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(仮)日本古武術の可能性  作者: ちまき
第二十六章
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第五百八十四話 利用された記憶

鑑連君はなんであんなにケンカしたがるんでしょ?

たらい回しかよ!?



会議室を見回すオレから、全員視線をずらして行く。

日和見な連中なんだろな…


「なぁ、黙って俯いてちゃ、みんなの意見が解らないだろ?ほら、ラナーにケンカを売るのか、そのバカの暴走か、ちゃんと教えてくれよ。」


日和見連中は、ソレでも何も言わない…

おそらく、国を牛耳ってるって、デターコ・ショーブってヤツがコワいんだろな…そして、本心は、ケンカを売りたく無いってトコだろ…バカが権力を持つと、周りが苦労をさせられる…オレと同じだな…気を付けよ…

尚も

周りからは意見が出ない。


「なぁキセ…?」

「はっ!!」

「アレ、生きてても害しか無い様だけど、死なせて良いか?」

「へっ!?…あっ!!いや…流石にソレは…」

「なんでだ?無用に国を害する事をするバカなんぞ、百害有っても一利も無いぞ?」

「確かにそぉですが…」


と、押し問答になった時、オレの態度にブチ切れたデターコ・ショーブが口を開いた。


「ワシが害しか無いぢゃとぉ!?」


口を開いたってより怒鳴り散らした?


「当然だ。コッチは会議に参加させて貰いに来たんだが、まさか開口一番からケンカを売られるとは思ってもみなかったよ…遥々海を渡って、クリラーノの加勢に来て、約束された開戦前に、この国の帝国との境にある村が襲われてるのを助けて来てみれば、礼の言葉も無く、蔑まされらとか、誰も思いもしねぇっての。」

「ふん!!あんな辺境のクソみたいな村の一つや二つ、滅んだ所で関係無いわ!!」


デターコ・ショーブのその言葉には、流石にキレたよ…

がすっ!!

気が付いたら殴り飛ばしちゃってたよ…


「ぐぎゃっ!!」


うん、鼻が折れた感触が有ったよ…


「てめぇ…民に支えられてる立場で、何を民をぞんざいに考えてやがる?良かったなぁ…タイオーのバカ貴族で…オレの配下だったら、首が飛んでたぞ?」


と、カッコ付けてる最中に、金四郎と道雪に捕り押さえられ、縛り上げられてるし…


「キセ・ジーア殿、この者はこの国では大罪人にはならないので?」


金四郎が殺気を隠さず問いかける。


「…残念ながら、この国では権力こそ法と云う側面がありまして…」

「法治国家ならぬ人治国家ですか…」

「…まことに言い難い事ですが…」


と、キセ・ジーアは目を伏せる。


「そっかぁ…なら、国王、ターナニア殿にならそのバカは裁けるんぢゃ無いのか?」


オレの言葉に、はっとして、キセ・ジーアが顔を上げる。


「た…確かにその通りです!!早速掛け合ってみます!!」


と、キセ・ジーアは会議室を後にした。

戻って来たのは十分程してからて、ターナニアも一緒だった。

そして、そこからキセ・ジーアに因る説明がなされ、全てが事実だと、会議室に居た全員の意見に、ターナニアは決断した。


「コレで邪魔だった貴様を処分出来ると云う事か。マツオカ様、お手を煩わせた事、謝罪する。」


と、ターナニアは片膝を着いてオレに頭を下げて来た。


「おいおい、仮にも一国の盟主が、膝を着いて頭を下げてはダメだろ?言葉と書簡に因る謝罪で充分だ。」


と、オレはターナニアを立たせる。


「なんと心の広い…」


って、恋する乙女な目を向けない様に!!


「ふざけるな!!ワシが死ねば、帝国も止まらぬぞ!!」

「ソレはどぉ云う事だ?」


ターナニアの雰囲気が変わり、デターコ・ショーブを問い詰める。


「知れた事!!今回の戦はワシが画策したモノだからだ!!まぁ、帝国はワシの策が無くとも戦をするつもりだったみたいだがな!!帝国がココに来たら、タイオーの軍と合流して戦火を広げる算段だったのだぞ!!」


あれ?なんか変な事言い出したぞ?


「上手く行けば、帝国が大陸を支配した時には、帝国の侯爵になれて居たと云うのにぃ!!」


って、コイツ、売国奴ぢゃん!?洗いざらい質問もして無いのに自白しちゃったよ!?

あぁ…物語とかで無用に喋るヤツとか居て、バカぢゃね?って思ってたのに、実際居るんだなぁ…

ま、コレでこのバカはお終いか。


「ほぉ…それは面白いな。戦が終わったら、その首刎ねてやる故、心して待つが良い。」


毅然とした声で、ターナニアは言い放った。

その声を聞き、デターコ・ショーブから力が抜けた。

これだけの人数の前で、売国奴だと自白したんだから、極刑は妥当だろぉな…オレなら、この場で斬ってるぞ…


「さて、そこのクズに代わって僕が入るけど良いよね?」


ターナニアの言葉にみんなが頷く。

議長っぽいヤツがやっと口を開いた。


「あの…ソレで、ラナー国からお越しの皆さんは、どぉ云った御用でコチラに?」


って、第一声がソレか!?まぁ、結構気になるよな?


「あぁ、オレ達はクリラーノを助成する為に来たんだ。んで、この国の国境付近の村が襲われてるのを察知して駆け付けたは良いけど、多数の怪我人を出してな…怪我人はクリラーノに帰したが、ソレ以外は開戦でクリラーノに戻ったとしても、すぐに引き返す事になるだろぉから、それまで、コッチに居させて貰いたいってだけだ。勿論、戦になったら、東側が負けそぉにならない限り、手出しはしないし、口出しもしない。ソレで良ければコッチに居る事を認めて貰いたいんだ。」


オレの説明に議長っぽいヤツは一つ頷き、


「なるほど…堂々とクリラーノの間者として居座りたい…そぉ申されるので?」


コレは、多少悪意の有るボケだな?無用に煽って、相手の出方を探る事は良くある事だ。

だから、道雪と金四郎を手で制し、


「ん?クリラーノと戦でもしたいのか?さっきも言った通り、この国を落とそぉと思えばすぐにでも行動に移せるんだが?だから、探ったりする必要も無い。お前の言う事は全部杞憂ってヤツだ。」

「そぉでしたか。ならば、その件は我々の担当では有りませんな。外交部にてお話を付けて頂ければ幸いです。」


って、今度はまた違う部署かよ!?


「はっはっは、そんな事、僕が許可すれば何とでもならないかい?」


って、ターナニアが笑いながら言った。


「確かにそぉでしょぉが、ソレでも、形式上の手続きはして頂きませんと…」

「解った解った。キセ、マツオカ様を案内してくれ。」

「はっ!!」


と、軍属の会議室を出て、今度は外交部に行く事になった…

しかし、ココに通されたのって、あのバカを失脚させる為だったとかぢゃ無いだろな?

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

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