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(仮)日本古武術の可能性  作者: ちまき
第二十六章
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第五百七十五話 移動の記憶

いよいよ飛行車の実用実験ですね。

出発したなぁ…



勘兵衛と話してから四時間程…

オレの下がかなり騒がしい…ソレもそのハズ。オレ達は、飛行車でラナーの城の上空に居た。三十台もの空を飛ぶ乗り物…コレで驚くなと云う方が無理からぬ事…

そして、電話の呼び出し音が鳴った。


「はいはぁい。どぉした?」


オレの呑気な声に、怒鳴り付ける様な声が返って来る。


『どぉした?ではありません!!ラナーの一大事です!!』


声の主は勘兵衛だ。何が一大事なんだ?


「どぉした?解り易く言ってくれ。」

『し、城の上に!!』

「城の上?」


オレは城の上に目をやるが、そこには何も無い…


「えと…何も見えないんだが?」

『何を仰ってるんですか!?城の上にいくつも、何かが飛んで来てるんです!!』


城の上に飛んで来てる?あっ…


「すまんすまん、ソレはオレだ。オレと道雪と来てる久清とか…九尾の村の協力者達だ。気にするな。今から降りるから。」

『えっ?殿…達?ですか?』

「あぁ、下は危ないから、みんなを退がらせろ。」

『は…はぁ…』


なんとか勘兵衛も落ち着いて、オレ達は、オレが駐車場に使っている、少し開けた所に降りる。

飛行車三十台が、降り立ってもそこそこの余裕がある。


「いやぁ、すまんすまん。教えておくのを忘れてたわ。」


はっはっは…と笑い、飛行車から降りると、勘兵衛が走って来た。


「笑い事ではありませぬぞ!!何ですかコレは!?」

「ん?あぁ、今回の件に関しての秘密兵器の一つだ。」


オレは胸を張って、飛行車を軽く叩いた。


「えと…はい…あ、それより、今回共をする者達を集めております!!」


勘兵衛は思い出したかの様にそぉ言うけど、


「ソレって、ここに居るみんなか?」


オレの言葉に反応して、勘兵衛は周りを見渡し、


「はい…恐らく、全員揃っております。」


と、報告してくれた。


「そっか、なら全員飛行車に乗り込んで貰ってくれ。早速向こうに向かうからさ。」

「はぁ…」


と、気の抜けた返事をし、


「皆、静まれ!!アレは殿がお作りになった新兵器だ!!恐るな!!クリラーノの存亡は皆の働きにかかっておる!!気合いを入れて行け!!」

「「「「「おぉ〜!!」」」」」


と、野太い返事が返って来て、バズーカや弾、銃やマガジンを積んだ飛行車以外の飛行車に、全員を分乗させた。

オレの隣には大岡金四郎…奉行の一人だ。なんでコイツが!?後部座席には儀作と前にも一緒の所を見た二人が…

取り敢えず飛行車を浮かせ、カオサオを目指す。夕方には着くだろぉ。


「…で、今回はなんで大岡が同行するんだ?」


少し疑問に思って聞いてみた。


「はい…私のしている仕事は手柄と云う物とは縁が少なく、近頃は犯罪に手を染める者も居らず、ほとんど閑職みたいなモノでして…今回、宮口様からお誘いを受け、参加させて頂きました。」


宮口?誰だろ?

オレは気になって聞いてみた。


「宮口って誰だ?」

「えっ!?宮口様ですよ!?」

「うん…知らん…」

「えっ!?家老の宮口久蔵様ですよ!?」

「えっ?久蔵?あれ?宮口って正だったのか!?」

「…なんで知らないんですか…」

「あぁ…その…あまり接点が無かったから…ソレに、みんな、名前で呼んでたし…姓では殆ど呼んだ事ないから…」

「そ…そぉですか…まぁ、その宮口様からのご推挙で、今回お供を任された次第です。」


何もしてないのに、何故か疲れた感じで大岡金四郎は説明してくれた。


「なるほどな…金四郎とは、前に少し犯罪者捕まえるので協力して貰って以来だよな。アレから、仕事は順調なのか?」

「はぁ…順調と云えば順調ですし、代わり映えが無いと云えば代わり映えが無いですね…」


そぉかそぉか…これはアレだな…配置転換とかして、気を引き締めるのもアリか?

と、社内で色々話してたら、いつの間にか日も暮れかけて来ていた。ソロソロ寝床の確保に動いた方が良いな。野営をするか、宿を取るか…オレは陣乃介と話をしておきたいけど…


「なぁ、オレはカオサオの総大名と話が有るから、他のみんなは適当な旅籠に泊まってくれるか?」


オレの提案はすんなり了承され、ついでに、糧食の買い出しや、必要物資の調達も頼んだ。


「はい。お任せください。」

「お金は…今持ってる全額を渡しておくから。」


と、街から外れた場所に降りて、一ヶ月分のお小遣いを金四郎に渡した。


「はっ!!お預かり致します。」


あっ…しまったなぁ…もっと用意しとけば良かったよ…

オレは道雪を連れ、みんなと分かれ、カオサオの城を訪れた。


「よぉ、総代、やっぱり戦になるのか?」


通された部屋で、陣乃介と向かいあって、話をする。


「あぁ、今回は、クリラーノの支援だけどな。」

「そりゃまた…負け戦にならなけりゃ良いが…」


そぉ、いくら火力が強くても、絶対数が少な過ぎる。

向こうが、何人居るのか、どんな兵器を使うのか、戦の規模は?解らない事が山積みなんだよなぁ…


「ま、負けそぉだったら、援軍を要請するさ。嬉しい事に、各国が援軍を用意してくれるらしいからな…」

「まぁ、対岸の火事ってワケにも行かないかも知れないからな…それは仕方無いさ。」


と、陣乃介もやる気の様だ。


「しかし、カオサオにはあまり迷惑をかけたくはありませぬな…」


と、道雪が話に入って来た。

ん?どぉ云う事だ?

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

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