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***ありがとう***  作者: 璃來
4/6

***ありがとう*** NO.4

「木城、取り敢えず名前教えておくわ。

木城の隣から璃奈(2)、璃音(1)、璃優(5)、

璃麻(7)、璃勇(17)、璃華(19)、璃羽(14)、

璃亜(15)、璃希(12)、おれの10人兄弟。

母ちゃんが42歳で親父が43歳。12人家族。多いだろ(笑」


「多いですね。でも覚えましたよ。

璃奈ちゃん、璃音くん、璃優ちゃん、璃勇さん、

璃華さん、璃羽ちゃん、璃亜ちゃん、璃希くん、

璃來く…じゃなくて須藤くん。ですよね。」


「すげーすげー!全部覚えてんじゃん!ヤベーなお前ッ!!」


「ちゅごいちゅごーいッ♪おねいちゃにいーこいーこしゅるの〜♪」



璃奈は、きっと俺が木城の頭をわしゃわしゃったから

木城に良い子良い子すると言ったのだろう。


須藤家では、頭をわしゃわしゃするのは、

「良くできました」の証だ。


俺も小さい時からそうだったから、

弟や妹を誉めるときはいつもそうする。



「おねぃちゃん、璃來兄ちゃんはね、

須藤じゃなくて璃來ってゆんだよ〜。

だからね、璃來って呼ぶんだよ〜。」



用事特有の話し方で話している璃優は

人見知りしない方で、凄く楽しそうに話していた。



「璃優残念ながら、俺須藤っていうんだよねぇ。

知ってた??璃優も須藤っていうんだよ。」


「う〜ん…知ってた!!!」



えへへと笑う璃優は本当に可愛いと思う。

俺に好きな物は?と聞くと、

家族、金、喧嘩、友達で返ってくる。(笑


「ママぁ〜!!りゆー今日璃來兄ちゃんのお膝でご飯食べるー!!!」


「いいよ〜。璃來の制服汚しちゃダメだからねー。」


「わかったぁー!!!」



スプーンとキティーちゃんのコップを持ってきて

俺の膝の上に滑り込んで来た。



「軽い軽い!お前もっと食べろよー。(笑」

「璃來〜優梨花ちゃんにまわしてやってくれる??」



祥弥からカレーがまわってきて、

目の前にカレーが並んで、

「いたらきまちゅ」という

璃奈の声で皆が手を合わせて

「いただきます」を

言ってから食事が始まった。

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