【3話 異質な身体】
「俺がミオスタチン欠乏症?」
「えぇ,それもかなりのね」
かなり衝撃的な話であった。
「平均的な成人男性の肉体が1としたら,貴方は
測定不可能です」
「ミスタチオン関連筋肉肥大の方々は皆様
そうなんですか?」
「1.5倍なら1.5,10倍なら10と言ってるよ」
「はぁ」
「うちって超高性能処理AIで理論上有限値なら
全て速値が算出可能で観測可能な宇宙空間の
原子数とか,グーゴルプレックスとかの計算が
可能なんやがそれで算出不可能って事はあんた,
多分有限集合的な順序の1,2,3,,,と進んで,一番
に近いんだろう」
「1番に近い?」
「極限は知ってるかな?3分の1+3分の1+3分の1は1に成るが,実際の所,3分の1と言うのは
0.333,,,etcつまりは,0.999,,,=1と成るんだ,
これを極限と言う,君は3分の1を3つ足し合わせた有限集合内最大つまりは限りなく無限数に
近い」
「何⁉︎」
「その上貴方,ポリネシア純血とアフリカ純血の
ハーフと来たもんだ,貴方は一体?」
「いやそりゃ知らないけど」
「(つまりは部位鍛錬し放題じゃん)」
こうして竜司は白骸に向かって極限まで
部位鍛錬修行を積むのであった。
「まさか,そんな事があるってのかよ」
そうして三國は驚愕しながらちゃんと
鍛えてくれた。
「今までに使えなかった技だって全て使える
様になったはずだぜ」
「ありがとうございます!」
こうして竜司は更なる高みに至るのであった。
「竜司,お前そこまで強くなって何がしたい」
「俺は俺が幸せに生きられるならそれが
一番良いです」
「おう,そうか,なら最後にこの秘技を伝授
してしんぜよう」
「はい!」
脳の束縛を解放して,ステータスを強化,
そして回転率やステータスの限界値を上昇して
,血流循環を高める解放を得た,肉体のスペック的に理論上これも進化と同じ数解放する,つまり
ほぼ無限,そして感覚はより洗練された超感覚となる,周囲の時間の流れはゆっくりゆっくりと
流れていき,光すらも遅く感じる,更には,相手の骨格,筋肉,運動,内臓の働き,視線さえも当たり前に手に取るように分かり,相手の動きを先読み
できるようになる,まぁ0秒予測により究極的
技術未来視が可能。
そうして竜司は歩み出す。
「まず最初は拠点やな,そうして次はっと」
あらゆる技術,ほぼ全ての知識,あらゆる環境に
即座に適応して空気すら武器に出来る,あらゆる武器や物体がなくとも何を武器に出来る,
無限大の進化を残したステータス,極限に
鍛えられた身体,あらゆる存在から100+自己の強化模倣が可能,あらゆる行動が良い
選択となる天賦の型や秘技解放を手にした
竜司は次は拠点を手に入れようとして居た,
そんな裏では。
「我々の城が完成したんじゃな」
「イエス,グランドマスター」
「ひぇひぇひぇ,もうワシに勝る者など居ない!」
こうして裏では闇が暗躍して居た。