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架空の書き物  作者: 如月瑠宮
とある怪異に纏わる人々の記
8/9

【終わり】の御伽噺

 本当に永い時が過ぎた。永遠に終わらないのではないかと思われた贖罪は終わりを迎える。

 それは、彼が生まれた事が切欠だったのだろう。少なくとも現状はそう判断している。必ず一人は生まれていた女児が生まれなかったからだ。キサラギヒメの継承は女性のみで行われる。生まれていないのならば、贖罪は終わったと考えて良いだろう。尤も、彼は子孫を残さないと明言していた。もしも、女の子が生まれてしまったら、その子がキサラギヒメになってしまったら、その不安がどうしても拭えないのだと。

 彼はキサラギヒメになった叔母を見ている。彼の叔母は彼が生まれる少し前にキサラギヒメになったらしい。叔母の姿は特に酷かったそうだ。彼は異形と称していた。彼は十三歳の時に彼女と対面した。

 彼を見た叔母はにたりと笑って、お前が最後と言ったそうだ。


 その意味は未だに分かっていない。これを執筆中に行方知れずとなってしまった彼に届いてくれればと願っている。最後の意味を教えて欲しかった。

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