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マルチジョブオンライン(MJO) (休載)  作者: 一人貝
一章 問題発生!
6/28

クエスト受諾

もうすぐpvが2000を超えそうです。

「私を零矢君たちのパーティに入れてほしいの!」


 そう言われた瞬間、俺は一瞬思考が止まった。


「あの、だめかな・・・?」


 う、その上目遣いは反則だろ。


「い、いや、ダメとかじゃなくてだな、その・・・君にはもっと他の強いパーティの方がいいと思うんだけど・・・」


「そんなの、私が決めることよ!それに、まだ会ってから全然時間は経ってないけど、私はこのパーティに入りたい・・・ううん、入りたいって思わせる何かを零矢君たちから感じたの!」


 そんなこと言われても・・・


「いいじゃねぇか、零矢。ちょうど後方支援系の仲間が欲しかったところだしよ!」


「まあ、隼人がいいって言うならいいか。じゃあ弥生、君とパーティを組ませてもらうよ」


「うん、よろしくね!」


 だからその笑顔は反則だろ!


「じゃあ、とりあえずフレンド登録とパーティ申請をして・・・っと。よし、これでOKだな。俺たちは、今日のところはもう街に戻るつもりだけど、弥生はどうするんだ?」


「私も疲れたから街に帰るよ」


「じゃあ帰りますか。ところで弥生はどこの宿に泊まるつもりなんだ?」


「私は『ウインベール』っていう宿屋を予約してるんだけど・・・」


「なんだ、俺たちと同じじゃないか。これなら、明日すぐに出発できそうだな」


 その後も俺たちは、弥生のことや俺たちのこと、このゲームのことについて話しながら宿屋に戻った。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




「じゃあ、また明日、八時にこの宿屋の食堂に集合な」


「OK」「わかったわ」


 隼人と弥生は了承の返事を返す。


「それじゃ、お休み」


 俺は自分の泊まる部屋に入って扉を閉める。


「ふう、さすがに疲れたな」


 俺は、早速ベッドに入る。

 すると、現実世界での嫌な記憶がよみがえってくる。


「・・・ッツ!」


 俺は頭を大きく振ってその記憶を追い出す。しかし、どれだけ頭を振ってもその記憶は出て行ってはくれない。


「寝るか・・・」


 俺はそれを追い出すことを諦めてさっさと寝てしまおうと考える。が、やはり眠れない。

 結局俺が眠りにつくことができたのは一時間も後の話だ。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




「よし、そろってるな」


 俺が起きて下に降りるとすでに二人とも降りてきていた。


「遅いぜ零矢!」


「そうよ」


「そんなこと言われても時間には間にあってるし・・・」


 俺が下に降りたのは7時46分。ということは、二人は集合時間の15分以上前に来ていたということだ。


「まあいいわ。早く朝ごはんを食べて冒険に出かけましょ」


「そうだな」


 俺たちは四人がけのテーブルにつき、NPCの従業員に朝食の用意を頼む。すると、10秒もかからずおいしそうなパンにスクランブルエッグ、ブラックコーヒーを用意してくれる。

 俺たちは、早さについては昨日の夕食で知っていたので、つっこまない。

 俺は、とりあえずブラックコーヒーを一口、口に含む。


「ずずっ・・・うん、うまいな」


「パンもうまいぜ!」


「スクランブルエッグもなかなかよ」


 俺たちはゲームの中とは思えない、おいしい朝食を心行くまで味わった。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




「とりあえず、今日の分の宿もとったし、行きますか」


 俺たちは『ウインベール』を後にし、広場に向かう。


「なあ、零矢。いったい広場なんかに来てどうしたんだ?」


「ああ、今日は〈クエスト〉に挑戦してみようと思ってな」


「あれ、クエストって広場で受けられるの?」


 弥生がそう尋ねてくる。


「いや、正確には広場にある〈クエストボード〉からだな」


 俺は、説明するより見せた方が早いと、二人を連れて歩き出す。




「これがクエストボードか!」


 俺たちの目の前にはかなり巨大な掲示板のようなものがある。これがクエストボードだ。

 俺は、とりあえず、俺たちのレベルでもできそうなクエストを探す。


「あ、これなんかいいんじゃないかな」


 どうやら、弥生が何かクエストを見つけたようだ。


「どれどれ・・・『マンドラゴラ』10体の討伐か・・・確かにこれならよさそうだな」


 俺はそういうと、クエストボードに貼ってある張り紙を一回タッチする。すると、《このクエストを受けますか?》というウィンドウが出てきたので、《YES》を選択する。


「よし、じゃあ行きますか」


 俺たちは昨日と同様に初心者の森へ歩いて行った

 心理描写って難しいですね・・・

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