【1話 憎む男】
我妻は足を運びながらある場所に
連絡していた。
「反グレの京矢は居るか?」
「京矢か,今は居ねぇぞ,何か用事かな?
我妻君」
「あぁ,一応のために助太刀に来て欲しいんだ,
電話したら直ぐに応援出来るくらいのところに」
「まぁあんたらが来る頃には半殺しには
なってる手筈やから」
「おうわかった,前の借りを返すとするよ,
助けてくれてありがとうな坊」
こうして強い助太刀を得るのであった。
我妻竜司はあいつが掬う地区であり,自身の家がある場所,赤骸に足を運ぶのであった。
「あの野郎,クズな上に堕落し切った生活なのは
そうだが,だとしても奴は強い,分厚い鉄骨の
主柱をピンチ力だけで引きちぎってぶん投げる
様な奴だ,麻薬の他に快楽では無く肉体を強化
するためにステロイドも使う様な奴だからな」
「モース硬度6.5の鋼材から作られた柱をだ,
あの化け物に勝つにはやはりあいつを用意
するしかないなぁ」
我妻は赤骸の車庫を探る。
「あった,ワイの60年間の愛車,ちゃんと点検
したり部品交換して禿げたら塗装し直して,
愛して連れ添ってきた相棒,ブルータス」
ブルータス,知らない人のために紹介しよう,
違法に魔改造されて運送,死体運びなどの為に
生み出された,ダンプトラック。
フンコロガシの構造と,ミスリルとグラフィンの
合金製ミスリラフィンから車体を構成されて,
エンジンはスポーツカーにも使われた物を
最大限に蓄積しており他の部品も噛み合う最高のトラック。
最大積載量は600t,自重は480tと計1080tな
上に最高速度はマッハ4とありえない程の
高スペックとなって居る。
「さぁブルータス,エンジンは全開だな,さぁ
一緒にあのクズを吹き飛ばそうぜ!」
ブルンブルンと何か嬉しそうにトラックを
唸らせる。
「さぁ行くぞ!」
拠点赤骸に突入する。
「ヒャッハー!クソ親父がぁ!ぶっ殺す!」
そしてくそ親父が居やがる居間に突っ込む。
「はぁ?なんだこのデケグブオェ」
親父はマッハ4の速度な上にぱんぱんに
詰め込んだ約1080t前後の質量のトラックで
引き摺り込み瓦礫の山に埋めて更に引く。
「くそ爺いが!くたばったか」
赤骸は静寂に包まれていた,だがしかし。
ガタガタと瓦礫のコンクリート片が蠢く。
「おいおい嘘だろ!」
ガシャっと何かが飛び出る。
「おい,貴様クソがギャア」
ガラガラの野太い声で我妻武は叫ぶ。
「頼む出てくれ,まじスマねぇ反グレの皆さん」
あの勢いで完璧に直撃したにも関わらず,
完全に無傷であった。
「もしも〜し,今赤骸に着いた,突入する」
瞬間267名の半グレが突入する。
「竜司!お前を倒すのは俺じゃケェこないな
ジジイには倒させへんぞ」
「ありゃ京矢!お久!」
「おいおい数で勝負するってのかぁ?」
「親父!テメェは死ぬしかないんだよ」
瞬間,親父は咆哮する。
「テメェら,皆殺しだ生きて帰れるなんて思うなよ」
そうして爆発的な速さで外に出る。
「おい待ちやがれ!」
京矢は叫ぶ。
そうして外に出た我妻武は近くの標識を
コンクリートから引き抜く。
「ブラッシャャャャャ」
バキリバキリとコンクリートを破壊して,
鉄棒を出す。
それを目の当たりにした半グレの大半は,
ひよってしまう。
「何を芋引いてやがる!こんな奴ぁ数の暴力なら
瞬殺だろ!」
だがしかし,そんな甘い考えは一瞬にして
泡沫の淡い夢とかす。
「おどれら覚悟は出来とるよなぁ!」
4mはあるポールをまるで木の枝が如く
ぶん回す。
「嘘だろ!」
ぐしゃりぐしゃり,まるで無邪気に子供が
蟻を踏み潰す様に10人20人50人と
頭を弾き飛ばしていく。
「構成員の10分の1ちゃあやられちまったよ,
親父」
京矢は無線で話す。
「違う時地区のやつを掻き集める,援軍を
送る,まぁ500人中既に50やられちまった
らしいが,後の233行ったらさすがに
勝てるだろ,マシンガンを持たせる」
「ありがとう,なら時間稼ぎやな」
京矢は遠距離からピストンで援護射撃する。
「くたばれや武しぃ!」
「あぁ?ガキが舐めてんじゃねぇ!」
パンパンと発報された弾丸は全て撃たれた後に
反応されて正確に弾き返されて押し潰れた弾丸は,味方を貫く。
「京矢!だめだ,親父に銃口なんか向けたら!」
瞬間音もなく消えた様に感じた次の瞬間。
「おいがきゴラァ,誰に銃口向けとんのか
わかってんかぁ?おおぉん?」
そうして京矢の左腕を引き千切る。
「あぁぁぁぁ」
「ウルセェガキだなぁ,オラァ!」
まるで人間をおもちゃか何かだと思ってやがる,
サッカーボールかの様な弾き仲間をボーリングの様に倒す。
「俺に喧嘩をふっかけたのが間違いだったなぁ,
竜司ぃ,皆殺しにした後はお前だぁ!」
「ぐ,(怯むな,奴だって人間なんだ,確かに
銃撃戦に慣れていて常人離れした動体視力で,
常人が見えないマッハ10からマッハ12までを
目で追える京矢が認識すら出来ない程早いって
