第八十四話 浮気推奨の記憶
問い詰めなきゃなぁ…
「なんだお前等?だらし無いなぁ…そんなんぢゃ鬼と戦えないぞ?」
会談の後家老七人と稽古をしたんだが…みんな大の字になって倒れている。
忠相は頬を引き攣らせていた。
「な、なるほど…あの二人でも相手にならなかったわけですね…」
「あの二人は強かったぞ?特に首筋のところで髪を結ってたヤツは剣だけだとオレが負けてたぞ?」
「本当ですか!?」
「含み針って知ってるか?」
「含み針ですか?私は知りませんが…」
「口に針を入れて吹きかけるんだ。穏剣の一つだな。」
「んな!?ソレは卑怯なのでは?」
「命懸けだ、卑怯もクソも無いだろ?」
「それはそぉですが…」
「そんな事より、二人は丁重に弔ってくれ、オレが知ってたら散らさずに済んだ命だったんだから…国葬でも足りんくらいだ。」
「そのお言葉だけでも名誉な事です。」
「そぉ言って貰えると少し心が楽になる。」
話しはそこで終わり、息を吹き返した七人は夕飯まで、オレの相手をして貰った。アイツ等、明日は筋肉痛だな…
さて、良い汗かいたから風呂だな。
「たまにはみんなで風呂とかどぉだ?」
「良いですな。」
「お供しましょう。」
「って事は…奥の女性も一緒に!?」
最後のは千葉平八だ、にゃろ…
「それは無いでしょう、殿以外の男に触れると死にますゆえ。」
「まぁ、見たい気持ちはわからんでも無いがな。」
稲葉五郎兵衛、お前も見たいんかい!?
「みんなの気持ちはよく解った!!だが婦女子と混浴とか…希望者が居れば…だな。」
「良し!!希望者を募ろう!!」
「早速探しに行こぉ!!」
宮口久蔵と三船菊千代が走り出す。
あんな元気残ってたならもっと扱けば良かった…
次の機会にはそぉしよぉ!!オレは心に強く誓った。
風呂は…女中が十人くらい一緒に入った。手が空いており、裸を見られても平気だと云う女中だけだが…なんだこの人数!?
風呂が狭くて敵わん!!
全員女中さんにしっかり洗われた。
ナニが大きくなったヤツだらけだが、そこまでのサービスはして貰えて無いから可愛そぉだよなぁ…
中には後で…って約束してるヤツが…ってか、全員が約束してた…
おまい等なぁ…
呆れてしまうわ…
オレ?明日の朝一に村に帰るんだぞ?ココで吐き出したら絞られる量で浮気がバレるだろ!?
今夜は一人でゆっくり眠らせて貰うさ。
オレは女中さんに肩揉みや腰等を按摩して貰った。
あきつらくんを可愛がって貰うより気持ち良かったです。
その日はお風呂での按摩の影響か、ぐっすり眠れた。有難い事だ。
翌朝、目醒めたオレは泣きそぉになった。
あきつらくんの元気さと、既に可愛がられていたって云うかまた食べられていた…
ま、帰り着くまで約三日だ。溜まる時間は充分にあるだろぉ…彼女に仕事をするなとも言えないしね。断じて気持ち良いから諦めたワケぢゃ無いよ?多分。
はい、朝から二回も噴火しましたとも!!
原液のまま飲まれましたとも!!
どんな教育されてたんだか…
朝食時、家老達の満足な表情で察した。アイツ等ヤリまくりやがったな!?
その後、オレは帰る前に番所に寄った。
協力してくれたヤツが居た番所だ。
「お〜い!!元気?」
「ん?おぉ!?昨日の…あれ?名前聞いて無かったや、オレは高堂儀作だ、お前さんは?」
「オレは松岡鑑連だ、今後も世話になると思うから挨拶に来たんだ。」
「松岡鑑連?どっかで聞いた名前だな?」
「まぁ、気にするな。」
「そぉだな、早馬とかどこで手に入れたんだ?」
「あぁ貰いもんだ、今からコトに帰るんだ。」
「なんだ?コトのヤツだったのか!?あっちは女ばっかりって話だが…そんなに多いのか!?」
「あぁ、三人以上との結婚が推奨されてるぞ?」
「なんだその羨ましい制度は?」
「オレも二人奥さんが居るぞ。」
「なに!?羨まし過ぎるんだが?」
「現実はゾォでも、無いぞ?」
「隣のメシは旨そぉってヤツだな?」
有るんだ…隣の芝はあおいみたいな言葉…
「まぁ、そんな所だ。ぢゃぁまたな?」
「おぉ、また訪ねて来い。」
オレは番所を出てコトへと早馬を走らせた。
道中は安全そのもので風の噂では呪転一家を潰したのは素浪人で、新しく武闘派組織を作ったとかなんとか…なんだその話…
さて、二日目の夜、コトの京に立ち寄った。今からだと夜中には村に着くけど…ココで一泊するか。
謁見殿の裏口に来る。
コッチにも門番居るのかよ…
「ん?何の用だ?」
「ん?夜になったから泊まりに来たんだが?」
「ここは旅籠ぢゃねぇぞ?」
「何言ってんの?そんなの知ってるけど?」
「だったら旅籠に行けよ?」
「オレに取ってもココが京での家なんだけど?」
「あ?誰か来るとか聞いてねぇんだけど?」
「そりゃぁ、ラナーからの帰り道だからな。」
「はぁ?ラナーからだと?」
「お前ぢゃ話にならん、親家呼んで来い。」
「なんでてめぇみてぇな素浪人がそんな事知ってんだよ?」
「オレんちだからだよ?」
「ふざけんな!!ここは主上陛下の…」
その時、騒ぎを聞きつけて中から誰かが出て来た。女の人だな…あ、葵さんだ!!
