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インタールード #2
前回までのエクストリーム日焼け。
ホテルに帰ったジャスティン。彼の肌は真っ赤である。まるで下水管にこびりつく垢のようだ。そして彼はまた、カシカにこびりつく垢でもあるのだ。
そんな垢抜けない彼の炎症を収めるべく、カシカは彼に乳液を塗る。しかしこれは、ただ乳液を塗っているだけなのではない。エクストリーム乳液だ。
カシカはホテルのロビーで上半身裸の彼に乳液を塗っているのだ。観衆から絶え間ない視線が注がれる。しかしこれもまた、彼にとっては快感なのであろう。
彼のおじいさんがくれた初めての液体、それは乳液で彼は四歳だった。その感触は優しくクリーミーでこんな素晴らしい乳液もらえる彼は、きっと特別な存在なのだと感じた。将来は彼もおじいさん。孫にあげるのはもちろん乳液。なぜならその子もまた特別な存在だから。