【5話 暴力装置】
こうして竜司は新たな技術を学ぶのであった。
「まずは歩法万華鏡永水陣を教えよう,
全く強欲な奴め」
「なんか言ったか?」
「いやなんでも,私が溶けて霧の様に
なったあれを分かるかな?」
「無時間行動?」
「半分正解半分不正解」
「?」
「これはな,確かに相対性理論的に虚数単位の
極限値のレベルつまりは時間に縛りを超えた
速さを実現,実証が可能な訳だ,この技はそれに
至る為の足技だよ」
「ふむ,だが常時で初めて意味が生まれるんじゃ?」
「あぁ,これを使う際は常時から可能だ」
「ふむ,ならやろうか」
「ただその前に,君の完全記録体の模倣能力を
強化する技を伝授してしんぜよう」
「お前が初めてあった時に使ったあの技か」
「偽装者と言う,完璧な対象の模倣,まるで
本人となる技だがお前みたいに天賦の型を
持つほどになると微量ながらの違和感から
感知可能となる,まぁ精密検査すら騙し抜く
から基本的に人間ができる技じゃないがな
人格すら改変する自己催眠術だし」
「ふむ,やり方はどうしたらいい」
「対象を強く思い浮かべて慣らすんだよ」
「ふむこうか?」
「違う違うこうだ」
かれこれ数十時間の奮闘の末に,
両技を伝授された。
「次はクリティカルだな」
「クリティカルまるでゲームだな」
「その通り,対象の弱点に必中で拳を当てられる,
まあま意識外から予備動作無しに即拳する技
だな,無意識的に本能で身体を動かせる
お前みたいな化け物じゃなきゃあらゆる対象は
意識する事は不可能,意識外の攻撃故に防御
が極めて困難なんだよ」
「へぇ」
「難しいぞ,空間に身を溶かす浸透する,自分が
単なる無として意識するんだ,非存在だってな」
「こうか」
「そうそう,やっぱお前筋良いなぁ,素人じゃ
初めからこうはできない」
「,,,」
「ありゃ,パンチ打ってみろ,ふん」
「,,,」
数分で技を習得した。
「次は,追閃だぜ,これはなぁ,呼吸,心拍,汗,重心の位置,筋肉の収縮などの対象のあらゆる全てを見抜くことであらゆる動きを正確に先読みして,
0秒予測と近いふうに見えるが,これはあくまで
追閃を行うまでの行程にすぎない」
「これは追撃による効果を誘発するもんだ,
自身が対象に放った一撃より弱い,まぁ意識
とかにも作用する1撃放ったら連撃になる技
と思ってくれ」
「なんか,必殺技みたいでカッコいい!前に
ジェンプって赤骸のコンビニで販売されて居た
主人公も使って居た気がする」
「イメージとしてはそれが近いな」
こうして僅か数分の内に習得が済んだ。
「お前,,,なんか模倣ではあり得ない,洗練され
切った極地の域に至る技術はまさに仙人レベルじゃない?可笑しいだろ」
「何がだよ」
「模倣速度も早まってるし,練度も高い,まぁ
いいか」
「次は共蓮振動って技か?」
「な⁉︎」
瞬間的にパンチを打って見た。
「⁉︎(音周波数的共鳴現象,対象の硬度を無視,
貫通して素粒子単位の穴から拡張して物体の
サイズや質量や状態や姿や形を無視して破壊,
そして振動して音波を発して距離を無視した
遠隔操作撃,そして穴突きに加えて,対象の
動作に相殺して攻撃防御を否定したりする
螺旋と空間起動を変更してしまう量子的
作用を併発してやがるのか⁉︎)」
「おま⁉︎使えたのか⁉︎」
「いや,名前から憶測,逆算した」
「なんだそりゃ,0秒模倣,刹那習得だな」
「へへへ」
「だがもう一つやれることがあるぞ,
特殊な方法まぁお前が一瞬で出来ちまったから特別感は無いと思うけど,トンネル効果を発生
させてあらゆる障害と物体すり抜け回避する
腕だけでなく全身を震わせる技もあるぞ」
「じゃあ次も頼む」
「あぁ」
「本能行動による自動的な回避と反撃を行う翠而
は,常に弱点を克服し続ける適応成長するもんだが,まずその前に意識的無意識と無意識的無意識,と言う意思があるか無いかと言う話を
させてもらう」
「意識的無意識と無意識的無意識?」
「あぁ,簡単に言うとお前が無意識でも,
無尽蔵に戦えるあの状態中に意識がある
様にしたもんが翠而だ」
「ふむ」
「叛骨精神から,スタミナが無くても身体を
動かせるあの状態,まぁ簡単に言っちまうと
負けたく無い,その意思があるだけで無意識を
掌握出来ちまうつう訳よ」
「へぇ」
「自分の存在を感を消して影に溶ける,
お前は認識していたが,ありゃ本来は
誰にも認識不可能な完全隠蔽,自らの
視点から言うなら完璧な認識阻害な訳だ」
「はぁ」
「無意識的な動作は認識や知覚が不可能な他に
