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(仮)日本古武術の可能性  作者: ちまき
第二十六章
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第五百八十九話 殿の記憶

グロー将軍の決断は!?

なんとかなるもんだなぁ…



「なんだと!?何が起きてるんだ!?」


グロー・キマ将軍は慌てた様子で聞き返していた。


「はっ!!帝国は発破を使っている様です!!」

「発破だと!?あの工事に使う発破か!?」

「はい!!」

「くそっ!!あんなモノを持ち込むとは!!」


グロー・キマは拳を握り、現状の打開策を考えているのか、俯いて何かを考えている様だった。


「くっ…このまま続けても悪戯に無駄死にを増やすだけか…一時撤退する…兵を立て直して出直すぞ…」


グロー・キマは苦虫を噛み潰した様な表情かおをして、苦渋の決断をした。


「なら、殿しんがりはオレ達が引き受けるよ。コッチの人数はかなり少ないから、あまり長い時間は稼がないけど、立て直すには充分な時間を提供する事を約束するぞ?」

「かなり少ないだと?」

「オレを含めても六十くらいかな?少数精鋭ってヤツだ。」


オレはにこっと笑い、ウインクしてやる。


「…そぉ云う仕草は顔の良いヤツにしか似合わぬぞ?だが…大層な自信だな?」

「一言多いわ!!ま、オレは…オレ達は負けた経験が無いんでな。」

「ふん、精々井の中の蛙で無い事を祈るよ。」

「あぁ、なるべく早く帰って来てくれないと、アンタ等の出番が無くなるかもな。」

「精々生き延びてくれ…」


オレにそぉ言って、グロー・キマは自軍に向き直り、


「前線に撤退の指示を出せ!!なるべく犬死にを少なくさせろ!!」

「「「「「はっ!!」」」」」


陣に居た人達が返事をし、伝令も走る。

オレはソレを見て道雪達の方に向かって走った。


「道雪!!金四郎!!皆を集めろ!!いきなりだが、出陣だ!!」

「はへっ!?」

「えっ!?あ、はい!!」


ゆっくりして、気を抜いていた二人は間抜けな返事をしたかと思えば、オレの意図を察した様に即座に動いた。

程なく全員が集まった。


「良いか!!オレ達のする事は殿しんがりだ!!なるべく多くのブーセン兵を逃す事!!その為の足止めだ!!銃を取れ!!なるべく多くの敵に恐怖を植え付けろ!!」

「「「「「おぉー!!!!!」」」」」


と、みんなもやる気になってくれて、銃を乗せている飛行車から全員が銃を取り、弾倉を装着し、オレの指示を待つ。


「横一列!!ブーセン兵が逃げられる隙間を開けて並ぶぞ!!」


オレ達の様子を見ていたブーセンの歩哨にオレは言う。


「すまんが、ブーセン軍の旗を三つ貸して貰えないか?オレ達が味方だと知らしめる必要が有るからな。」


歩哨は少し慌てて、


「は?はい!!しばしお待ちを!!あ、コレお返しします!!」


と、オレに振動刀を返して来て、慌てて旗を取りに行ってくれた。

旗はオレ、道雪、金四郎で分かれて持ち、中央と左右に分かれる予定だ。前線まで百メートルくらいの場所に行き、中央にオレ、左右に道雪と金四郎が分かれ、ブーセン軍の旗を立てる。


「コレより先に帝国兵を進ませるな!!ブーセン兵をこの先に逃がせ!!」

「「「「「はっ!!」」」」」


作戦も何も有ったもんぢゃ無い…今は、ブーセンの兵を逃す。その一点にだけ集中だ。

程無くして、ブーセンの鎧を着た人達がコチラに走って来た。

コレで、彼等が抜けたら一斉射撃だな!!


「構えぇ〜!!」


オレの号令で、みんなが銃を構えた。

万にも上る兵がオレ達の後ろに退避した後、恐らくは、最後の一人が抜けるのを確認し、


「撃てぇ〜!!」


オレの号令で一斉に射撃が開始された。

だだだだだだだだだだぁ〜〜〜〜〜ん!!!!!

辺り一面に銃声が轟き、ブーセンの銀色の鎧を追いかけていた黒色の鎧達が、先方から倒れていく。


「有りったけ撃ち込んでやれぇ〜!!」


オレの号令に反応して、全員が弾倉内の弾を撃ち尽くす頃には、敵軍の数千が損耗している様に見える。ソレでも敵軍は止まらない…

仕方無いな…

オレは前に進み出て、振動刀に雷の法術をこめる。


「撃ち方止めぇ!!」


オレは叫び、更に歩を進め、十歩進んだ所で歩を止め、居合いの型ちを取る。

雷は充分に充填されているだろぉ…

先頭がオレから五メートル程に来た時、[紫電](戸次流での居合いの呼び名)を放った。


「どりゃぁ〜!!」


タダの[紫電]ぢゃ無い。雷を纏った一撃は、広範囲の敵兵を薙ぎ払い、一瞬にして感電死させていく。

道雪達も、知ってるとは云え、流石に一撃で全員の銃と同等の死者を出すとは思ってもいなかった様で、みんなが固唾を飲んだ。

帝国兵達の足も止まる。

そして、そこらで爆発が巻き起こる。恐らく、帝国兵が持っていた発破に雷から引火したんだろぉな…思わぬ副次効果だ。


「ば…バケモノだぁ〜!!」


誰かの声が響いた。その声を引き金に、流石の帝国兵達も蜘蛛の子を、散らす様に後退し出した。

ソレを見て、オレも退がり、


「追い討ちをかけろ!!一斉射撃だ!!」


弾倉を入れ替えていたみんなにそぉ指示をだす。

全員が五発ずつくらい撃ち込み、数百人が倒れ伏す。

多分コレで、かなりの時間が稼げただろぉ…


「よし!!撤収するぞ!!」

「「「「「はっ!!!!!」」」」」


と、みんな、弾倉を外し、銃に残っている一発を敵目がけて撃ち出し、撤収する。

飛行車を置いている場所に戻り、みんなが銃を飛行車になおす。

その時、


「あの…貴方方は…その…同じ軍の者なら見た事が有って然るべきなのですが…」


さっき撤退していたブーセンの軍の一人が、オレに話しかけて来た。


「ん?あぁ…それより、アンタは何者だ?見ず知らずの者に名乗りたくは無いのだが?」


オレのぞんざいな言葉に、


「あ、これは失礼しました!!私はブーセン軍、グロー隊小隊長のピーセ・ヤーショ軍曹であります!!」


と、右手を左胸に押し当て、挨拶?をしてくれた。


「そぉか、オレは、ラナー国総大名、松岡鑑連だ。クリラーノからの要請で、此度の帝国との戦の助成に来た。」


オレは右手を出して握手を求めてみた。


「そぉでしたか!!それはかたじけない!!お陰で命拾い致しました!!」


そぉ言って、オレの手をがっしり握って来た。


「道雪!!敵軍はどぉなった!?空から見て来てくれ!!」

「はっ!!」


握手をしながら、道雪に指示を出す。

道雪は一人で飛行車に乗り込み、空に飛んで行く。


「な…なんと…空を飛ぶ乗り物ですと!?」


ピーセ・ヤーショはオレの手を握りながら、道雪の乗った飛行車を見ていた。

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

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