クエストその1 継続中
この前ので終わりと思った?残念!まだつづいてるよ
(これで終わり・・・だよな?)
確認するために携帯を開く
『新着メールなし』
ゲーム画面も変化はない
(まだ続いている・・?)
そう思うと背筋に汗が伝う
こんな状況でもし襲われたら、迎撃のしようがない
目の前に転がる玉を見る
(もしもう一度撃てたとして、その時俺はどうなる?)
今の俺にはもう一度銃を握ろうとは到底思えなかった
少し落ち着いてきたのか、身体に力が入るようになってきた
玉を拾い立ち上がる
(さて、どうしたものかな?)
こいつを使わない以上、俺も一般生徒と同じ扱いなはず
つまり今ならクエストを放棄できるのだ
このまま帰ってしまえばいいんだろうが・・
「!!」
運悪くゴーストと目が合ってしまった
もし、前のゴーストと同じ考え方が通用するならば
このまま銃を出さなければ攻撃はされず、素通りできる
しかし、攻撃してきたら・・・死ぬ
極力視界に入れながら目を逸らし、前へ進む
ポケットに入れた玉を握る。最悪の事態に備えて
「?」
ゴーストは少し不思議そうに見て、横を抜けていく
(いけた!)
あとは一階へ続く階段を下りるだけ
「あ」
焦って階段を踏み外してしまう
手すりを持って落ちるのは防いだが
「グァァァアアアア!!!」
ポケットの玉が手すりに当たって起動する
「うっわ」
一階に飛び降りて銃を構える
(あと3発・・1発で限界だろうが3発撃つ)
銃口が揺れている。狙いが定まらない
「グァアアアア!!!」
2階から飛び降りて来る
「っ!」
(撃つしかない!)
揺れる銃口で1発放つ
ギリギリゴーストの右部分に当たって弾け散る
同時に視界の色が反転する
「おえ・・・はぁはぁ」
荒い息遣いになり、視界が霞んでくる
ピンチだ 本当に1発で限界とは思わなかった
ゴーストはうずくまっているのか微動だにしない
息を整える。大丈夫だ、あと1発ならいける
自己暗示で今は切り抜けるしかない
(よし・・・いける)
目の霞がもどり、息遣いも普通になったところで異変に気づく
目の前のゴーストがいない
あの一撃で倒せたのか、あるいは退いたのか
もしくは・・・
敵データ:ゴースト(初期)
対ゴースト武器を持たない一般生徒への危害は一切ない
基本的に放課後活動し始めるため、目視している生徒は少ない
もし、ゴーストとの戦闘で一般生徒が介入した場合
その戦闘は中断され、ゴーストは消滅する
銃なら1~2発 刀なら一斬りと低HPである