死角に行き集中力の濃度に無関係にあらゆる
全方向と角度,認識場すら騙し抜く攻撃を
放てる」
「ふむ」
「速さが仮に虚数単位も計測,尺度可能な
計測器すら計測不可能な程に計り知れない
速度の感覚または動作可能な奴だって
見抜くのは難しい」
「ふむ」
「指で原子核分裂融合回路構造を持つ爆破兵器
を摘んで弾き飛ばすくらいは可能だぞ,てか
戦争時代に実際に俺が敵国から国を守るために
やってのけたがな」
「原子核なんちゃらってなんだ」
「TNT/ジュール換算が不可能な程膨大な
質量とエネルギーを持った球体の使い捨て
兵器だな」
「何それ」
「くそ簡単に言えば周辺の重力を特異点まで
高めて,事前に時空に歪みを生んで置いて相殺
しないと,無数の星々が瓦解して,大量の
反物質が生まれる位にはやばい」
「,,,は⁉︎」
「熱エネルギーも凄い,臨界点を突破して
無限大にすら到達する,エネルギー残料も同量と
超凝固物質はあらゆる状態とも異なる状態で
個体や液体や気体やプラズマ他に可能な
あらゆる状態すら違う,まさに異次元なのが
原子核分裂融合回路構造/NFFCSだ」
「覚えてぇ,一番覚えてぇ!」
「おう,言わなくても教えてやる」
こうして数日間の内に極めることが出来た,
ついでに本来習得出来ないロストテクノロジー
のあらゆる禁忌または古来技やタイムマシーン
から,量子的物理的に存在しない,可能世界的
概念的決定された未来の場所の発展拡張し
特別な独自性の技術を含めた真の武闘技,
兵器的テクノロジアや環境利用術,使い捨て
アイテムなどを総括して,真の武器技を
習得した。
「なんだか,俺ぁとんでもない力を手にした気が
する」
「当たり前だろ技術の仙に至る我が直々に教えて
居るのだ」
「はぁ」
数十日間も一緒に居たのに名前を
知らなかったことを話す。
「そういやあんた名前は」
「俺か?俺の名前は城ヶ崎黒夜だ」
「城ヶ崎か,わかった,改めて名乗ろう,俺の名前は
我妻竜司だ」
「あぁよろしく」
こうして2人は強く掌を握り合った。
「あ,あとさ友人を家に招きたいんだが良いか?」
「あぁ,京矢だろ」
「あぁ,何故分かるんだ」
「表情,人格,意識読み,まぁ色々分かるんだよ,
お前だって使える教えて来た,無意識の
基礎鍛錬を積んだものが無意識的に常時
使える様になる心理読心術だよ」
「はぁ」
「あらゆる幻覚や毒物/薬品や欲の抑制に
至る全ての状態異常からの耐性を得られる
んだぞ?」
「確かそんな話して居たな,破壊技が好きすぎて,
あの遠距離技がロマンすぎて」
「限り無く物理法則に外れず,ブラックホールや
ガンマ線バーストを引き起こさないスキル,
限り無く光に近い極限の,超亜光速の
フラッシュブームにより,真空を引き裂き,
粒子は超振動,風圧から圧壊蒸発して,知覚する前に既に命は存在しない,しえないこれだろ」
「よくわかったな」
「読んだんだよ」
「未来に行ったついでに手術されたのは
びびった」
歩きながらそんな他愛無い話をする。
「クローンの培養された,上限なしに細胞増殖を
して本来再生できない脳内すら回復する,
医学的心理学的あらゆる回復手段を不必要と
する肉体の極限的再生だろ,DNAレベルから
破壊されて素粒子レベルでも回復して,
放射線のあらゆる濃度すら障害を生むことは
出来ず,反物質的な対消滅も無意味な状態」
「医学的操作を必要としない極限的な
免疫力はあらゆる悪性の病原菌を完全に
適応克服して破壊する」
「俺はついにそんな化け物になっちまったのか」
「位相的自己存在論的に魂,意識,物質的情報
なんかの量子データと結びついてるから,
その優待離脱なんかのスピリチュアルな
メタフィジカルを破壊しない限り無からも
再生する」
「やばくねそれ,俺人外じゃん笑える」
「そうだぞ」
「あぁぁぁ,,,」
「加えて言うならデータは過去の記録とも
未来の実証とも結びついてるからそこを
消さない限り位相的自己存在論すら消せない」
「俺人じゃ無いじゃん,怪物じゃん」
「おまけに極端な環境,火水雷震も,全て大丈夫,
光を目に受けようが闇中に放り出されたって
取り乱さない,土砂だろうが竜巻だろうが,
天候だって君を害すことは出来ない,感覚も
そうだ,視覚ならあらゆる場所を見通し,嗅覚は
あらゆるどんや場所どんやものを嗅ぎ分けて,
触覚は触れただけで何か分かり,と言う風に
五感は完全に別生物,擬似的な第六感だって
使える」
「俺さぁ,新我妻会を結成しようと思うんだ」
「話を強引にすり替えたな,まぁいい,それで?
