第五百七十三話 パズーカ完成の記憶
最近腰痛の悪化に悩んでます…何か良いモノは無いのかなぁ…
みんなの協力は必要だよなぁ…
翌日、朝から飛行車の姿勢制御の式を考えていて、昼前になんとか完成し、試作の飛行車に書き込んだ。
「コレで一応完成かな?後は、撃墜さえされなきゃ大丈夫だろ…つか、銃でも傷一つ付かない樹木コンクリート製に何か有効な手立てが有るのか?」
多分無いな…オレの作った振動刀に雷を乗せた一撃なら或いは…ってくらいかな?向こうの大陸にそんな兵器が無い事を祈るか…
さて、次にするのは…と、思考の海に漕ぎ出しかけた時、
「マスター、出来た。」
と、アイラが声をかけてきた。
出来たのはパズーカの弾を乗せて飛び出す部分、なんと木製だ。なんか知らないけど、先端部分が空洞っぽいけど…
「ん?あぁ、ずっと作ってくれてたヤツか…試験的に飛ばしてみるか?」
「うん、それが良いと思う。」
と、二人で、パズーカの砲身を持ち、外に出る。
「…で、弾はどぉ入れるんだ?」
オレは疑問を口にしてみた。
「弾は後ろから。」
なるほど、この砲身が筒になってるのはソレが理由なのかな?
取り敢えずセットしてみて貰う。
アイラは、砲身の後ろから、カチャって音がするまで弾を押し込んだ。
「コレで良い。ただ、私には法力が無いから、試し打ちは出来ない。」
法力が無い?調べたのかな?
「なんで法力が無いんだ?」
「知らない。でも、紅葉に聞いたら、全く無いって…どんなに頑張っても使えないって言われた。」
って事は…
「鈴鹿御前…九尾の狐様の血か、坂上田村麻呂の血か…ソレともこの惑星(星)の性質か…仮説は幾つも有るけど…ま、地球に法力が無かったんだから、使えなくてもそんなに不便は…」
「ウォータークローゼットがちょっと使い難い…」
あ…そぉだよ!!女の子には死活問題だよ!!
「そぉ云う事は早く言っててくれ…日本人の、ましてや男には気付かない所だぞ…」
「…そぉ?解った。不便が有ったら、全部報告する。」
「そぉしてくれると助かる。そぉだな…取り敢えず、地球の技術を使って何か作ると良いかな?」
「うん。そぉする。」
アイラは少し笑顔になって、そぉ言った。
「よっと。」
オレは空砲の入ったパズーカ?を肩に担いだ。
なるほど、パズーカの中の弾はほとんど動かないな。
そして、砲身の引き金を引いてみた。
軽くカチっと音がして、弾を止めていた何かが外れ、弾が撃ち出された。
弾に描いている式が直ぐに発動し、弾が打ち出される。
その瞬間に、何の衝撃も無い。コレなら子供でも扱える…逆に言えば、取り扱い要注意だな。
撃ち出された弾はほぼほぼ直進し、狙った所に着弾…したのか?良く解らない…
砲身から弾が出た時、羽根が生えたのが見て取れたし、回転しながら直進したのも解った。ソレだけだけどね。秒速約百メートル…オレの動体視力では確認は出来なかったよ…
アイラと二人で飛んだ所を確認しに行った。
今回の弾には粉々になる式は組んで無いから、真っ直ぐ行けば見付かるとは思うけど…
暫く歩くと…
「マスター!!在った!!真っ直ぐ飛んでたみたい。計算通り!!」
金髪美女がドヤ顔をする。美人は何をしても様になるから、なんかムカつく…
「流石アイラだな。早速量産してくれるか?」
「アイシー!!」
アイラ満面の笑みで、オレの申し出を受けてくれた。
「つか、ボム弾をいくつも同じ大きさで量産も必要だよな…」
「だからここに隙間作ってる。」
「あぁ、ココに乗せて飛ばすんだな。なるほど、理に適ってるな。ぢゃぁ、コレに合わせて作れば良いのか?」
「そぉだよ。」
「解った。」
と、試作品の発射装置を持って、ラビッシュ(ごみ)の所に向かう。
「生きてるか?」
「生きてるよ…どぉした?」
「この前作った、爆発するヤツなんだが、コレに入る大きさで量産してくれ。中に式を組み込むからな。」
「あぁ、この前のを作るんだな?」
「あぁ、大きさはこの中に入る程度でな。」
「ふむふむ…魔力…コッチぢゃ法力だっけ?尽きるまで、頑張ってやる。」
「ソレで良い。オレは式を書いて、簡単に量産出来る様に準備するから、取り敢えず一個作ってくれ。」
「あぁ、ちょっと待ってろ。」
と、ラビッシュは一つを完成させてくれた。
大きさも確認したけど、丁度良い感じだ。
オレは、その出来たての半丸を一つ取り、縊の所に来た。
「また難しい注文を…今すぐ必要なんですね?」
「あぁ、コト連合の命運がかかった仕事だからな。」
「そぉですか…まぁ、やれと云うならやりますけどね…」
「なら頼むぞ。オレは転写出来る様に紙に起こすから。」
「はい。なるべく早く作りますよ。」
と、オレは縊に、半球の内側の形に合わせた木型を注文した。
そしてオレは、ソレに彫る式を描く。ソレが出来たら、スタンプみたいに捺す。そんな感じで量産する予定だ。
程なくオレの方は出来上がった時、縊も半球状の木を完成させていた。
「あとは、細部を綺麗にすれば終わりですよ。」
「忙しいのに済まんな。」
と、この作業は思ったより早く終わった。
おれの方もハンコの様に文字を浮き彫りにする様に、縊の作った半球状の木を彫っていく。コレで量産は可能になった。
本当は、他のみんなにも手伝って貰えばもっと早く作れるんだろぉな…久清とか、土の法術が使えるヤツ等を頼るか…
と、云う事で、土の法術を使える者達と、同じ数の人を集め、訓練もそっち除けで作業をする事になった。
縊にも追加で発注し、半休をいっぱい作って貰い、オレはソレにどんどん、式を掘っていった。
ちなみに、縊はオレの仕事の後、アイラを手伝って貰った。
翌日の夜には数万発の弾が完成して、出来た弾の試し撃ちもしたけど、結果は大成功だったよ。
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お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




