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マルチジョブオンライン(MJO) (休載)  作者: 一人貝
一章 問題発生!
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チュートリアル

 1日でpv100を突破することができました。ありがとうございます。

 俺がMJOの世界にダイブすると、まず、広い部屋に出た。

 その部屋の真ん中に、見た目10歳ぐらいの少女がいたので、とりあえず近づいてみる。


『マルチジョブオンラインへようこそ!私はインフォメーションプログラムのミイといいます。まずはあなたのプレイヤーネームを登録しますので、プレイヤーネームを入力してください』


 ミイというプログラムの少女がそう言うと、目の前に入力画面が現れる。

 俺は、最近のプログラムはすごいな、などと思いながらプレイヤーネームを入力する。


『プレイヤーネームは《reiya》でよろしいでしょうか』


「ああ」


 と、口で答えたところで、しまったと思った。

 俺はなんで口で答えたんだ・・・プログラムなんだから既定の操作にしか反応しないはずだろ。

 と、勝手に一人合点していたが、どうやら大丈夫だったようで、


『了解しました』


 と、反応が返ってきた。


「ちょっと待て、お前には音声認識機能があるのか?」


『はい、確かに音声認識機能はあります。ですが、それだけでなく、私は自立式プログラムなので自分の意志で反応を返しています』


 あの男、こんな昨日までつけていたのか・・・


『それで、説明に戻らせていただきたいのですがよろしいでしょうか』


「ああ、悪いな、続けてくれ」


『それでは、まずこのゲームについての説明をさせていただきます。


 ミイはそう言うと、いくつかのウィンドウを出しながら説明を始める。


『まず、このマルチジョブオンラインは、名前でもわかるように、数多くの職業があります。例えば、ナイト、マジシャン、プリーストなどがあり、これらは基本職と呼ばれるものです。そこから2次職、3次職となります。そして、このゲームのコンセプトは〈さまざまな職を身に着け、神ならぬ者にて神を目指せ〉というものです』


 このゲーム、コンセプトなんてものがあったのか・・・


『次に、本作のシステムについて説明いたします。本作は職業システムだけでなく、他にもいくつかのシステムがあります。まずはレベルシステム。これは既定の量の経験値をモンスターを倒したり、クエストをクリアすることにより集めると、レベルが上がっていく、というものです。レベルが上がると、各種のステータスが上昇したりします。次に熟練度システム。これは、剣なら剣を、槍なら槍を、魔法なら魔法を使えば使うほど熟練度が上がっていくというものです。ちなみにこれは、〈娯楽系スキル〉や〈職人系スキル〉にも適用されます』


「ちょっと待ってくれ。娯楽系スキルや職人系スキルっていうのはなんだ?」


『娯楽系スキルとは、釣りや料理、ヨガなどの戦闘以外の、趣味のようなスキルのことです。そして、職人系スキルは、武器や防具、アクセサリーなどの鋳造をするためのスキルのことです。それと、スキルは最初に五つまで選択することができ、レベルアップではスキルスロットを増やすことはできません』


「じゃあ、スロットはどうやって増やすんだ?」


『スロットは、特殊なクエストのクリア報酬や、2次職、3次職になったときに増えます』


 ふぅん、なるほどね。


「すまない、話を続けてくれ」


『では、説明に戻らせていただきます。次に魔法システムです。魔法はバフ、補助、付属、回復、攻撃、召喚、無の7つがあります。これは・・・まぁ、詳しい説明はしなくてもいいでしょう』


 できればしてほしかったのですが・・・


『次に転職システムです。これは、3次職まで基本職を上げると、他の基本職や、上級職に転職することができるシステムのことです。このシステムのメリットは、前の職業で覚えた技を引き継いで転職できるところですね。もちろんレベルも引き継がれるので安心してくださいね。それと、上級職になるためにはいくつか条件があるので、それは自分で探してくださいね♪」


 本当にどうでもいいけど、すげーいい笑顔するよな。

 あ、今ので俺のことロリコンとか思ったやつ、今すぐ屋上な。


『最後にメイキングシステムについて。これは、自分で新たなスキルや技を作ることができるシステムのことです。詳しくは冒険を進めて行けばわかると思うので、私からは特にありません』


 おいおい、さっきから思っていたが、結構適当な説明だな・・・


『以上で、このゲームのチュートリアルを終了したいと思いますが、何か聞いておきたいことなどはありますか?』


「いや、大丈夫だ」


『では、これで終了したいと思います。〈セントラルの城下町〉に転送しますので、着きましたら職業決定所へ向かってください。それでは良いMJOライフを♪』


 ミイがそう言うと、俺の視界がホワイトアウトしていった……

 よろしければ、感想、レビュー、評価、お気に入り登録をしていただけると嬉しいです。泣いて喜びます。

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