第八十三話 呼び出した記憶
知らない内に作中では三年くらい経ってましたか…
はい、考えてませんでした!!
オレのせいなのかなぁ…
その日、城は朝から大騒ぎだった、
なんだかなぁ…オレは一人目が醒めて…あきつらくんに違和感が…
「何してるの?」
「殿の…んぐ…とのを…ちゅる…お鎮め…ぺろぺろ…してます…」
昨夜一緒にお風呂に入った娘がオレのあきつらくんを食べていた…いやいや…咀嚼はされて無いんだけどね…
うっとりした表情で美味しそぉに頬張っている…
寝ぼけた頭をフル回転させる。
うん、今はこの娘の好きにさせよぉ…
「んぐ!?…ん…ちゅるちゅる…ごくっ…ん。」
また、喉の奥に出しちゃったよ…
「大変美味しゅうございます。ありがとうございます。」
先程までの行為と、この綺麗な座礼のギャップが…あきつらは少し自重しなさい!!
「なんか騒がしいけど、何があったの?」
「私は良く解りかねますが…」
「ん、そか…オレのナニは無理に鎮めなくても…」
「そ…そんな…私に死ねとおっしゃるのですか!?」
彼女は涙を流して訴える。
「私のお役目は殿の精を解放させる事、ソレが出来ないなら城から追放されます。そぉなれば、他の殿方と触れる機会が御座います。肌と肌が触れただけで、私は絶命してしまいます。腰の刺青がある限り…」
「握手や解放とかでも?」
「はい…」
重い…重過ぎるよ?
「なんで口で?」
「前に夜伽は不要と仰られたそぉなので。せめて精は吐き出して頂こうと…」
けなげ!!なんだよこの娘!?奥さん達に見習わさたい!!あの二人は絞りたいだけ絞るからなぁ…
って…ソレより…
「そぉなんだね、次に来た時には相手をしと貰うかも知れないから…今は志村勘兵衛を呼んでくれないか?」
「畏まりました。勘兵衛様とされるのですか?」
なぜ、ほほをそめる?
「…はなしがあるだけだから、おれにそのしゅみはないから。」
「はい!!ソレでは呼んで来ます。」
彼女が微妙に腐った脳味噌をしてる事が解った。
着替えをして、身体をほぐしていると、勘兵衛がやって来た。
「殿!!お呼びですか?」
「あぁ…会談はいつからだ?」
「もう一時程で始まられます。」
「この騒ぎは?」
「書類の最終調整に御座います。」
「その会談に南町奉行の遠山忠相を呼んでくれないか?」
「南町奉行をですか?」
「あぁ…話があるからな。」
「かしこまりました。」
「以上だ。」
「はっ!!」
勘兵衛は返事をすると仕事に戻った。
さてオレは何をしよぉか…なんの気無しに城の裏手の広場に来た。
久し振りに千鳥で素振りや形を練習した。
汗をかき、息があがって来た、もぉいっちょ!!
ぶんぶんぶん
真剣に集中し、動きまくってた為か周りが見えにくくなってたのか…オレを探す声に反応出来ずにいた…一時が既に過ぎていた事にすら気付いて無かった…
「殿ぉ!?」
剣を振った先に木村勝四郎が居た。
コイツは礼の囚われてた七人の一人で、勘兵衛を兄と慕っている。中々のオシャレさんなヤツだ。
「あれ?どったの?」
「あれ?ぢゃ無いですよ!!もぉ会談の時間ですよ…」
「呆れてる?」
「当たり前です。こんな所で一人で稽古って…」
「何もする事が無くて…つい…」
「解りました。解りましたから会談に行きますよ…」
「へぇい…」
「剣を振ってる時みたいに気合い入れて下さい。」
勝四郎に叱られつつ会議室に向かった。
オレの姿を認め関係者が集まる。
オレを先頭に関係者がすずなりだ…なんか恥ずかしい…
すれ違う人は頭を下げて来る。
勘弁して下さい。
さて、会談に入る。
進行は勘兵衛だ。
税収や給与…から始まって、公共事業やコトへの上納金やなんやかや…オレにはさっぱり解りません!!
但し、農民への重税だけは無くす方向に、生産物はほぼ全て国で買い上げ、問屋に卸す、その差額を農民からの税収とする事にした。
それ以外は慣れてる人に任せたい…
最後に、昨日起きた重大事件が報告された。
犯罪組織、呪転一家の壊滅だ。素浪人が殴り込みを仕掛けて壊滅させた…って事になっている。
その話になった時、
「南町奉行遠山忠相参上仕りました。」
って呼び出したヤツがやっと来た。
早速入って貰う。
「失礼致します!!」
「楽にしてくれ、オレとお前の仲ぢゃ無いか…」
オレが声をかけると頭を上げて…
「@.#'/'_.&!_.!?」
何語だよ!?
オレを指差し、口をパクパクしていた。
「そのぉ…なんだ、お前の策を根底からひっくり返して済まなかった。」
オレは頭を下げた。正式な謝罪だ。
まだパクパクしてる。
「誰か、落ち着かせてやってくれ。」
忠相が落ち着くのを待って、事の詳細を聞く。
「……………現在の状況は以上です。」
「そぉか、解った。ヤツ等の財産は全て没収、解る範囲の被害者に割合で分配、働かされてる女性は解放、心の安寧を第一に考えてやってくれ、そこには女性を当てがって欲しい…」
オレの些細な気遣いにみんなが驚いていた。
「雷神が気遣いだと!?」
「殺人鬼が女に気を使ってる!?」
「嘘だろ!?天変地異の前触れか!?」
言いたい放題だなぁ…
「みんな、取り敢えず、後で話が…オレの稽古相手になって貰うからね?」
みんな顔を真っ青にして唾を飲み込んでいた。
オレとの稽古…嫌なのかなぁ?
「いやぁ、みんな言いたい放題だったから、オレの稽古の相手くらい出来るよね?勿論雷は使わないからさ。」
満面の笑顔で、家老のみんなを見回した。
「忠相も見ていくと良いよ?」
かくて、会談の後はオレが疲れ果てるまで八人との稽古は続いた…
忠相は飛んだとばっちりだったなぁ…
オレとお前の仲だから大目に見てくれ。
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お時間ありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」もお読みください。




