第六十五話 覚悟の記憶
三吉は秋田だったか?酒呑みの鬼の伝承がありまして、お代を払わず出て行き夜中にお代の十倍くらいの価値あるモノを置いていくって鬼なんだそぉで…
お代を無理に請求すると悪さをされるとか…
酒樽を用意して力仕事を依頼したら夜中の内にしてくれてたり…大名も仕事を頼んでたりしたそぉで…
神社で祀られているらしいです。
そんな所から勝手に名前を拝借してごめんなさい。
覚悟決めてくれたなぁ…
三吉を伴い、外に出ようと歩く、
「鑑連様!?縛って無いってどう云うおつもりですか!?」
「ん?あぁ…この鬼なら大丈夫だ、人畜無害だ、何か喰い物を出してやってくれ。」
「ホントにわいを守ってくれるんだな…」
「約束は守るよ…」
「んな!?ココまで自我が発現してるなんて!?」
「ん?あぁ…アソコに居たヤツ等は喋って無かったなぁ…」
「いくつかの試験でしっかり反応したヤツを、自我有りと判断してまして…」
「こんな感じのヤツは居なかったと?」
「はい…女を犯し、飯を喰らい、敵を屠るしか出来ませんでしたよ?」
「良くそんなんで実戦投入したなぁ…」
「国王の意思…でしたから。」
「コトに攻め込むのがか?」
「はい、鬼が五百匹程奥の通路に消えたので何匹かが他国に移動していると推測されますのでコトにも…となり…」
「ふん…アホな事考えるなぁ…」
「相手の情報が無い状況でしたしね…」
「孫氏の兵法を知らんから仕方ないのかもな?」
「ソンシ…ですか?」
「あぁ…敵を知り、己を知れば、百戦して殆うからずってな…」
「はぁ…」
「まぁ気にすんな。」
ソレから外に出る、その途中で女性に目が行き立ち止まる三吉。
「お!?アイツだで!!わいが悪さしたって言った女はアイツだで!!」
一人の美女を指挿した。なるほど…そぉしたくなる程だが、どんな犯罪をしたんだろ?
秀秋にあの女は確保とておく様に指示を出した。
その後、三吉を腹黒女官さんに引き合わせたんだが…
「なんと云うか…想像の斜め上ですね。」
との事らしい。
「一応約束は果たしたんだが…」
「そ、そぉですわね…しかし、コレでは刑場での扱いを、大幅にに変えなくては…」
「ソコはお任せして、みんなに三吉を紹介してくるよ。」
「えっ!?ちょっと!?」
「なるほどのぉ…して、わっちに見せてどぉしたいのかや?」
まずは紅葉からだが…少々ご立腹だ…何故だろ!?
「朝からわっちを放ったらかして…」
あ、ソコか!!
「そ、総大将としての事後処理が有って…その一つがこの事態なわけで…」
「ふう…解らんでも無いやよ?でも…一言欲しかったやよ…」
やべっ!!焦り過ぎてかも…
「今日は処刑が在るから…ソレに全部間に合わせなきゃって…で、一段落着いて、やっと紅葉の顔が見れる状態になって…」
「今回だけは、そぉ云う事にしといてやるやよ…」
うわっ!?冷たい目で睨まれた!?
いや…その後ろから殺気に近いモノが…
「旦那様?お仕事と私達と優先順位はどぉなってるんですかねぇ?」
「は、はひ!!二人が一番上位です!!」
やっぱり女は怖いよぉ〜!!
「あきつら、あの二人が怖いだか?」
余計な爆弾を!?
「あきつら?わっち達が怖いんかや?」
考えろ!!二人を上機嫌にする方法を!!
「あぁ、怖いよ…二人を失う事は死ぬより怖い…この城の地下には、その可能性が有るモノがあった…二人を不安にさせるのもイヤだった、だから秘密裏に動く必要があったんだ!!二人を愛していればこその行動だったんだ!!」
どぉだ!?納得して…
「あきつら…」
「旦那様…」
「今回は大目にみてやるやよ!!」
「後でちゃんと可愛がってさださいね?」
「そ、ソレは勿論!!」
「ソレで、その鬼はどぉするのかや?」
「コイツ、三吉の置かれてる状況の公表と、今回の戦犯の処刑、ソレが大事だから…」
「違うやよ!!全部終わってからの対処の事やよ!?」
「そこはまだ考えて無いんだけど…」
「はぁ…わっちの夫はなんで所々抜けてるのかや?」
「ソコがまた魅力なんですけどね、お姉様。」
「姉妹だか?」
「お前はだまってろ!!」
なんでこんなに空気読まないかなぁ…
「あきつら、その鬼はかなり体力はあるはずやよね?」
「かなり強いハズだけど、性格的には平和主義っぽいよ?」
「村に連れ帰って農作業要員が良いやよ。」
正に天使の微笑みだ!!
「ありがとう紅葉。」
「んな!?わ…わっちは適材適所を考えたまでやよ!!」
頬を染めてそっぽ向かれたけど照れてるな。
「三吉はソレでも良いか?」
「わいはどっかの村に誘拐されるんだか?」
「あのな、今の見た目で普通の暮らしは難しいだろ?だからオレ達の村で保護して最適な仕事をしなさいって事だ。」
「おぉ〜!!ソレは有り難いべ!!感謝するだよ!!」
三吉の今後も鶴の一声で決まった。後は午後からの処刑か…
「午後から処刑が在るけど、お前にも証言して貰うからな?お前をそんな姿にした連中をさばくんだよ。」
「わいをこんな姿にしたヤツ等が裁かれるだか?」
「そぉだよ?」
「どんなに裁いても、わいの身体は元に戻らんだで、どぉでも良いだで。」
「それがそぉぢゃ無いんだよな…」
「なんでだべ?」
「お前は自分みたいなヤツを増やしたいか?」
「増えるんだか!?
「民衆が動けば増えないが…」
「増えたら可哀想だで…」
「あぁ、そぉだな、でもそれだけぢゃ無い、鬼を利用した戦…ソレが進んで鬼と人とで戦とか発展するだろぉな…」
「そぉなったらどぉなるだ?」
「関係無い人がいっぱい死んで、鬼を作り出したクソ達が支配する世の中になりかねん。」
「そぉなったらどぉなるだ?」
「ん〜…人間は奴隷になって虐げられ、鬼の材料、鬼は自我が無いヤツは殺され、自我の有るヤツは人を虐げ、女を犯し、一部だけが得をする…そんな世の中かな?」
「そんなのダメだで!!みんなが笑顔が良いだで!!」
「あぁ、その為にお前が今日みんなに見られながら幾つもの質問に答える必要がある。」
「解っただ。」
「ツラいだろぉが、がまんしてくれ。」
「ソレも解っただ。」
「ありがとう…」
なんかやるせない気分だ…どれもコレもこんなアホな事をしたヤツ等のせいだ…
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お時間ありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」もお読みください。




