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架空の書き物  作者: 如月瑠宮
異世界食事情三種
1/6

とある食べ物の起源

 その食べ物は元々、400年前の辺境伯が執務の合間に食べられるように作らせていた物である。それが何故、辺境伯領の名物になったのか記していこう。




 片手間に食べられるそれは辺境伯の日々の糧として欠かせない。栄養を考えて中身は変化しているものの、味は間違いないのだ。流石、辺境伯のお気に入りであるシェフの手腕である。

 そんな食べ物が如何にして知られていったのか。それは災害であった。辺境伯領を含む広大な地面が震えた。日が暮れ始めた時に起こった大災害は夕暮れの崩壊と呼ばれる。視界が悪くなっていく中、辺りは悲痛な声に満ちていたという。

 辺境伯は自ら指揮を執り、領民を救っていく。その事に民は心打たれた。少しずつ笑顔が増えていく中で、辺境伯はシェフにいつも作らせている食べ物を用意させたのだ。その数は膨大であった。

 その食べ物は忙しい彼が手早く食事を済ませる為に作らせていた。だから、片手で簡単に食べられる。食べ物は多くの領民へと配られた。ある者は瓦礫を運ぶ合間に、またある者は怪我を負った身体を庇いながら。別の所では子を抱えた母親が、親を亡くした兄弟が身を寄せ合って腹を満たしている。

 まさに未来へと向かう為の一時であったという。


 それからその食べ物は領民へと広まった。手軽な食事が出来るその食べ物は利便性と美味しさから瞬く間に国中に知れ渡る。

 その食べ物はパンで野菜や肉、魚に果実といった様々な食事を挟んで食べる物である。食べ物は「夕暮れの崩壊」を見事に治めてみせた手腕から聖人に認定された辺境伯の名前である「サンドイッチ」と呼ばれている。

異世界物で現実と同じ名前の物の由来とか考えたくなって書いてみました。

簡単に思いつく内容しか出来なくて悲しい・・・

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