第八十話 ギリギリな記憶
いやぁ…危なかったぁ…
五人でコレかぁ…もぉちょい歯応えが欲しいかな?
そのまま進み大きな建物が…城か!?
何か遊郭を思わせるなぁ…
門の前に何人も居るざっと十人以上だな…
ここは中に入るのが当たり前な態度で行こぉ!!
「よぉ、お疲れさん、親分居るか?」
「ん?あぁ…どっかで会ったか?」
「あ?あぁ、お前酔い潰れてたから忘れてるかもな…」
「そぉかぁ?オレは下戸なんだけどなぁ?」
あ…しまった!!
「テメェ誰だコラァ!?」
言いながら殴りかかって来た。
肩に手を当て、拳が打てない様にする。
そのまま腕を相手の腕の上から巻き付け、襟を掴み足を払い頭から地面におとし、そのまま首に膝を落として首を折る。
全く…要らん手間がかかったよ…
しかしなんで囲まれるかなぁ…
同士討ちを避ける為か一人ずつかかって来るのは良い事だ。
襟を掴まれ、柔道の様に組んで来たので、襟を掴んでいる方の脇腹に中指を立てた拳を突き入れる。
それだけで動けなくなるが、その瞬間に逆の手での二本抜き手で目潰しをし、視力を奪う。
次に刀を持ったヤツが斬りかかって来た。それを躱し刀を踏み付け顔面を殴る。堪らず刀から手が離れる。
その刀を拾い持ち主の心臓に突き刺す。
そこからはタダの斬殺劇だ。約束組み手みたいにある者は腕、またある者は足、と斬り離してやる。
死屍累々とはこの事かってくらいに血が溢れている。死者は三人かな?
すぐには動けないからほっとけば良い。
中に入ると…誰も居ない…そこそこ騒いでたから誰か様子見に来ても良さそぉなんだがなぁ…
物音がする方に向かう…何やら話し声が聞こえるが…
中に入ると、なんか賭け事っぽい事をしている。カタギは…居ないかな?
中身を持ってるのに反応が無い。
「なぁ、親分はどこだ?」
「あ〜ん?」
ジロジロ見られて不快なんだが…
「テメェどこのモンぢゃぁ!?」
って気付くの遅く無い?
叫んだヤツの首を刎ねる。
血を撒き散らし倒れ込む。それで周りがにわかに殺気立つ。
向かって来るヤツ、逃げるヤツ、様々な対応だ。逃げるヤツは追わないが…向かって来るヤツは斬っても問題は無いよね?
三人程斬ったら、やっぱり斬れ無くなって来た。ナマクラだからか?しょうがない、タダの重い棒になったけど、ソレでも刺さるから突きまくる。
三人程で切先もダメになって来た…
使い物にならなくなったナマクラを捨てて、死人が持ってる別のナマクラを拝借。
コイツ等連携もクソも無い、練度が低すぎてナマクラの試し斬り状態だ。四人程斬り血が滴る刀を生き残りの首に突き付けて、
「親分はどこだ?」
再度聞いたら指を指す。
「あっちの部屋…」
指差す手が震えている。
「そんなに震えてたら解んないよ?」
言って震える腕を斬り落とす。
「あ〜!!あ〜!!」
唸ってのたうち回る。
指差していた方に歩く。少し行くと…襖?の前に門番の如く二人の男が立っている。
「先生!!大変です!!カチコミです!!」
ついつい言いたくなる台詞を吐いた。
しかし、ナマクラとは云え、血糊の付いた抜き身を持っていては台無しだなぁ…
「相手は何処の誰だ!?」
あ…通じたみたいだ。
「コトからの遠征みたいで…よく解りません!!」
「コトから態々(わざわさ)ねぇ…よっぽどの暇人か命知らずか…どっちだと思う?」
「憂さ晴らしとかぢゃ無いですか?」
「憂さ晴らし?」
「コトから遠路遥々出て来たは良いけど、相手側に準備が出来て無くてむしゃくしゃしてやった、とかぢゃ無いでしょうか?」
「なんだそりゃ?舐めてんのか?」
「なんかそんな感じでしたよ?」
その時、居合い斬りで首を狙われた。
辛うじて避けられたけど…コイツ…ヤバくね?めっちゃ速い…
少し距離を取る。
「なんでオレを狙うんですか?」
「そんだけ返り血浴びてて血糊付いたままの抜き身持ち歩いてて良く言うなぁ…斬るぞ?」
「言う前に斬りかかってて良く言うよ…」
「それを躱してくれるとは思わなかった…」
「で…親分は?」
「この奥で幹部会の真っ最中。」
「幹部全部屠るの手伝わない?」
「それは出来ない相談だ。」
「死ぬよりかは良いんぢゃね?」
「裏切れってのか?」
「そだよ。」
「断る。」
「あそ、なら…」
キィーン!!