僕と君だけかい?」
「いや,京矢を誘うつもりだ」
「ふむふむ,やつは最近,変形巨大ロボ圧縮機構にはありとあらゆる兵器を詰め込んであるらしい」
「何それ」
「花川病院の設立者たる至極の医者にして研究者の極地,田島の協力でな」
「なら田島さんも仲間にしたいなぁ」
「よっしゃ,なら交渉しに行くか」
こうして城ヶ崎と我妻は京矢宅に向かう。
「なぁ京矢,久々だな」
「我妻か?お前生きて居たんだな,,,
お前と俺は一緒のライバルだからな,
俺が生きとる言うことはそりゃお前も
生きているわな」
「俺さ,新たに組を立ち上げたいんだ,そんでさ
俺と一緒に組に」
「OK」
「え?最初は協力関係とか言うと思って
協力関係とか言うかと」
「いや,明らかに利益と目的の関係が一致してるし信頼に置けるツテはお前位だし,今は団員が
一人もいないからな」
「マジか,なら」
「あぁ,俺は構成員になるぜ」
「ありがとう!幹部はまず間違いないからな」
「それなんだが,あと一人良いか?親父の
友人にして親父に一生の恩義があるんだよ」
「それって?」
「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃ〜ん,
花川病院創設者,田島康太とは私のことです,
頼まれたのですよ,京矢君と共に安全に
生きよと,彼の方は貧乏な私に飯と学を
くれた最愛の卿,彼の方の命に従うまで,
京矢殿と私を組織に置いてくれるなら
それほど有難いことはありませぬ」
「つまり!みんな仲間になったって事か!」
こうしてなんやかんやもゴタゴタもなく,
ササット仲間になったとさ。
「なぁ京矢,田島がなぁやばい奴かもだが
大丈夫か?」
「?」
「昔のことな」
〜回想〜
「集合的無意識の系譜に沿ったあらゆる可能性の
ある現実的な行動パターンを潰している為,
戦略や方法なんて敵は持てないのさ,くはははは!信仰宗教の完全上位互換と言ったところさ!
心理学とその応用と言った操作だな!」
田島は敵組織を群衆をまるで手足の様に,
息をする様に扇動して居た。
「伝道師は我々の組織の認識操作兵器を
狙って居るだと⁉︎」
「大変です!伝道師が!グハァ!」
「おい,グレイジーナ!貴様!」
「あぁ,始祖様!あのお方の為なら,数十年の
潜伏など苦じゃありませんよ!」
組織トップの実力者すら刺し殺し,幹部
最高位を取れる奴すらクローン細胞を培養増殖して,生み出された無限の兵隊の一人だった,
八の柱と,も囃される八神官,付き人と呼ばれる十六の使徒にすら到達しない位の歩兵程度だ。
「御前が来ていただいている!邪魔だ!
装置を渡しやがれ」
「グハァ!」
〜回想〜
「って記録が残ってたらしいぞ,文献資料に
残る長年続いた組織を壊滅させたのだ,
長期間計画を立ててな」
「えぇ⁉︎じゃ兵隊も⁉︎」
「花川病院の地下施設に保管庫があるんだと,
医療機器も物質変換装置からゴミを機器に
変えたりも出来るらしい」
「出鱈目すぎんだろ」
「歩兵,伏兵,銃火器兵,医療班
指揮官,特別個体因子,全ての人員が無限数だと」
「ひぇ」
こうして新たな化け物が仲間になっちゃうので
あった。