第五百六十七話 ツッコまれた記憶
さて、鑑連の考えてるモノは出来るんでしょぉか?
ゔっ…オレはバカだったのか!?
「…で…本気でソレを作りたいと仰るので?」
九尾の村に帰ってから、アイラの所に、島田先生、涼さん、椿を連れて行って、オレの考えを説明したら、島田先生がそんな事を言って来た。
「そぉだけど…何か不味いかな?」
自由に、かなりの速さで飛べて、ホバリングも出来て、爆弾搭載可能な飛行機?ドローン?そんなモノを作りたいって言ったんだよね。
「そんなモノ、おいそれと賛成出来ませんよ!!」
大声で拒否されちゃったよ…
「なんでだよ?」
《オーバーテクノロジー》
と、アイラが口にした。
《船もまだ帆船のこの地に、飛行機?ドローン?まだダメだと思う。ダヴィンチみたいな人も居るだろぉけど、流石に航空戦力は早すぎるんぢゃ無いかな?マスターはバカなの?》
との事だった…最後の一言は不要かと思うんだけど!?
この言葉は、椿が同時通訳してくれてるから、島田先生も涼さんにも伝わっている。
《…とは云うけどさ?向こうの技術力がまだハッキリと解って無いし、火薬の存在は無視出来ないだろ?》
《でも、やり過ぎ。もし、向こうに航空戦力が有るなら、その情報も入って来て然るべき。マスターのバイクを改造して、一人乗りで、遊ぶ目的なら良いかも知れないけど、戦力として投入するなら今はまだ反対。》
《そっかぁ…遊ぶ目的でなら良いのか?》
《絶対に、今ココに居るメンバー以外に見られないって条件が付く。》
《それって、作るなって言ってる様なモンぢゃね!?》
《そぉ言ってる。》
《なら、火薬を使った兵器に、どぉ対応するんだ?》
《取り敢えず、車を改良して戦車にするのはどぉ?弾の先端部に爆発物を付けて撃ち出せば、対応可能。》
と、戦車と云う意見が出た。戦車かぁ…待てよ…
《空も飛べる戦車ってどぉかな?高度は三メートル程度でさ、キャタピラが、不要な感じで…》
《却下。浮かぶのもダメ。》
どぉ有っても、宙に浮くのはダメらしい…男のロマンが…
「うわぁ…鑑連様って、英語ペラペラなんだ!?しかも、椿ちゃんも同時通訳とか、スゴいなぁ…どこで習ったの?」
って、涼さんは、話の内容と違う所で驚かないで下さい。
「ソレは今カンケー無いから!!話の内容解ってるか?」
すかさず、島田先生が待ったをかけてくれた。
「済みません、話の腰を折りまして…」
と島田先生は恐縮するけど、ヒートアップしそぉになってたから丁度良かったのかも。
「いや、気にしないで下さい。所で、椿と涼さんの意見は?」
と、島田先生に気にするなと言ってから、ココまで傍観してた二人にも意見を求めた。
「そぉだね…アイラさんの言う事はもっともだと思うけど、いずれは必要になるモノだとは思うな…こっちでなら、かなり価格も抑えられるだろぉし、でも…戦で使うってのはイヤかな…私はバズーカとか、そんなのが良いと思うよ?」
「うん…戦って戦争だよね?ソレ自体反対なんだけど…」
と、椿も涼さんも基本的に反対の立場だ。そして出た案は、椿からはバズーカ。アイラからは戦車。簡単に作れるのはバズーカだな…
涼さんに至っては、戦自体反対みたいだな…平和な日本で生まれ育った平和な考え方だな…
「涼さん、厳しい事を言いますけど、戦争反対って言ってるだけだと、一方的になぶり殺しにされるだけですよ。ソレがこの世界の当たり前なんです。悲しいですけどね…」
「…そぉなんですね…」
「はい。外敵は排除しなくてはならないんですよ。」
オレの言葉に、涼さんは黙り込み、俯いてしまった。
平和な日本での感覚が抜けて無いんだな…
「ねぇ、ホントに飛行機作るつもりだったの?」
椿に聞かれた。
「うん…」
「ホントにバカなの!?連合の人達も引きまくるよ?コレまでもやり過ぎだったのに…」
「なに!?自重してたつもりなんだが!?」
《自重?アレで?トラクターとか重機とか…やり過ぎなのに自重?自重って、辞書で引いてみる?》
「アレは自重とは言い難いのですが…」
「あの…皆さん?コレはいぢめなんですか?」
椿の言葉に、素直に返事したら、涼さん以外から総ツッコミを貰った…オレの何が悪かったんだろ?
そんな風にワイワイしていたら、こんこんこんと扉が叩かれ、腹黒女官さんが、
「皆さん、お茶をお持ちしましたわ。」
と、お茶を持って来てくれた。
「あっ!!波津さん!!聞いて下さい!!」
椿がココまでの話の経緯を話し出した。
「あら?そぉなんですね…鑑連様?」
ぎらりと腹黒女官さんの目が光ったかと思ったら、
「自重してたのですか?」
「えっ?あ…うん…一応、やり過ぎない様には考えてはいたけど…」
「ソレで今の状況なのですね?」
「えっと…はい…」
「ソレで、今度は空から攻撃出来る様にと考えたと…?」
「…はい…」
なんか腹黒女官さんからの圧が上がった感じがするんだけど…
「はぁ…ソレを皆さんに反対されてヘコんでいると?」
「…は、はい…」
しゅんとするオレを、みんなが珍しいモノでも見るかの様に凝視している。
「作れば良いでは無いですか。」
「「「「「えっ!?」」」」」
地球出身の五人の声が重なった。
「秘匿すれば大丈夫です!!長様の絶対有利が揺るがなければ何でもアリですわ!!」
あ、この人の判断基準そこなんだ…盲点だったなぁ…
「えと…波津殿はあぁ言ってるけど.どぉなんだろ?」
腹黒女官さんの許可が出たのを良い事に、みんなに聞いてみた。
「許可が出たなら…良いと思いますが…」
「まさか許可が出るとは思わなかったよ…」
「アンビリーバブル…」
「良いんだ…」
なんか許可が出たから、空を飛ぶモノを作る事にしてみた。
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お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