のは,人じゃありえねぇ,だが奴だって人間だ)」
「ブルータスお前の上に行かせてもらうぜ」
自分を落ちつかせるために,色々整理していた,
ポケットから双眼鏡を出して奴を監視して,
だがしかし。
「邪魔なんだよこの痛車!」
「いつの間に⁉︎」
速すぎる,と思うと同刻に,バゴンと言う音が
赤骸に響く,パンチを1撃ぶち込むと同時に,
まるで缶ジュースをジャンプして平円に
するが如くペシャンコになったのだ。
「おい,嘘だろブルータス,ブルータスー!!!」
竜司は慟哭する,膝から崩れ落ちて。
「おい,邪魔なんだよガキ!」
「グブボ!」
それの少し後に,竜司は大体ビルの30階程度の
高さを空に弾き飛ばされて,赤骸の二階や三階の
床に激突しながら破壊しながら飛ぶ。
「,,,」
竜司は赤骸の屋上にて気絶していた。
一方下では。
「援軍が到着した,,,ぞ?おい,お前達みんな
倒れて,あ!京矢!お前,耳が,それに腹が内蔵
やられちまってるだろこれ」
わずか1分も掛からぬ時間で,皆が超重症または
死亡していた。
「嘘だろ,おい武ぃ!うぐ!」
不意打ちである。
「援軍かぁ?まぁテメェらも皆殺しだがなぁ」
ガチャ。
「は?」
サブマシンガンやアサルトライフル,
かき集めらるだけ集めた銃火器を携えて
来たのだ。
「な,お前らセコだろ!」
瞬間的に全方位,全角度に人海戦術で囲む。
「蜂の巣じゃくたばれや!」
どババババっと身体を鉛玉が百発百中で
当たる。
「,,,」
倒れた,遂にこの化け物が倒れたんだ。
「やったァァ!ぐは」
ぐしゃりと首が360度回転して首を引きちぎられる。
「お前達は馬鹿だなぁ血が出ていないのに,
油断して」
あの鉄の雨霰すら通用しなかった!
そこからはもう,一方的な殺戮であった。
「ボウリングだ!」
そう叫び奪った首をぶん投げて数人の身体を
ぶっ飛ばす。
「おらおらおらぁ!」
洗練された刺突連打を打ち込み,
半グレを全員殺す。
「ふぅ気持ちよかったぁ」
上機嫌になった武は高く飛ぶ。
「フン」
「お〜いガキィ,立てよ」
「,,,」
そうするとガシッと髪を掴み,ビル30階分の
高さから落とそうとする。
「死刑だ,ガキ」
だがしかし。
ガシ。
「はぁ?」
「捕まえたぁ」
竜司が腕にしがみつく。
「何してやがる」
「テメェはよ,勘違いしてやがる,オラァ!」
そう言うと勢い良く関節を逆折にすると
赤骸の屋上中心に行く。
「あぁ?何してやがんだよ」
「チッ完全に神経が機能してやがらないなぁ」
「テメェも死ぬんだよ」
「ただ関節まで強くなる訳じゃあ無いってな
訳だ」
「早くこいよ」
「なら弱点には喰らうはず,だが」
銃弾を喰らい何故動けているのか,疑問だろう,
そう,それは筋肉の外装なのだ,至近距離から
触れて直接的に触れられ無ければ,関節を
折れないのだ。
「はぁ,右腕がつかいもんにならねぇや,なら」
ぶちぶちぶちッと折れた腕を引き千切る。
「何をしてやがる,な⁉︎ぐは」
引き千切った腕を竜司にぶん投げやがったんだ。
「うわァァァ」
赤骸から落下する。
「ぐは!(やべぇ,内蔵が,痛い,身体の大半は
複雑骨折してやがる,ただなんだこれ,赤い,,,
⁉︎)」
血の気がさぁーっと引いた,竜司が下敷きに
したブニブニしたものは頭を無くした,
数十名の死体だったんだ。
「俺が頼んだからだ,今は後悔では無く,
奴を倒すことを優先だ,うぐ」
そうして立ち上がる為に近くの死体から服を
引きちぎり足を固定してハンカチを口に挟む。
「いいいうあ,おおいうえあえあ(切り傷は,
応急手当てだ)」
そう言うと唾で血を飛ばして千切った服で拭き,
ライターで傷を焼く。
「ウギィ,,,」
「はぁっはぁっはぁっ」
肩で息をする,激痛に悶えながらなんとか
応急手当てを終えて近くに落ちていた
サブマシンガンを手に取る。
「はぁ奴はどこにいやがる」
「お〜いどこだぁ!ガキィ」
やつも飛び降りていたのだ。
「丁度影になってるから奴も気づいてない,
ようし,打つまでタイミングを見計らって」
徐々に近づく。
「お〜い,お〜いどうしたぁ,亭主のご帰宅だぞ〜」
「(何が亭主だボケ,5,4,3,2,1!)」
次の瞬間飛び出て目を狙う。
「うぉ」
武は尻餅をつく。
「貴様ぁ!親に暴力を振るうとは」
「何が親だよくそ野郎がぁぁ!」
至近距離で目を打ち抜くと脳天に届く。
「グ,クソガァ!」
バタンと倒れこむ前に,顎に強烈な
アッパーカットを喰らい竜司も気絶する。
後から到着した京矢の父親により,二人だけ
生き残った,俺と京矢だ,重症者は内蔵に骨が
刺さったり出血多量により死亡していた。
「闇医者に連れ込んで助かったよ,竜司君,
仮はこれで返したよ」
「ありがとうございます」
「こうして親父を倒すと言う目標を達成するのであった」
我妻竜司は2ヶ月の医療を余儀なくされた。
ドクターストップだと,だが応急手当てが
良かった為か本来よりもまだマシらしい。