第五百六十二話 生誕の儀の記憶
エッチな女の子になったって…鑑連君はやり過ぎなんだよ!!色んな意味で…
そぉ云うヲチだったのね…
朝食後、謁見殿の食堂で、瑠衣をあやす紅葉にご飯を食べさせながら、
「…で、波津殿、ソロソロコッチでの仕事内容を…」
教えてよ。と言おぉとしたんだけど、昨日と同じく、蛇に睨まれた蛙になっちゃったよ…
くそっ!!なんで教えてくれないんだ!?
「今日の鑑連様は黙って出番を待つ。ソレがお仕事ですわ。」
「え?あ…いや…そのね?その出番ってのが良く解らないんだけど…」
「これ以上は知らなくて良い事です。解りましたね?」
腹黒女官さんの有無を言わせない目付きに、
「…はい…」
って返事をするしか出来なかったよ。
「まったく、旦那様は波津ちゃんには勝てないやよね。」
隣でオレに餌付けされてる紅葉がにまにましながらそんな事を言う。
「紅葉も勝てないだろ?」
「勝とぉとか思って無いやよ。いつもお仕事手伝って貰ってるんやよ?わっちは感謝しかしてないやよ。」
と、あっけらかんと言っている…流石は主上陛下って所だな…
「もぉ…旦那様は完璧にこなそぉとし過ぎだよ。」
「そぉそぉ、波津お姉さんにはあまり逆らわない方が良いよ?」
椿と楓にまでそんな事を言われた。
妊娠中と云う事もあってか、椿は食欲旺盛だなぁ…太っても知らないぞぉ?
そんな朝食も終わり、オレは、腹黒女官さんに、「お出かけはしてはイケませんからね?」って言われてるので、奥さん達といちゃいちゃしながら、瑠衣をあやしながら過ごした。
そんな平和な時間を潰すかの如く、腹黒女官さんが、
「はいはい、皆さん、出番ですよ。そのままの格好で良いですからコチラに来て下さい。瑠衣様は長様が連れて来て下さいね。」
「解ったやよ。」
紅葉が返事をして、みんなで腹黒女官さんの後に続く。
「あ、長様、垂衣をお着け下さい。瑠衣様は鑑連様がお抱きになって下さい。」
たれぎぬって何だろ?とか思いながら瑠衣を抱っこして、紅葉を見遣ると、たまに付けてる顔を隠す布を着けていた…アレ、垂衣って云うんだ…初めて知ったよ…
垂衣を着けた紅葉に瑠衣を取られ、なんか腕が淋しい…
そして、謁見の間の隣、お偉いさんが畳に座って会談する部屋に連れて来られ、その上座に当たる一段高い所に座らされる。
オレの右側に紅葉、左に椿と楓…
「こんな感じですわね。さて、アナタ。アナタはこっちですわ。」
と、腹黒女官さんに言われて、道雪が紅葉の右前に座る。
「そして、親家様はコチラですわ。」
と、部屋で待機していた親家が楓の左前に座る。
道雪と親家は一段下がった所だ。この並びに何の意味が有るんだろ?
「ではすぐに始めますので、そのままお待ち下さいな。」
と、腹黒女官さんはどこかに行ってしまった。
何が始まるんだろ?
「なんで、こんななってるのかや?」
紅葉も何も知らされて無いみたいだね。
「この状況を鑑みるに、誰かが挨拶に来た…そんな感じかな?」
オレが応えると、
「…にしても、なんか仰々しいやよ?」
「そぉだな…道雪は何か聞いてない?」
オレに話を振られた道雪は、
「このお勤めが終わるまでは喋らない様にと言われてますので…」
うん…秘密って事か…腹黒女官さんも徹底してるなぁ…
と、待つ事三分程、腹黒女官さんが帰って来て、道雪の隣に座る。
そして、正面の襖が開き、帝、将軍、勘兵衛、じじぃ、正雪、忠相、兼光、久盛とタテノ、カリーゼ王にシトルガーナ、そしてクミン…関係国の国主が勢揃いですか…そぉですか…
「主上陛下におかれましてはご機嫌麗しく。この度の無事の御出産、臣下一堂、天上の喜びであります。御出産おめでとぉございます!!」
と、座った帝がそぉ言うと、
「御出産おめでどぉございます!!」
と、全員が声を揃えて、頭を下げて来た。
なんなんだよコレ!?こぉ云うヲチか!!腹黒女官さん!?
オレが、腹黒女官さんを見ると、イタズラが上手く行った!!みたいな表情をしてやがるし…
「…あ…うむ、皆ありがとぉ…面を上げるが良いやよ。」
流石紅葉!!こんな状況でもちゃんと主上陛下を出来てるぞ!!ってか、オレ達みんな普段着なんだけど良いのか!?
ソレから、瑠衣の生誕を祝う貢ぎ物の目録が腹黒女官さんに読み上げられ、何故かオレが受け取らされた。
「…皆さんのお心遣い感謝致します。今後ともよろしくお願いします。」
と、高い位置から一歩降りて、みんなと同じ高さの所に降り、座礼をして感謝を伝えた。
そこオレに倣ってか、紅葉も椿も楓も降りて来て、同様に頭を下げた。
コレにはみんな面喰らったみたいだ。そりゃそぉだ。オレ達だけならまだしも、紅葉まで同じ高さで頭を下げてるんだから…
「コレにて、松岡瑠衣様生誕の儀を終わります。」
と、腹黒女官さんが宣言し、お開きになった。
くそっ!!後でなんか文句言ってやる!!
あれ?ソレはそぉと、姫した姓ぢゃ無くて良いのか!?主上陛下になるんだぞ?
みんなが居なくなったその部屋で、オレは疑問を投げかけた。
「…で、波津殿?この為にオレ達に秘密にしていたと?」
「おほほほほ…楽しんで頂けて嬉しいですわ。」
「楽しめて無いわい。」
精一杯の虚勢を張り、もぉ一つの質問をする。
「ソレはそぉと、瑠衣は姫島姓ぢゃ無くて良かったの?」
オレの質問に、紅葉が答えてくれた。
「そんなの、主上になってから改名すれば良いやよ。ソレまでは皆と一緒に育つのが良いやよ。」
との事だった。
その後、全員で、庭で立食形式のお昼ご飯になった。人数が多いし、近況報告会や、挨拶等、色々一気にしてしまおうって事らしい。
その会食は夜まで続いた。
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お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




