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(仮)日本古武術の可能性  作者: ちまき
第二十六章
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第五百六十一話 稽古の時間の記憶

鑑連はパパと呼ばれたかったみたいですね。

男同士で汗はキツいよなぁ…



瑠衣が産まれて十日、オレと紅葉と瑠衣、椿、楓、腹黒女官さん、道雪、鑑雪あきゆきの八人は謁見殿に来ていた。なんでもコッチでする仕事かあるからだとか…謁見ぢゃ無いんだな…


「ほぉら、瑠衣ぃ〜コッチが親連ちかつらやよぉ〜。将来のお婿さんやよ。」


と、紅葉は瑠衣と親連を引き合わせている。


「うぅ…今から胃が痛くなって来たよ…こんな可愛い娘が親連の毒牙にかかる予定とか…」

「何を言ってるのかや?わっち達を毒牙にかけまくってるこの男は…」

「えっ!?」

「そぉだよ?長様の言う通りだよ?」

「だよねぇ…私だけならいざ知らず、楓ちゃんみたいに可愛い娘から、アイラさんみたいな金髪美女まで、何人囲ってるんだか…」


何故か、みんなに責められ出したぞ!?旗色最悪ぢゃね?


「ソレに、このコトの女の子で、早くに婚姻相手が決まるのは、とても良い事なのですよ。生涯未婚の女性も少なく無いのですから。」


と、腹黒女官さんが、オレの背後から、現れた。


「えと…はい…」


うん、神様が、この女には逆らうなッお告げを下さってるから、大人しくしてよ。


「ま、奥さんが三人も居て、更に複数の妾なんて持ってるとか、とんだ好色も居たものですわね。」


オレが望んでお妾さんにしたワケぢゃ無いんだけど!?


「まぁ、ソレは良いとして、明日は忙しくなりますわよ。」


と、腹黒女官さんがそんな事を言う。


「あの…何をするんですか?」


オレは恐る恐る訊ねた。

腹黒女官さんは、オレを睨み付け、


「何もしなくてもよろしいです。何もしないで下さい。こちらのか指示に従うのが明日の仕事です。」


なんて、ワケの解らない事を言われて黙ってられるか!!そんな横暴にオレは一言言ってやる!!


「…解りました…」


イヤ!!ムリムリ!!あの目で睨まれたら、オレなんか、ヘビに睨まれた蛙だよ!!なにこの人!?道端のゴミでも見る様な目で…

道雪は良くこの人と夫婦してるなぁ…


「解れば良いのです。まぁ、今日はゆっくりとしていて下さいね。」


って今度は天使の笑顔か!?この人が一番理解に苦しむよ…

ま、今日は言われた通り、ゆっくり…


「殿、一手御教授願えませぬか?」


…出来なくなったよ…腹黒女官さんと入れ替わりに入って来た道雪と稽古かぁ…


「ん〜…まぁ、解った。少し動くか。瑠衣ぃ〜、パパ頑張るから応援してくれよぉ〜」


オレが話しかけると、笑顔で「あばあば」と返事をしてくれて、やる気が出て来た。

庭に出て、道雪に訊いてみた。


「…で、何を教わりたいんだ?剣に関してはオレより強いだろ?」

「…そこも今一自信が持てませぬが…今は、剣以外ですな。」

「剣以外?」

「はい。平たく云えば、体術です。最初の時、あの女頭領の屋敷で戦った時、殿は素手でした…素手の者と、本気で立ち合い負けたのは初めてでして…」

「なるほど…ソレで一手御教授って言い回しだったのか…」

「はい。」

「ソレで…どんなのを習いたいんだ?」

「そぉですね…見切り…でしょぉか?」

「見切り?」

「はい。あの時も、私の剣を完全に見切って間でしたので…」

「見切れて無いぞ?」

「えっ!?」

「あの時、お前に勝てたのは…予測出来ていたからだ。例えば…」


オレは居合…[紫電]の構えを取った。


「…ココから、どんな業をどんな風に出すか解るか?」

「…恐らくは、抜き討ちでしょぉか?胴を薙ぐか、首を斬るか、足に来るか…」

「あぁ、そぉだ。その三択はどこで見極める?」


オレの質問に暫し考えての道雪の答えは、


「抜く瞬間の腕の軌道とかでしょぉか?」

「そぉだな。ソレも一つの解答だけど、気を付けるべきはそこぢゃ無い。」

「ソコでは無い?と、申されますと?」

「一番に見るのは、抜く瞬間を感じ取る事だ。抜いてから判断して躱す、反撃するのは、まさに神業だ。そんなんで見切れるとなると、子安殿くらいにならなきゃ不可能だよ。」

「子安…殿?子安遥仁様の事ですか?」

「あぁ、ま、子安殿曰く、読みの領域なんだとさ。そんなの普通には無理だろ?ならどこを見極めるか?」

「そぉですね…間合いの外に出るくらいしか思い付きませぬ。」

「ソレも一つの手だけど、ソレぢゃコッチの攻撃も届かないし、二の太刀、三の太刀までは躱せ無い。オレはどぉ動いていた?」


オレの言葉に道雪は思い出す様に考える。


「あの時…私が動く寸前に、次の動きが解っていたかの様に動かれてましたね?」

「そぉ、相手の呼吸を見て、どぉ動くか、動く瞬間を先に見極める。ソレが出来たからこそ、あの時、お前に勝てたんだ。」

「呼吸…ですか…」

「あぁ、極限状態になれば、不思議と呼吸は規則正しく働くもんだよ。」

「なるほど…」

「お前の場合、なまじ強いから、ソコの修練が疎かになってたのかもな。」

「確かに、そんな事考えてませんでしたな。」

「よし!!今日はソコを意識して、動いてみたらどぉだ?」

「はい!!」


と、それから夕飯まで、男二人でみっちり汗を流した。

くそっ!!同じ汗なら布団でかきたかったよ…奥さん達を相手に…

因みに、楓もかなりの好きモノに育ってしまい、かなり激しい攻防になるんだよね…

その日の夜、楓が満足して寝たのは、五回戦した後だった…

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

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