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記憶の残骸


 「あっ。そうそう。この話、知ってるかな?人間に限らず肉体の水分量は60〜70%なんだよ。要するに半分以上は水分で構成されていると云う訳だ。」


 コレは夢だ。高校時代の同級生、倉木英知くらきえいち君と会話していた時の記憶の残骸だ。


 「この都市伝説は知ってるかい?臓器には記憶が宿るって。例えば心臓移植した人が元の心臓の持ち主の記憶を受け継いでしまうとか…。」


 「って事は…。その組織を構成するのが半分以上が水分なのだから…。水分に記憶が宿っていても、何ら不思議ではないよね?」


 「眼に映らずとも水分は蒸発はしているだろ?って事は、至る所に他人の記憶が漂っているのかも知れないね。それとも、巡り巡って雨となり降り注いでいるのかも…。」


 「幽霊ってさ。水場を好むって云うだろ?記憶を想いの残骸とするのなら…。水のある場所には誰かの想いが混じっているんじゃないかな…。」


 


 


 

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