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01 居候

『リヴァイス 28 流浪武人のお留守番』の続きで、


『若先生』シナギのお話しです。


 お楽しみいただければ幸いです。



 シナギです。


 家を出た身であるゆえ、家名は名乗りません。


 流浪の武芸者として、この国、エルサニアに流れ着きました。


 縁あって、特使勇者として名高いモノカさんのお屋敷の、お隣さんとして御厄介となっております。



 今の身分は、用心棒の居候、かな。



 最強冒険者集団チームモノカとして勇名を轟かすモノカさんたちですが、あの見目麗しい乙女たち全員が無双のツワモノという訳では無いのです。


 冒険に勤しむ無双乙女たちの日々の暮らしを支え続けているのは、荒事とは無縁の秀麗可憐なたおやか乙女たち。


 つまり、毎日のお買い物などの外出の際、たおやか乙女には護衛が必須。


 そして俺が、お出かけの際の護衛兼付き添いとなる事が多いのです。


 それゆえ、用心棒。



 正直、今の俺の実力は特使勇者モノカさんの足元にも及びません。


 もちろん、チームモノカとして数々の冒険を成し得てきたパーティーメンバーの乙女たちの強さも、未だ計り知れず。


 今の俺は、チームモノカの方々と共に闘うには至らぬ未熟者。


 肩を並べての戦友・盟友などとは、到底呼ばれるに値せず。


 それゆえ、居候。



 しがない用心棒の居候ではありますが、足らぬものがあると知ればこその、日々修練、なのです。


 そんな訳で、無双乙女たちの胸を借りての鍛錬や、たおやか乙女たちのお買い物のお供などで過ごす日々。


 いろいろと大変ながらも、とても充実した毎日、なのです。



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