作戦発動!
ずっとキャラがブレブレだった隼人ですが、一応今後はおバカキャラとしてやっていきます。
《マンドラゴラ》
紫色の花型モンスター。攻撃自体は大したことはないが、ときどき出す麻痺性のある消化液がキケン。さらに、自身が危険な状態になると仲間を呼ぶことがある。ごく稀に、《クイーンマンドラゴラ》を呼ぶことがある。
主な生息地は『初心者の森』の奥地。苦手な属性は火、氷。
「街の人たちから聞いた情報によるとこんな感じかな」
「ありがとう、弥生」
俺たちは、クエストの受諾後、二手に分かれた。俺と隼人は回復薬や、麻痺直しの薬草などを買いに。弥生はその間に街の人たちにマンドラゴラについて聞き込みに行ってもらった。そのおかげでなかなかの情報が集まった。
「それじゃあ出発しますかね」
俺はそう言い、セントラルの町の南門から出る。遅れて二人も付いて来る。
現在の時間は午前十時。宿の夕飯の時間までには余裕で戻ってこれそうだと俺は思った。
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「よし、この辺りだな」
俺たちは初心者の森のだいぶ奥の方まで来ていた。
「う~ん、どこにいるんだ?」
隼人があたりをキョロキョロと窺う。
「あ、あれじゃない?」
俺と隼人は弥生が指差した方を見る。確かに20メートルぐらい先にマンドラゴラ特有の紫の頭が見える。
「よし、挟み撃ちにするぞ。それと、さっき言った作戦忘れるなよ!」
「わかってるって」「大丈夫よ」
二人がそろって返事をする。
「よし、じゃあ行くぞ!」
俺たちは同時に左右に飛び出す。マンドラゴラもこちらに気付いたようだが、どちらを攻撃していいのかわからないようだ。
まず左から飛び出した俺が一撃。すると、ヘイト値によって、俺をロックオンする。
俺は、昨日の戦闘で、このゲームのモンスターにもヘイト値があることを知っていたので、この先制攻撃も作戦の一つだ。
俺の攻撃に続いて右から飛び出した隼人と弥生が俺の方を向いているマンドラゴラの背中に攻撃を加える。あっという間にマンドラゴラのHPバーが赤になる。
俺はそれを見た後、
「離れろ!」
と声をかける。二人は頷き、5メートルほど離れる。俺も同じように離れる。
マンドラゴラは俺たちが離れたのを確認すると、不思議なダンスを踊り始めた。
すると、茂みの奥から新たなマンドラゴラが現れる。
俺は、それを確認すると、体力の少ないマンドラゴラを攻撃し、倒す。
そう、これが2つ目の作戦だ。
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『いいか、マンドラゴラの体力が赤になったら攻撃をやめて離れるんだ』
『どうして?』
『さっき聞いた話によるとマンドラゴラは、ピンチになると仲間を呼ぶんだ。これを言えばわかるか?』
『あ、そうか!』
『え、なんなんだよ?全然わからねーぞ?』
『弥生、隼人にもわかるように説明してくれないか?』
『わかったわ。つまりね、マンドラゴラはピンチになると仲間を呼ぶの』
『それはわかる』
『そのマンドラゴラが仲間を呼んだ後に倒して、新しく呼んだマンドラゴラの体力をまたギリギリにして私たちは離れる。するとどうなる?』
『そりゃ、また新しく仲間を呼んで・・・そうか、わかったぞ!それを繰り返せばマンドラゴラを短時間でたくさん倒すことができるんだ!』
『そうだ、だから今回はこの作戦で日没までに50体以上のマンドラゴラを倒してクエストと金集め、さらに経験値稼ぎを同時にやるんだ』
『おお!』
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「よし、このペースで残りもいくぞ!」
『おおー!!』
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「ふう、これで49匹か、そろそろ日も落ちるし次でラストにしよう」
「OK!」「了解!」
二人はそれぞれ返事をする。
がさがさっ!と茂みから音がする。
「よし、いくぞ・・・って、え?」
そこに現れたのは今までのマンドラゴラとは大きさや触手の数、牙の鋭さまで、すべてがマンドラゴラとは違う、花型モンスターだった。
できればまた夜にでも更新したいと思います。
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