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05 旅立ち


 あっという間に話しが進み、


 あっという間に旅支度を済ませて、


 今はお留守番のフナエさんに旅立ちの御挨拶。



「良い旅を」


 流石はフナエさん、こんな急展開にも、いつも通りの落ち着き払った物腰。



「行ってきますっ」


 マクラさん、元気にご挨拶。


 本当に、元気になって、何より。




 チームモノカ、今回の旅の目的は、俺の紹介的な挨拶回りと長旅のためのリハビリ。


 旅の面子は、モノカさん、ノルシェさん、アイネさん、シジミさん、マクラさん、


 そして、俺。



 確かに知り合えた方々との直接の交流を望んだのは俺自身だが、乙女満載な幌馬車シブマに、俺なんかが混ざっちゃって大丈夫なのでしょうか。


「確かにシナギさんは用心棒ですが、私たちへの用心は無用、なのです」


 御者のモノカさんからの忠告に、隣に座る俺、誓いを新たに。


 旅のあいだ、アレな間違いなどおこさぬよう、細心の注意を払うべし。



「そういえば、クロ先生とササエさんはどちらに」


「あのふたりはチームカミスの補佐役をツァイシャ女王様からお願いされたとのことで、下準備のために先行してジオーネへと向かいました」


 フットワークが軽いのは、何もチームモノカだけでは無い。


 モノカさんのお仲間全員が、決断も行動も、迅速果敢。



「まずはカミス邸にお邪魔して、お互いの旅の無事を祈り合う、みたいな感じで」


 ついさっき別れたばかりでは、などというツッコミは無粋千万。


 大切な婚約者との逢瀬、阻むものなどおりませんとも。


 存分に、御堪能ください。



 そんな訳で、もうじきカミス邸に到着です。


 カミスさんたちはジオーネへの旅支度の真っ最中のはずですが、突然の訪問、大丈夫なのでしょうか。



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