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08 ルルナ


 気が付くと……何処だ、ここ。



「ここは、王城医務室男性専用個室ですよ」


 目の前には、メイド姿の素敵なお嬢さん。


 はて、何処かでお会いしたような。



「先ほどは、私なんかのお見苦しいものにてお目汚しを……」


 恥じらう、メイドさん。



 記憶を、辿ってみる。



 エルサニア城内を、


 モノカさんたちと、


 御友人のネルコさんの部屋へ。


 部屋に居た眼鏡の娘さんが、


 たしか、ネルコさん。


 そしてもうひとりの、


 素敵なお嬢さんが、


 今、目の前にっ。



「初めましてシナギ様。 王城勤務メイドのルルナと申します」



 これ程までに素早く動けるとは、知らなかったぞ、俺。


 我ながら驚く程の俊敏さでベッドから転がり落ちて、


 この西の果ての王国に来てから、初めて披露する、土下座。




「マコトニモウシワケナイッ」




 声が裏返るのを気にするどころでは無い、


 まずは、額がブチ割れようが、全力で、土下座。



「今すぐにでも腹掻っ捌いてお詫びをっ」


 すでに取り返しのつかぬ事なれど、


 この腹で済むのなら今すぐに。


 いや、駄目だ。


『ぶなしめじ』は首しか切れぬ。


 モノカさんにも土下座して介錯を願わねば。



「東方の方々のお作法は存じておりますけど、ここはこの国一番の医療施設ですし、何より王城付きの回復術士はどんなに重症でも立ちどころに治療しちゃうんですからね」


 ルルナさんが、くすくすと笑っておられます。



 本当に、どうしよう、俺。



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