「何かありましたか?」
「はっ、怪しいヤツが「ここはオレの家」だとか言ってまして…」
「怪し人ですか?」
「や、葵さんおひさ。」
オレはにこやかに右手をしたっと挙げた。
「あら?鑑連様では無いですか?怪し人は居ませんか?」
「何か、オレがそれみたいですよ?」
「ん?」
葵さんがオレを品定めする様に眺めている。
「確かに、近しい人ぢゃ無かったらそぉ思いそぉでは有りますね…」
「そんなに怪しい!?」
「とても前の戦の総大将には見えませんよ?」
「ラナーでも似た様な事があったけど…」
「でしょうね…」
何か呆れられてるなぁ…
「ま、こんな所で立ち話も何ですので早くお入り下さいまし。」
「って事で入って良いかな?」
オレ達の会話を聞いていた門番は顔面蒼白で頷く事しか出来なかった。
とりあえず、余り物でも良いのでと晩御飯にありついて、風呂もいただき、いつも三人で使ってる部屋で眠りに着いた。親家は朝廷での仕事でコッチには居ないらしい。
翌朝、朝食をいただき、村に出発。
一刻も有れば着く。久々の村にワクワクする。
「ただいまぁ…」
村長の屋敷に着いて挨拶をすると、
とたとたとた
と、元気な足音が…
「おかえりなさい。」
椿が出迎えてくれた。
「椿、はしたないやよ?旦那様お帰りなさいやよ。」
紅葉が右腕に絡み付き歓迎してくれた。
コレだよこれ!!城でも謁見殿でも怪しいヤツ扱いだったから何か嬉しい…
千代ちゃんは法力の扱いの練習中らしいけど…
「椿はおサボりか?」
「違います、さっき倒れて目醒めた時に旦那様が帰ってらしたので…」
「そか…良い娘だ。」
頭を撫でたいが両腕が塞がっている。
「わっちには無いのかや?」
「紅葉は…千代ちゃんの見張りは?」
「もぉ必要無いくらいになってるやよ?」
「そか…なら、後は椿だけか?」
「そぉなるやよ。」
「紅葉の指導の賜だな。偉いぞ!!」
「褒めるでない。」
少し頬を染める。
「それはそれとして…重要な話が有るんだが…」
「何かや?」
「ラナーの風習についてなんだけど…」
「椿は千代ちゃんと練習してくるやよ。」
「…はい…」
椿は少し寂しそぉだったから後で可愛がらねば!!
紅葉の執務室に来た。
「…ラナーの風習は話に聞いて、致し方無しと判断したやよ。だから旦那様も他所で浮気するくらいなら…と判断したけど…イヤかや?」
「オレは紅葉と椿“が”良いんだけどね…」
「なんや嬉しい事言ってくれるなぁ。でも、約定がある限り、旦那様には向こうでも励んで欲しいやよ?」
「オレに浮気しろと?」
「完全支配ならあんな事はしなかったけど、旦那様が城主になるんだから仕方ないやよ…向こうがコレだけはって引かなかったやよ。」
「なら仕方ないのか?」
「諦めて向こうで子作りして欲しくは無いけどしてくるやよ。」
「解ったよ…ソレから、コレが今回の会談の内容ね。」
オレは紙の束を渡す。
「ふむふむ…概ね順調やよ、でも…この犯罪組織を壊滅させた素浪人って誰の事かや?」
「血に飢えた危険人物とかぢゃ無いならほっといて害は無いんぢゃ無いかなぁ?」
「わっちと椿に飢えてたなら良いのだがなぁ?」
「多分それだよ!!」
「語るに落ちてるやよ、全く、やんちゃな旦那様を持つと苦労するやよ…」
「ごめんなさい。」
「ま、今に始まった事ぢゃ無いから諦めてるやよ。」
等とチクチクされて、書類は腹黒女官さんに渡ったのだった…その夜…懸念してた通り二人に絞り尽くされた…椿も法力で倒れる事が少なくなった為だ。明日からは落ち着く…ハズだ。
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お時間ありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」もお読みください。




