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27 反省会


 チームモノカの本気、侮るべからず。


 ずっと俺の側にいたマクラさんが調理にノータッチだったので、正直舐めてました。


 まさか無双乙女たち全員が、調理能力習得済みとは。


 こちらでは東方風料理は和食と呼ばれておりますが、正に和食三昧。


 皆さんの全力料理に、俺もお腹まわりのことなんて気にしてる場合では無いのです。



 何よりも、その、皆さんの装いがですね、


 全力なのですよ。


 いつもの冒険者服では無い、とっておきの私服に着替えた皆さん。


 正に、おもてなしの極み。


 俺なんかが皆さんの全力おしゃれを描写するなんて野暮だから言いませんけど、ひとつだけ、


 モノカさんの私服ミニスカート姿は、ここにいる全員が初見だったそうです。


 後でカミスさんから怒られちゃうかも、主に俺が。




 楽しかった宴も終わって、


 皆で焚き火を囲んで、しんみり。



「チームだから、これからもいろんなことがあるだろうけど、みんなが笑顔でいられるように、私も含めてひとりひとりが考えなきゃと思います」

「私が言いたいことは、それだけです」

「反省会なので、やらかしたことはきちんと反省しましょう」

「今後は、なにかやらかす前に、まずは相談」

「ひとりでやらかすよりも、共犯者がいるとお仕置きが分散して軽くなるから、です」

「今回の件のお仕置きは、ロイさんのところに着くまでに考えておきます」

「以上、解散。 おやすみなさい」


 静かに語り終えたモノカさん。


 夜晩の俺とモノカさんを残して、皆はテントへ。



 …………



 ふたり、何も言わずに、焚き火を見つめます。



「良いお説教でしたよ」


 俺もそう思います、って、誰?



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