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カシカ2 エジプトの朝  作者: 丸三角死角
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絵画の行方

博物館に入館した私とジャスティン。何故か私は、あの絵を見つけることができなかった。


確かに、たくさん物が置いてあるためどこにあるか分からなくなることもあるだろう。しかしジャスティンも場所を覚えていたはずで、二人は首を傾げた。


二人で必死に探してみたものの、どこにも無くて、私は落ち込んだ。そしてそのまま見つけられずに、日本に帰る時がきた。


これが五年前のこと。日本に帰ってからの私は、別人みたいだった。完全に元気がなくなって、常にあの絵のことばかり考えていた。


あれからいくら月日が流れても、あの絵のことが忘れられなかった。おそらく、この頃はジャスティンのことよりもあの絵のことを考えていたと思う。


ジャスティンがギャグを言っても鼻で笑っていた。といってもいつも鼻で笑ってたのだが、特に鼻先でせせら笑っていた。母親が子供をせせらかすみたいに。


イオンに行っても、マクドナルドに行っても、ケンタッ○ーに行ってもこの見たい衝動は抑えられなかった。


私は頑張って耐え続けた。そして去年。私はついにエジプトに行けることになった。

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