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第九十五話 山狩りの記憶

急な改革はダメなんだよぉ…



椿とアレやこれや言い合い、草案は纏まりはしたけど…


「コレ…受け入れて貰えるか…だな。」

「役割分担と効率化…なかなか難しいかもね。」

「輪作に稲作の二毛作、灰を使った土壌改良…」

「学校は義務教育程度にしても…詰め込みはしない方向で、農繁期のお手伝い。」

「かなり調整が要るよな?」

「子供も労働力だからキツいかな?」

「田畑はやっぱすぐってワケにも行かないから段階的だよな?」

「小麦や、お米の脱穀と殻剥きとかは人力だったのを動力源の川もあるからすぐ出来るかも…水車小屋を作らなきゃな…その辺は職人さんと相談が要るし…冬の時期にみんなで作るか…」

「失敗を何回かするよね?」

「何とかなるだろ。」

「上手く行けば…色んな所で活躍出来るよね?」

「勿論だ!!その為の改革なんだからさ。」

「だったら早くお姉様に持って行かなきゃ!!」

「そだな、でも腹黒女官さんが帰って来てからが本番だからな。」

「そんなに腹黒いの?」

「普段はそぉぢゃ無いけどな…思慮深いって云った方が良いのかも…」

「旦那様は口が悪いよ!!言い方一つで全く違うんだから。」

「そぉだな…それは認めよぉ!!」

「威張るトコぢゃ無いよ?」

「そだな。でも弥生が居て良かったよ、大分現実的な案になったからな。」

「水車小屋は職人さんに丸投げ?」

「現実的なモノにするにはその方が良いと思うけど、力持ちの鬼が二人居るからな。」

「ソコにも投げるんだ…」

「オレに出来ると思ってる?」

「思わない!!」

「断言すんなよ…」

「あははは…でも…旦那様とこんな事するとか思わなかったよ?」

「ソレはオレも同意見だな。」


出来た草案を紅葉に渡したら…


「なにかやこの厚みは!?」

「いやぁ、椿と作ったんだけど、アレもコレもってなったらなんかこんなんなっちゃって…」

「コレは波津ちゃんが頭を抱えるやよ…」

「かかえさせたいんだよ。」

「旦那様はヒドい人やよ。」


二人で悪い笑みを浮かべた。

やっぱり腹黒女官さんになにかあるんだな?


その日は朝から阿久良に付き合って山狩りだけど…下草がやけに多いな…


「うわっ!?何だこりゃ?歩き難いな…」

「そぉか?オレは鬼だからな ?あんまり感じないけど?」

「強靭な足腰なんだなぁ…」

「言われてみれば…そんな気がするけど…」

「オレも鍛えてるつもりだったけど…」

「パパは、殿で鍛えてるつもり態度でしたら鍛えてる者等居ませんよ?」

「そぉかな?世の中上には上が居るモンだぞ。」

「そんなモンですかねえ…」

「そんなモンだよ。」

「…っと、殿、止まって下さい。」

「どぉした?」

「鹿です、旨いですよ。」


オレは、阿久良の見ている方向に目を凝らした。豆粒みたいな鹿?が見えた。良くあんなモン見えるな…


「暫く待ってて下さいね。」


言って身を屈め、ゆっくり近付いて行く、そして…飛び掛かり、ここからぢゃ良く解らないな…視野は狭いのに視力は良いって事か…

光にはどぉなんだろ?今度試してみるか…


暫く待つと、大きな鹿を引き摺って来た。


「かなりデカいな…」

「三十貫近くありますかな。」

「三十貫?ってどのくらいだ!?」

「えと…椿様の三人分くらいでしょうか?」

「椿の重さ知ってるのか?」

「見た感じでなら、だいたい…」

「本当か?」

「ちょっ!?何故ですか?」

「少しでも触れていたなら…」

「してませんからその殺気は鎮めて下さいよ…」

「嘘だったらオレが直々に斬るからな?」

「大丈夫ですよ、どぉぞご安心を。」

「なら、信じよぉ…ソレはそぉと…良くあんな豆粒みたいなのが見えたな?」

「見えては無かったですよ?」

「なら何で解ったんだ?」

「音ですよ、鹿の息遣いを感じたんです。」

「聞こえるのか?」

「集中してれば…ですけどね…」

「ソレで解るってのもすごいよな…」

「鬼になったからですかね?気にして無かったから解らなかったけど…」


なるほど、三半規管が優れてるんだな!?


「わっ!!!!」


オレは阿久良の耳元で大声を上げた。


「どわぁ!?」


いきなり耳を押さえてのたうち回る。


「ぎゃはははははは!!」


つい盛大に笑ってしまう。


「いきなり何をしてくれてんだ!?頭が割れるかと思ったぞ!?」

「いや、悪い悪い、ちょっと実験して見たかったんだ…でも、そのおかげで今後、鬼に対抗する術が少し見えたよ。」

「対抗する術?」

「デカい音だ、慣れられたら無意味だけど、例えば、火だと、耳元で大きな音だけの爆発を起こすとかね。」

「うわぁ…この人でなし。」

「鬼に言われたか無いよ!!」

「あははは。」

「まぁ、冗談は置いといて…こんなに下草が多いと穴とか見えないな…」

「ラナーからこっちに繋がってると云われる穴ですか?」

「あぁ、それが見つかれば塞いで終わりな仕事なんだけどな…前に鬼を狩ってたよな?」

「あぁ、アレは…あっちの方だな。」

「明日はそっちを重点的に調べてみようか。」

「解りました。ま、とりあえず今日はコレを村のみんなに振る舞いましょうか。」

「その方が良いかな?」


明日からは弓を持ち込むかな?

職人さんにボーガンでも作って貰うかな?

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


お時間ありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」もお読みください。

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