第五百九十九話 約束の記憶
女の子とは何もしてませんよ?たぶん…
間違われたなぁ…
「そっか…それは良いとして…なんで裸なんだ?」
膨らみかけのつるぺた…思わずガン見しちゃったぢゃねぇか!!
初めて会った頃の千代ちゃん思い出したぢゃねぇか…
「裸だと、男の人…喜ぶみたいだから…」
歪な情報を持ってるみたいだな…
そして、オレのあきつらくんは、朝と云う事も有り、元気を出している。
「ま、確かに喜びはするけど、そぉ云う事はホントに好きになった男にだけにしといた方が良いぞ。」
オレは初めて、女の子を諭す様な事を言っていた。
その時、不意を突かれ、唇を奪われた。
「んな!?」
「わたし、おにぃちゃんの事、好きだよ?」
「はへっ?あ、いやいや!!あの時怖がってたよね!?」
「…だって…いきなり目の前で、人が死んぢゃったんだよ!?あんなの初めて見たもん…」
あ…人を殺したコワモテの、男がにじり寄って来たら…うん、誰でも怖いわな…
「あ…あははは…怖がらせてごめんな。でも、オレはホントは怖く無いからな?」
「うん!!知ってる!!悪い人には怖い人なんだよね!!」
「そぉだよ。だから、キミみたいな可愛い娘には優しいお兄さんなんだぞ。」
「うん!!優しいおにぃちゃん大好きだよ!!」
女の子は裸のまま、オレに抱き着いて来た。この上無い嬉しいシチュエーションなんだけど…うん…コレは…アレだ。この娘の一時の気の迷いだ。吊り橋効果ってヤツだ!!こんな歳端も行かない女の子に手を出したら、おしまいなんだ!!だからあきつらくん!!鞘を求めるな!!
「えと…お兄さんはコレでも、奥さんとか子供とか居るんだよ?だから、離れてくれると嬉しいかな?」
「…わたしの事嫌いなの?」
「嫌い?…そんなワケは無い!!嫌いなヤツだったら助けてないよ。でもね…その…」
くそっ!!どぉ説明すりゃ良いんだ!?
「…迷惑…なの?」
「いや!!迷惑…では無い!!キミみたいな可愛い娘に好きだと言われたら嬉しいさ!!でも、オレには奥さんが居るから…」
「それ…言い訳って云うんだよね?」
「どこでそんな事憶えて来るんだ!?いや、そぉぢゃ無くて…奥さんが三人も居るんだぞ!?お妾さんもいっぱい居て…」
「…もしかして…おにぃさん、貴族様?」
「…ん〜…似た様なモンかな?こっちで云えば国王?そんな感じだな…」
「ふえっ!?ウソだよね?」
「ホントだよ。」
オレはにっこり微笑んだ。
「うわっ!?悪い表情してる…絶対、悪の組織の大ボスだよ!!」
「失礼だな!!今のはにっこりだったんだぞ!!」
「えっ!?…あ…うん…スゴく良いと思うよ…」
って、無表情で言われても…それより…
「まぁ、それは良いとして…何か着てくれないか?誰かに見られたら、変な誤解されかねん…」
「あ…そ、そぉだね…」
と、女の子が服を着よぉとした時に、外から道雪に声をかけられた。
「殿。朝に御座います。起きてらっしゃいますか?」
心臓に悪いから!!ノックくらい…天幕ぢゃ出来ねぇよ!!
「お、起きてる起きてる!!すぐ行くから!!」
「はい。では…」
と、気配は変わらず外に居る…
「オレはもぉ行くからな?変な事しないでくれよ?」
「はぁい…」
オレも女の子も小声になる。
「すまんな。待たせたか?」
外に出て、道雪に声をかけた。
「いえ、朝餉の準備が整ってから私も目醒めましたよ。」
「そぉなのか?」
「はい…少し疲れていたのでしょぉな。歳には敵いませぬ。」
「まだ充分働き盛りだろ…」
「そぉですかな?殿は女性を招き入れていた様にありますな。外まで声が届いておりましたよ。」
聞かれてたのか!?ま、見られてないだろぉから、ホントの事を言えば良いよな?
「あぁ…目醒めた時、ビックリしたよ…ほら、昨日助けた女の子な。お礼を言おぉとしたら、オレは既に寝てたんだよな…それで、その娘も眠くなったみたいで布団に潜り込まれていたみたいだ…」
「おや?殿が気配に気付かれませんでしたか?」
「あぁ、特に寝てる時は、殺気が無いとな…起きてる時も、気を張って無いと殺気の無い気配はなかなか…」
「それで、少女に気付かなかったと?気付いていて招き入れたのでは?」
「無い無い。奥さんもお妾さんも子供も居るのに、更に女の子とか、オレの身体が保たん。」
「…なるほど…確かにそぉでしょぉが、コレは流石に報告を…」
「ちょっか!?それは卑怯だろ!!」
「そぉですか?私、欲しい物が有るんですよねぇ…」
こ、コイツ…脅しにかかって来たのか!?
「一体何だ?」
「その…波津が頑張り過ぎるので、翌日キツいのです…」
あっ…コレ、切実なヤツだ…つか、オレにも必要ぢゃね?
「…ひと月待ってくれ…必ず満足するモノを作るから…」
「お願いします…」
「あぁ、オレの奥さん達にも絶対必要なモノだからな…」
「そぉですよね…殿は村に五人も居ますからね…」
「だな…」
「「…はぁ…」」
二人でため息を吐いて、朝食を食べ、
「では、もぉすぐ出発します。よろしいですか?」
グロー・キマに言われ、こちらも、準備と引き継ぎをする。
ま、引き継ぎと云っても、金四郎に丸投げするだけなんだけどな…
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お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




