悪夢
お気に入り登録者数が30を超えました。ありがとうございます。それとレビューを書いてくださったkararugi様にも、この場を借りてお礼をさせていただきます。ありがとうございました。
今回から転職編とさせていただきます。それではどうぞ
「うっぐうっ・・・!!」
何なんだここは?
「いいぞ、いいぞ、もっと、もっとだ!!!」
誰かが狂ったように叫び続けている。いったいどこなんだ?あそこで叫んでいるのは誰なんだ?あそこの装置みたいなものに入っている人は?
「いやあぁぁぁああああ!!!!!零矢、れいやぁぁ!!!」
装置に入っている女の人が俺の名前を叫ぶ。誰なんだ?わからないわからない、いや、俺は知っている?この光景を見たことがある?いつだ、いつなんだ・・・
隣には俺よりも少し小さい中学生ぐらいの少女がいる。その少女は俺の服の袖をキュッとつかんだまま泣いている。なぜ泣いているんだ?
「美香、みかぁぁあああ!!!」
装置の中に入っている女の人が今度は美香という名前を叫ぶ。隣の少女がビクッと震える。この少女の名前なのだろうか?
「おら、もっと出力を上げるんだ!」
「いやぁぁあああぁぁああ!!!!」
男がそう言うと、目の前の装置の光が強くなる。それに比例するように女の人の叫び声も大きくなる。
やがて女の人の叫び声が消え、装置の光もそれに伴って消えた。男は女の人に近寄ると、「よし、完成だ!」などと言う。
そうか、この光景は・・・
そこで俺の意識は途切れた
___________
________
___
「零・・・きて・・・零矢、お・・て、零矢、起きて!」
「や、弥生か?」
「うん、そうだよ。おはよう零矢。大丈夫?何かうなされてたみたいだけど・・・」
「あ、ああ、大丈夫だ」
「ならよかった。女将さんがそろそろご飯ができるから降りてきてって」
「ああ、わかった」
「うん、それじゃあ私は先に降りてるからね」
そう言って弥生は部屋を出ていく。
俺もその後を追うように部屋を出ると、部屋の前に隼人がいた。
「どうした、隼人?」
「見たんだろ、あの夢」
「ああ・・・」
どうやら隼人にはすべてわかっているらしい。そのことがいつもの明るい隼人ではないことからわかった。
「すまないな、気を使ってもらって」
「いいってことよ、さ、朝食の時間だ、さっさと行こうぜ!」
いつもと変わらないあの隼人に戻ってそう言うと隼人も下に降りていく。
「また、気を使わせちまったかな・・・」
俺は一人そう呟くと二人の後を追って下に降りていく。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
俺たちの歓迎会から一週間が経ち、俺たちはだいぶギルドにも馴染んできた。
俺たちは毎日ギルドで依頼を受け続けた結果、ギルドランクというものがDになった。
ギルドランクとは、ギルドで依頼を受ける場合に必要なランクのことである。依頼一つ一つに設定されているランクと同じか、それ以上のランクを持っていないと、依頼を受けることができない、というシステムになっているとギルマスから教えられた。さらに、ギルドランクには個人ランクとパーティランクというものがあり、いくら個人ランクが高くても、パーティランクがFならばパーティランクEの依頼は受けられない、ということになる。
俺たちはパーティで行動していたが、パーティの場合でも個人ランクは上がる、ということだったので、俺たちは全員個人ランクもパーティランクもDだった。
俺たちはさらにランクを上げようと、今日もギルドに行ったところでギルマスに声をかけられた。
「レイヤたち、ちょっとくるぞい~」
ギルマスは俺たちを呼んで話し始める。
「お前たちもDランクになったことだし、転職クエストを受けてみる気はないかぞい?」
「「「転職クエスト?」」」
俺たちは声をそろえて聞き返す。
「そうじゃ、転職クエストぞい。しかもおんしらはレベルも普通のDランク以上にあるから特例として3次職の転職クエストを受けることを認めるぞい」
俺たちはその言葉に少なからず胸を躍らせた。
また微妙なところで終わってしまった・・・




