中には手を出さないように言っておいたけど……どうしよう……ここまで誘導するしかないかー…

相手が貴族なら、私の本体のところで話を聞かせるのが筋ってもんだろーし…



ベーゼ視点


ぼくたちはアルブランド大森林の表層部を探索してる。ヤミカさんは周囲の警戒。ジョルトは…少しウキウキしすぎ…え?ぼく?もちろん周囲の警戒だよ。

だけど、これまで何も変化がない。もう急激に成長した部分に入っているのに…

やっぱり、リッケルたちはまだ原因の調査中なんだろう。そんなことを考えていると、ふわふわと緑色の光る球体が飛んで来た。

「…気をつけて…尋常じゃない…魔力を感じる…おそらく、原因、これ…」


「!ってことは…あ、あの、リッケルたちは、無事ですか?」


そう問いかけたけど、緑色の光る球体は明滅を繰り返しながら森の奥の方にふわりと飛んで行った。


「ベーゼ、落ち着け…あの変な球体に意思の疎通が出来るとは思えねぇ…だが、、ついてこいっていうのは解った。おそらく、あの玉を操ってるやつがこの森にいる。」


「…罠かもしれない。それに原因は恐らくあれのはず…」


「それはない。あの玉自身は恐らく喋ったり出来無いのだろう。だから俺たちにふわふわと警戒させ無いようにゆっくり近づいて来たんだろう。それに罠なら、さっきの玉の魔力を解放するだけで俺たちは容易く死ねる。なのにそれをしないってことは操ってるやつは俺たちとの対話が目的だろう。」


「なるほどね。だったら追いかけよう。」


ぼくたちは緑色の球体を追いかける。随分と森の中心部に近づいて来た。もしかして、中心部にぼくたちと対話を求める存在がいるってことなのかな?


やっぱり、中心部に向かってる。中心部に向かう過程でとても大きな大樹が見えて来た。恐らく、中心部の木に何かした結果こんな事になったのだろう。だけど…よく古龍を恐れないなぁ…確実に古龍が怒り狂いそうだけど…まぁ、領民たちに被害がなければそれでいいんだけど…

そしてようやく大樹の元にたどり着き、ぼくたちが目にしたのは土下座してるドライアドだった。

え?いきなり土下座?え?


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