「死ね。」
「言ってから斬りかかって来いよ?」
「お互い様だろ?」
鍔迫り合いになる。但し、もぉ一人居るからそっちにも気を配る必要がある。
セオリー通りならコイツより強いハズだよな?
一人で入って来たのはマズったかな?
押し込まれる…ジリジリと後ろに退がる。
一気に押される!!
ソレを横に動いていなす。そのまま首を刎ね…横に飛ばれて躱される。
やっぱり強い。
「そんなナマクラで良くやるなぁ…呆れるぞ?」
「…の割には楽しそぉだな?」
「当たり前だ!!強いヤツを斬るのが一番楽しいからな。」
間合いを一気に詰められる!!突きが腹に…右横に何とか逃れる。
そのまま左手だけで追撃の横薙ぎナマクラで受けて前に出て、ナマクラを捨て、左手で、左手首を取り、そのまま一本背負い…肘が折れる感触がする。
そのまま頭から落とす。相手の刀を拾い、そのまま頭を割る!!
そのままもう一人を視線に捉える。
「なかなかやるな…但し、剣技だけならお前の負けだったぞ?」
「だろぉな…でも生きてるのはオレだ。」
「なるほど…気構えが違うんだな?」
「それはどぉかな?」
ソイツは剣を抜き、オレに向けて構える。
綺麗な構えだ、何処かの道場で習ってたのかな?
「けほけほけほっ!!」
オレは、口に手を当て咳き込む。
「喉でも乾いたか?」
「そぉみたい。」
「なら今の内に…」
言いながら斬りかかって来られた!!
コレは受けたらダメなヤツだ!!左に飛んで何とか躱す。
「…斬れると思ったんだがなぁ…」
「そんなあっさりと斬られてたまるか!!」
少し喋りにくいな。
「そぉか?なら…」
八相の状態から一気に逆袈裟の斬り上げが来た!!コレも受けたら刀まで斬られてる感じだ。
示現流も真っ青な豪剣だなぁ…
「避けるだけぢゃ、いつか斬られるぞ?」
「いやぁ…オレが斬れる程の隙が無いから…ねぇ!!」
気合いを入れて斬りかかるが当たり前の様に受けられ、鍔迫り合いになる。
コレを待っていた!!
押し合いの最中に、
ぷっ!!
とオレは咳をした時に仕込んだ含み針を目に吹き掛けた!!
躱せる距離でもないし、その時間も無い、完璧なタイミングだ。
左目に刺さる。
一瞬だけ隙が出来、相手の左側に周り込み左手で左腕の上から右襟を取り、右手で腰を持つ、そのまま後ろに反り投げを打つ!!
相手は頭から落ち首が折れる。
トドメに刀を拾い、心臓を刺す。
ふいぃ…コイツ等が二人一遍にかかって来なくて助かったよ…二人相手してたらオレが死んでたよ?
まぁそぉなったら雷使ったけどね。
残るは幹部だけだ。
もぉ一踏ん張りしますか。
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お時間ありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」もお読みください。




